３年間の思い出～青春も友情も恋も～

CAST有坂心花

作者：B∞Mらぶ

2025.03.29

コハナ「もう卒業か・・・・」

そう私は、声を漏らした。

私は、有坂心花。
高校２年生。

もうすぐニコラモデルを
卒業するんだ。

２０２２年にニコラに
入ってから約３年。
色々なことがあったな・・・

コハナ「はぁー、撮影つかれた～！」

タイヨウ「コハナ、おつかれ～！」

コハナ「あ、タイヨウ！
なんでここに？」

タイヨウ「ちょうど俺も
撮影終わったところ！」

コハナ「あぁ～～なんか
デート？　みたいな撮影か」

タイヨウ「そうそう！
じゃまたね～」

コハナ「うん！　またねー」

フタバ「そういえばさ、
私たちニコ☆プチのときよりも
めっちゃ成長したんじゃない？」

コハナ「そうだね！
なんだかニコ☆プチ時代が
なつかしいな～」

タイヨウ「よっ！」

コハナ「あ！　タイヨウ！」

フタバ「あれ、２人とも
いつの間に仲よくなってたの～？」

コハナ「うん！
なんかいつの間にかね～」

フタバ「そうなんだ！」

心の中（これは
恋を応援しなくちゃな！）

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

２０２５年、
私が卒業する年でもある。

新年早々
私は初詣に出かけた。

コハナ「それにしても寒っ！
人多っ！
って、あれ、もしかして
タイヨウかな？」

なんか私服新鮮・・・！

コハナ「・・・・え？」

なんで・・・・

タイヨウ「おみくじ引きに行く？」

フタバ「いいね！　大吉ねらおう！」

２人とも・・・・
めっちゃ仲よさそうに
話してる・・・・

タイヨウ「あれ？
コハナじゃない？」

フタバ「あ、本当だ！」

え、気づかれた？

フタバ「おーい、コハナ！」

え、なんで私
帰ろうとしてるの？

タイヨウがいるんだよ？

タイヨウ「聞こえてないのかな？」

え、なんで走ってくるの？
意味がわからない。

タイヨウ「なんで逃げるの～」

フタバ「もういいよ、
コハナにも何か事情が
あるのかもしれないし」

タイヨウ「そうなのかな・・・
心配だな」

・＊。・　家　・。＊・

コハナ「一体なんなの・・・」

走って家に帰ってから
ずっと胸がズキズキしてるんだよ。

これは・・・・何・・・？

ピロン

コハナ「ラインだ」

タイヨウ『やっほーコハナ
さっきニコラ神社にいた？
間違ってたらごめん。
なんで声かけたのに
走っていったのか
気になって聞きたいんだけど』

いやこっちも色々
聞きたいことでいっぱいだよ・・・・

でも私は
既読無視をしてしまった。

・＊。・　１週間後　・。＊・

コハナ「おはようございます・・」

フタバ「どうしたのコハナ？
元気ないよ？」

コハナ「なんでもないよ・・・」

フタバ「そっか、
なにか相談あったら
いつでも言ってね」

いま、言ったほうが
いいかな・・・・

コハナ「フタバ、実はね・・・・」

フタバ「え！　見られてたの?!」

コハナ「うん、
それでてっきり
２人はつきあってるって
思っちゃって・・・」

フタバ「私がタイヨウと
つきあうわけないよ～～。
私はコハナがタイヨウのこと
好きなの知ってるし」

コハナ「じゃあなんで
２人でお参りしてたの？」

フタバ「あぁ～あれはね、
もともと私１人で
初詣してたんだけど
偶然タイヨウと会ってね」

コハナ「そうなの？」

フタバ「うん、
それでお参りするときに
タイヨウが
『コハナとつきあえますように』
ってお願いして、
それからコハナを偶然見つけて
声かけたんだよ」

コハナ「え、タイヨウが？」

フタバ「なのにコハナ逃げちゃって
びっくりしちゃった」

コハナ「そうだったの・・・・
てっきり初詣デートしてるのかと
思って・・・・」

フタバ「私は、コハナのこと
応援してるよ。
いつか自分の気もち伝えてみたら？」

コハナ「うん・・・・そうしてみる！」

・＊。・　３月末卒業号撮影終了　・。＊・

コハナ「あ、タイヨウ・・・」

タイヨウ「コハナじゃん。
ちょうどいいところに」

コハナ「私も話したいことがあるの」

コハナ「ごめんね、
既読無視なんかして」

タイヨウ「全然、気にしてないよ
心配はしたけど、
・・・もしかして
俺がお願いしたことも聞いた？」

コハナ「うん、
フタバから聞いた」

タイヨウ「そうなの？
全部聞いたの？」

コハナ「うん・・・・」

タイヨウ「そっか、
じゃあここで
言わせてもらうけど」

コハナ「なに？」

タイヨウ「もう知ってるかもしれないけど、
俺、コハナが好きなんだ」

コハナ「やっぱり本当なんだ・・・・」

タイヨウ「卒業も兼ねて
俺とつきあってくれませんか？」

コハナ「・・・うん、
私も好き・・・！
私でよければおつきあい
させてください！」

タイヨウ「良かった、
コハナとつきあえて、
これからもよろしくね！」

コハナ「もちろん、」

フタバ心の中（２人とも
楽しそうでよかった！
お幸せにね！）

～HAPPY END～