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すぐ隣りにいたのに

CAST松尾 そのま松尾 そのま

作者:あいうえお

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.10.03

私は、そのま。





岬「そのま、はやく帰るぞ」





この人は、
幼なじみの岬。





そのま「まって。
あんた、朝は遅いくせに
なんで帰りは早いの!?」





岬「うるせーよ」





毎日言い合いをしてる。





そのま「あ、ねえ。
遊園地行きたい!」





岬「ガキか、お前ww
いつかな」





そのま「じゃあ、明日行こ!」





同級生のイルマとハルハを誘って
遊園地に行った。





そのま「次は、
イルミネーションみたい」





岬「お前、馬鹿か。今、夏だぞ。
でも・・・いつか見に行こうな」





無理やり
笑っているように見えた。





このときに気づいてたら・・・





そのま「約束ね」





岬「うん」





そのま「そういえばさ、岬・・・
え・・?」





倒れてた。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





すぐに、岬は運ばれた。





病院に駆けこんだ。





そこには、イルマがいた。





そのま「岬は!?」





イルマ「病室。
病気だって・・・結構重症の。
今日はもう無理って。
明日行ってみて」





イルマの言う通り
岬は重症の病気だった。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





次の日、お見舞いに行った。
苦しそうだった。





でも、無理やり
笑顔を作っていた。





岬「そのま・・・
来てくれたんだ・・・
ありがと」





そのま「あのね、私、
好きな人がいるの。
うざいし、めんどくさいけど
やさしくて、なんでも一生懸命で
気づいたらいつも
面倒事を押しつけられてる人。
そういうところが大嫌いで
ずっと好きだった」





涙がこぼれた。





岬「へー、いい人だな。
俺も好きな人がいたんだよ。
振り回されてばっかで、
馬鹿で、鈍感なやつだった。
でも、そんなとこも
どうでもいいくらい好きだった」





12年間そばにいたのに
笑っている。





でも、泣いている。





岬「今までありがと。これ読んで」





そのま「こちらこそ」





手紙を開けてみると
さらに涙がこぼれた。





—————–手 紙—————–


俺さ、好きな子がいたんだ。
3歳のときからずっと一緒で。
俺、素で愛される人って
好きじゃないんだよね。
俺がそうじゃないからかな。

やさしくて、なんでも一生懸命で
気づいたら、一番の面倒事を
押しつけられてる。

そんなところが大嫌いで。
どうしようもないくらい好きだった。

「そのま好きだ」

最後に伝えるのってカッコ悪いかな。
幸せにな。

—————————————–





涙がこぼれた。





泣きじゃくった。





イルミネーション
一緒に見に行こっていったのに。





まだまだ一緒にしたいこと
いっぱいあったのにな。





でも、1つだけ
確かなことがある。





岬への思いは、本物だった。





*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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