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CAST松尾 そのま松尾 そのま

作者:みうさん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.04.02

もうすぐ春なんだな・・・
ふと、松尾そのまは思った。





そのまは今年の春から高1。
部活は陸上部。





短距離走をやってるけど、
部内でも真ん中くらい。





そのまの部は人数が
70人近くいるから、
そのぶん競争率も高いのだ。





「あーあ。
校則とかなきゃいいのにー。
メイクとかしてみたーい。
ねぇ、ヒナノも思わない?」





「ウチはメイクとか
興味ないなぁ」





「そっかぁ・・・」





帰りはいつも
心友のヒナノと帰ってる。





そのまはオシャレや
メイクが大好きなのに、





同じ陸上部の女子は
全体的にそうゆうのに
興味がないみたい。





「あーあ・・・」





最近それが
口癖になってきた。





やだなぁ・・・
オバサンみたい・・・





「お、松尾じゃん!
おつかれー」





「え!? 竹内くん!
お、おつかれ!」





「おう!
そんじゃーな!」





あ、行っちゃった・・・





この人は、
私の片想いの相手。





サッカー部のエースだし、
クラスでも人気者。





私とは大違い。
かっこいいし。





私はメイクでもしなきゃ
自分に自信が持てない。





私はモテないし・・・





・・・て、最近
超ネガティブになってるな・・・





「ちょっとぉ、そのま、
何ボーっとしてんの?
そんなに竹内くんと話せて
うれしいワケ?(笑)」





「ち、ちがうよ!!
早く帰ろ!」















・*。・ 次の日 ・。*・





「次、体育じゃん!
やば! 着替えなきゃ・・・
あれ? 体育着なーい」





「どしたん?
早く行かないと
遅れちゃうよー」





「ごめん!
体育着なくしたみたいで・・・
ヒナノ、先行ってて!」





「ふーん」





どこだろう・・・





確かにロッカーの中に
入ってたのに・・・





「そのまどしたのー?」





「松尾なにしてんだよ(笑)」





はぁ・・・最悪。





まただ。
また上手く行かない。





「松尾、だいじょうぶ?
なんか探してんの?」





「あ、竹内くん。あの・・・
体育着、なくしちゃって。
知らないかな?
ピンクの袋に入ってるんだけど」





「もしかして、
うさぎの缶バッチついてる?」





「え?
どこにあるかわかる?!」





「あれ? さっき、十文字が
松尾に届けなきゃって
言ってたけど・・・」





え? ヒナノが?
なんで私の体育着を・・・?





「俺、十文字に聞いてみるよ」





そう言って竹内君は
駆け出した。





「おい! 十文字!」





廊下から竹内くんの声が
聞こえる。





なんでだろ・・・





なんとなく
嫌な予感がした。





「そのま」





「ヒナノ、私の体育着・・・」





「ごめんなさい!
うちが盗んで・・・隠したの」





え? なんで?





思ったことが
そのまま口にでた。





「なんで?
それ・・・マジ?
意味わかんない・・・」





裏切られた・・・
ヒナノに?





でもなんで?





「あ、あの・・・
そのまの好きな人って、
竹内くんだよね?
それ、ウチもなの。
ウチも竹内くんが好きで・・・」





いやいやいや。
マジないでしょ。





そこに竹内くんいるのに、
なに告白してんの?





しかも私の気もちも
バラしてるし。





自分で伝えたかった。





そんな勇気はないけど。





「それで、聞いちゃったの。
クラスの男子から。
竹内くんの好きな人って、
そのまなんでしょ?
それで、ムカついて・・・
だって悔しいじゃん!
なんで、私ばっか・・・」





「何言ってんの!?
悪いのはヒナノでしょ!
だからって私を困らすことないじゃん!
わたし達、心友じゃないの?
その程度の友情だったんだ!」





最悪、最悪、最悪!!





こんな姿、竹内くんに見られて・・・





しかも、ヒナノにも裏切られた。





「もういい!」





私はヒナノから
体育着を奪い取って、
すぐに駆け出した。





「そのま!」





「松尾・・・」















◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆





・・・そうして、
1週間くらいが過ぎた。





部活でもなんだか
ヒナノが気になっちゃうし、





なんか、なんか・・・
悪いのはヒナノなのに、
なんで私がもやもやしてんだろ・・・





「おい、松尾」





「あ、竹内君」





「ちょっと来てよ」





そういって、竹内君は
私を屋上に連れ出した。





そこには・・・
ヒナノがいた。





「なんでヒナノがいるの?」





「松尾、十文字。
俺、ふたりには仲よくしててほしいよ。
だって悲しいじゃん。俺のせいだろ?
こんなことになったの」





竹内くん・・・





「十文字は、確かに悪いことをした。
でもさ、松尾。その程度で
崩れるような友情じゃないだろ、
お前らは」





「そうだけど・・・」





「松尾。もう1回、
チャンスをあげてみれば?
十文字も、しっかり謝れよ」





「ごめん! そのま! 許して・・・
ごめん! ごめん!」





「いいよ。ヒナノ。
でも、もう、こんなことしないで。
私、悲しかったよ・・・」





「そのま・・・ありがとう!
ホントにありがとう!」





「うん!
ホントに良かった・・・!」





キーンコーンカーンコーン。





「やば! 俺行くわ!」





「ウチらもやばいよ!
そのま、行こ!」





そう言って、
私たちは駆け出した。





自然と笑みがあふれた。





また、いつものように
笑い合える気がした。





教室に行く途中、
竹内君が私に言った。





「松尾、昼休みに、
また屋上来てくんない?」





ヒナノが私にウィンクして
小声で言った。





「ウチのことは気にしないで。
がんば! そのま!」





「うん。
じゃ、昼休みに屋上ね」















◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆





そして、昼休み。





「あのさ、松尾、
なんかわかってるかも、
しんないけど・・・」





そういって、竹内君は
少しうつむいた。





「ちゃんと言いたかったんだ。
ずっと好きでした。
俺と、つきあってくれる?」





「ほんとに・・・? うれしい!
こちらこそ、よろしくね!」





こうして私は
友情も恋もゲットした。





今はすごく幸せ。





ヒナノも新しい恋を
見つけたみたい。





今では私たちも皆から公認の
有名カップル。





いろんなことがあったけど、
これが私の「青春」なんだ!







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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