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桜の花が咲く頃に貴方は私の横にいますか?

CAST松尾 そのま松尾 そのま

作者:真咲

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.03.28

皆さんこんにちは!
松尾そのまです!





3年A組の学級委員長を
やってます!





?「そーのまっ!
この資料どうすればいい??」





そのま「あ、あずかる!
ヒナノ!
今日も一緒に帰ろ!」





ヒナノ「了解!
靴箱で待ってるね!」





ヒナノは私の親友!





そしてヒナノも学級委員長を
やってます!





キーンコーンカーンコーン





ヒナノ「そのま、私、
チャイムなったから
もう教室いくね!」





そのま「うん!
じゃあ放課後、靴箱で!」





ヒナノ「はーい!」





ガラガラッ





先生「おはようございます、
今日は大事な報告があります」





先生「実は、うちのクラスの今井君が
いま入院してます」





周りはざわつき始めた。





「まじで?!」





「ハルト、
部活きてなかったもんな」





入院??
だいじょうぶなのかな??





先生「みんな静かにしなさい。
だから今井君は
しばらく学校に来れません」





ハルトくんは
クラスの中心的存在。





なんか寂しいな・・・















*。・ 放課後 ・。*





そのま「ヒナノー!
うちのクラスの・・・」





ヒナノ「うわさは聞いたよ。
入院したんだってね」





そのま「もううわさ、
広まってるんだ!」





ヒナノ「うん、大変だね」





パタパタパタパタ





先生「松尾さーん!」





遠くから先生の声が
聞こえた。





そのま「なんですか??」





先生「松尾さんよかったら
お見舞いに行ってあげてくれない?
学級委員長だから
お願いしたいんだけど・・・」





ああ、そっか!





そのま「あ、わかりました!」





先生「とりあえず・・・
これが病院までの地図で
これがプリントだから!
お見舞いよろしくね!」





パタパタパタパタ





そのま「ヒナノー、ついてきて!」





私は結構、人見知り!





ハルトくんとも
あんまりしゃべったことないし・・・





ヒナノ「ごめん!
今日用事あるから、
ついていけないや!
ほんとにごめんね!」





そのま「そっか・・・だいじょうぶ!」





ヒナノ「方向は一緒だから
途中まで一緒にかえろ!」





そのま「うん!」















*。・ 病院前 ・。*





そのま「じゃあ行ってくる!」





ヒナノ「ついていけなくてごめんねー汗
じゃあ、また明日ー!」













*。・ 病院 ・。*





そのま「504って
ここの部屋だな・・・
失礼しまーす」





緊張する。





こういうときって
何話せばいいんだろ。





そう思ってたとき。





ハルト「はーい、って
もしかして松尾さん??」





そのま「あ、うん!
松尾そのまです!
プリント届けに来ました!」





ハルト「わざわざありがとう!(ニコッ」





ドキッ





なにあの笑顔!
反則だよ!





あれ?
ドキッって、なに?





ときめいちゃってるよ!





ハルト「みんな驚いてた??笑」





そのま「う、うん!
すごい驚いてた!」





ハルト「そっか!
俺、命にかかわる
病気なんだ・・・」





そのま「え? そんな、ホント??」





ハルト「・・・うそだよ」





ハルトくん・・・





うそだよって言った顔が
すごい切なかった。





きっと本当なんだな。
無理して隠そうとしてる。





そのま「私!
なんでもするから!!!」





ハルト「えっ?」





そのま「私また、明日も明後日も
毎日来る!
話し相手になるから!」





ハルト「ははっ、ありがとう(ニコッ」





ハルトくんは
また切なそうに笑った。





ハルト君の心からの笑顔が
見たいな。





そして私は言った通り
毎日病院に通った。





クラスの話や
自分の小学校の頃の話や
友達の話。





いろんな話に、ハルトくんは
うなずきながら聞いてくれた。





そして、私にとって
ハルトくんが
「クラスメイト」から
「好きな人」になっていた。













**-・.・***・.・-**





そのま「もう卒業式の練習してるよ!」





ハルト「そうなんだ!
あっという間だもんね」





そのま「そうだね。
ハルトくんはいつ手術なの?」





ハルト「明日。明日にあるんだ」





そのま「えっ! そうなの!?
明日手術が成功したら・・・」





ハルト「明日で俺の運命は決まる。
明日手術成功したら
ギリギリ卒業式には行けるかな」





そのま「ほんと!!! やったー!」





ハルト「ねぇ。
明日から病院こないでほしい。
いつも楽しい話聞かせてもらえて
うれしかった。
手術成功したかは
卒業式の日に分かると思う。
だから、待っててほしい」





そのま「そっか。さびしいな」





ハルト「だいじょうぶ、
卒業式に会えるから(ニコッ」





そのま「そうだね・・・信じてる!!」





それから私は毎日
ハルトくんのことを考えていた。





手術が成功していなかったら
ハルトくんは
死んでしまっているかもしれない。





いや、成功してる。
信じてる。











 







*。・ 卒業式 ・。*





校長「これで第○○回、
ニコラ学園卒業式を終わります。礼」





ヒナノ「そのま、卒業おめでと!
・・・って、だいじょうぶ?」





そのま「なにが??」





ヒナノ「なにがって、そのま泣いてる・・・」





ハルトくんが
最後の最後まで来なかった。





ずっと待ってたのに・・・





そう考えると
涙が出てきてとまらない。





ハルト「松尾さん!」





そのま「えっ?」





後ろを振り返ると
元気そうなハルトくんがいた。





私はもっともっと
涙がとまらなくなった。





そのま「ハルトくん! 手術は??泣」





ハルト「成功した。
松尾さんのおかげでもあるよ。
ありがとう(ニコッ」





そのま「よかったー泣」





私はその場で崩れおちた。





ハルト「ずっと言いたくて
言えなかったんだけど・・・」





そのま「えっ・・・?」





ハルト「ずっと前から好きでした!
松尾さ・・・そのまちゃん!
つきあってください!」





そのま「心配したんだよ! ばか!
私の方がすきだもん!泣」









桜の花が咲く頃。
貴方は私の横でほほ笑んだ。





「大好き!!」







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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