メガネの魔法

CAST松尾そのま

作者：きょんきょん

2024.09.29

松尾そのまです！
中学校生活満喫中！

あーっ
授業始まるっ！

日直「授業始めます！　礼！」

そのま「あっ！　教科書忘れた！」

りりか「一緒に見よ！」

そのま「ありがとう！」

りりかは、私の親友！

あたふたしてたら、
もう昼休み！

リョウとメガネの話で
盛り上がってたら・・・

リョウ「そういえば、
お前のメガネ似合ってね？」

そのま「えっ・・・」

この人は、リョウ！
いっつもからかって
笑ってくれる相手
なんだけど・・・？

あっ！
言ってなかった！
私、メガネつけてます！

まあリョウも
メガネつけてて・・・

それにしても今の・・・

りりか「どうした？
そのま！
ぼーっとしてるけど！」

そのま「なっ！
なんでもないよ！」

りりか「もしや・・・（ニヤニヤ）
いやっ！
ゆわないでおくわ！」

そのま「なにそれ！」

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

それから、あっという間に
１日が終わった！

今日は、りりかと
カラオケ行く予定だから
帰りが遅くなります！

そして・・・
カラオケ終わった
６時半・・・

りりか「じゃあねー！」

そのま「また！」

そのま「ん？」

そのま「あっ！　あれは・・・」

私の瞳に映ったのは
ランニングしている・・・リョウ！

ニコ学で、持久走１位なのは
そういうことなのか・・・

私、今『キュン』ってした？

いやいや！
私は恋愛に興味なんかないから！

そう、私は、名づけて
恋愛恐怖症があって、、

前、付き合ったこと
あるんだけど・・・

彼氏に裏切られて、
いじめを受けたことがあるんだ。

この彼氏が悪いことするかは
わからないけど・・・
りりかだけが知っている私の秘密！

まぁ、今日のところは
これにて！

・＊。・　次の日（土曜日）　・。＊・

りりか「おーい！
そのま！　そのま！」

そのま（ぼーっ）

りりか「そ・の・ま！」

そのま「あーっ！
って、りりか！
もう居たの?!」

りりか「いやっ！
もう１０分前からいるよ！」

そのま「あーーーそう！」

りりか「全く！
そのま！　なんか変！
何かあったんじゃない？」

そのま「それは・・・」

私は、りりかに
全てを話した。

りりか「そっか～！
軽々しく告白とも
いかないわけか・・・
そのまには、まあ・・・
あるもんね・・・」

そのま「うん・・・」

りりか「じゃあ！
『垢抜け大作戦！』しよ！」

そのま「なんで垢抜け?!」

りりか「垢抜けたら
きっと恋にも影響が
あるかもしれないじゃん！」

そのま「そうかも！」

りりか「じゃあさっそく勉強しよ！」

私達はそれからニコラという
雑誌を読んだり、ネットで調べて
『垢抜け大作戦！』を頑張った！

もちろん、りりかと私で！

でも・・・

そのま「りりか！
でも・・・
恋愛無理かも・・・」

りりか「そっか～・・・
じゃあ、こういうのはどう？
安全な人かわかってから
告白するの！」

そのま「それいい！」

りりか「じゃあさっそく実行ね！」

そのま「うん」

私達の距離は
どんどん縮んでいった。

一緒に話をしたり、
ランニングしたり、
教科書貸してもらったり・・・
カフェ行ったり・・・

・＊。・　ある日　・。＊・

リョウ「今日の昼休み
屋上きて・・・！」

そのま「うん・・・！」

この緊張感からして
告白されるってことは
なんとなく予想できた。

でも、なんだか・・・

私までが
ドキドキしてきた。

だって・・・
断らないといけないから・・・

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

そして、昼休み。

リョウ「付き合って・・・ください！」

そのま「それは・・・」

リョウ「わかってる！
お前が恋愛怖いことは！
俺も見てた。
お前がいじめられてるとこ・・・
でも助けられなくて・・・
俺が弱くて・・・
だから今、俺の大好きな・・・
そのまいや、彼女を守ってやりたいと
思ったんだ・・・どう・・・かな？」

この言い方から、リョウが
本気で言っていることがわかった。

なんだか、怖いというより
付き合いたいという思いが
大きくなった。

そのま「絶対いじめない？」

リョウ「絶対ぜーったいにしない！」

リョウの瞳から
俺は絶対にしないというのが
伝わった。

そのま「じゃあ付き合いたい！」

リョウ「ありがとう！」

そのま「指切りげんまんしよ！」

リョウ「うん」

そのま＆リョウ「♪指切りげんまん
嘘ついたらハリセンボンの～ます！
指切った！」

そのま「これでもう恋人！」

リョウ「だな！」

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

後日りりかに話すと・・・

りりか「よかったじゃん！
私も付き合ったよ！」

そのま「えっ！　誰と？」

りりか「ヒーミツー！」

そのま「教えてよ～！」

この恋が叶ったのも
メガネのおかげ！

こんな平和な日が
続きますように！

＊Happy Happy end＊