いるまくんと恋の病

CAST松尾そのま

作者：ニコちゃん

2024.07.13

私は、そのま。
中学２年生!!

学校ではおとなしいけど
友達や家族と一緒にいるときは
けっこう明るいキャラ！

―──＊　ある日　＊───

そのま「おはよー」

りりか「おはよ！」

りりかとは
小学生からの親友!!

同じクラスなんだ。

そのま「りりか
数学どこだっけ？」

りりか「Ａだよ！」

そのま「そっか。
私、Ｃだから！
じゃあまたね！」

りりか「ばいばーい」

―──＊　数学の授業中　＊───

そのま「あ～。
数学ってほんとやだ」

先生「席はくじ引きで決めまーす！」

そのま「いい人と隣がいいな」

先生「では、くじを引いてください」

そのま「うわ！　男子と隣だ。
でも結構イケメン！」

これはこれでいいのかも！

いるま「女子と隣だ。
でも可愛くて優しそう！」

先生「じゃあこの答え
隣の人と話し合ってね」

そのま「えーっと、何だと思う？」

いるま「たぶんだけど
３分の２ｘだと思う」

そのま「うわ！
私、間違ってた。
ありがと/////」

いるま「だいじょぶだよ」

そのま（めっちゃ優しい！）

キーンコーンカーンコーン

―──＊　休み時間　＊───

りりか「あ～、疲れた」

そのま「だね」

りりか「なんかそのま顔赤い？」

そのま（え！　うそ。
もしかして私
いるまくんに恋したとか）

りりか「熱でもあるの？
保健室行ってきなよ」

そのま「うん」

―──＊　保健室　＊───

そのま「すみませーん！
体が熱くて」

先生「じゃあ熱、はかろっか」

そのま「うわ！
３８．５℃だ」

先生「たぶんこれ
『恋の病びょう』だね」

そのま（もしかして私、
いるまくんに本気で
恋しちゃった???）

先生「まあベットで休んどいて」

そのま「はい」

＊───　３０分後　───＊

いるま「すみません。
体が熱くて」

先生「いるまくんも？
さっきもう１人きたんだけど」

そのま（もしかして。
この声は、いるまくん！
体が熱いとか言ってるけど）

「恋の病びょう」

？（ってことは、両思い？）

先生「これは、恋の病びょうだね」

いるま「もしかして。
さっき来た子って
そのまちゃんですか？」

先生「そうだけど」

いるま「やっぱり。
ベットいってもいいですか？」

先生「いいよ！」

そのま・いるま「あ！」

いるま「さっき会ったときから
そのまちゃん好きだった！
付き合ってくれない？」

そのま「いいよ！
私も好きだった」

こうして恋の病びょうは
消えさった。

＊ｅｎｄ＊