恋のジンクスを信じた体育祭～君との大切な思い出～

CAST有坂心花

作者：はむちーずトースト

2023.07.26

こんにちは～！
コハナです～。

私はニコラ中学校に通っていて、
明日体育祭なんだ・・・・・

あと、私の学校には
昔から伝わっている
ジンクスがあって、

好きな人とハチマキを
交換すると、
恋が叶うらしい・・・

私なんか、そんなこと
できるわけないよ～。

・＊。・　学校　・。＊・

ルミ「おはよー」

コハナ「おっは～」

ルミは、私の友達！

ルミ「突然だけど、コハナって
好きな人いるの～？」

コハナ「うーん、いるけど・・・」

ルミ「えっ！　マジ～
体育祭でハチマキ交換したら～」

コハナ「いやいや、無理！」

ルミ「じゃあ、
取られてもいいのか～」

コハナ「も～ぅ、わかったよ」

ルミ（・・ていうか
コハナの好きな人((レン))
知ってるし！
手伝ってあげよっかな）

そして私は、
好きな人のクラスに行った。

コハナ「・・・・」

私が目にしたのは・・・・

ミアン「ねぇ～～
ハチマキ交換してぇ～」

レン「なんで？」

フタバ「なんでって～
こんなに好きなのに～」

レン「・・・・あっ」

コハナ「えっ・・・」

私は、好きな人と
目があってしまった。

コハナ「あっ・・・
なんでもないです・・」

レン「ちょっと待てよ」

私は、無我夢中に走った。

コハナ「はぁ・・はぁ・・」

私、失恋した。

レンは、かっこいい。

だからモテる。

それなのに私なんか・・

似合わないよね・・・

はぁ・・最悪だ・・

見なきゃよかった・・・

レンは「はぁ・・・はぁ・・・
やっと追いついた」

コハナ「・・・なんですか？」

レン「さっき俺に
なにか用があっただろ」

コハナ「いや・・・
なんでもな・・」

レン「俺とハチマキを
交換してくれないか？」

コハナ「えっ！
・・・私でいいんですか？」

レン「コハナがいいんだ」

コハナ「・・・・分かりま・・ううっ」

レン「敬語ダメ」

・＊。・　体育祭当日　・。＊・

ルミ「コハナ～っ
ハチマキ交換したでしょ！」

コハナ「えっ！
なんで分かったの？」

ルミ「昨日見てたよ～」

コハナ「もぅ～」

ミアン「あの～ぉ、このクラスに
コハナっている～ぅ？」

ルミ「（小声で）やばいよ。
昨日見てたよ、あの子達」

コハナ「・・・・なんですか？」

フタバ「ちょっと来て」

・＊。・　人気のないところで　・。＊・

ミアン「昨日見てたよ。
レンとハチマキを交換してるの」

コハナ「・・・・」

フタバ「あのさ～
私達もレンのこと
好きなんだけどさ～」

ミアン「なんで
私達の許可を得ずに
交換したの？」

コハナ「・・それは・・・」

ミアン「あ～もぅ！
ここで言うけど
レンとは関わらないでね！」

コハナ「えっ・・！」

フタバ「約束破ったら
どうなるか分かるよね？」

コハナ「・・・・分かりました」

レン「・・・・・・」

アナウンス「・・・それでは、これから
第５回体育祭を始めます」

コハナ「はぁ～最悪だ・・・」

・借り物徒競走・

コハナ「あっ、
レンが走ってる」

フォームもいいし

速いし

最高だな・・・

って、こちらに
走ってきたんだけど？!!

レン「来て」

コハナ「何？」

ミアン「あっ！
約束破ってる！」

フタバ「やばいね～」

・＊。・　体育祭終わり　・。＊・

コハナ「はぁ・・・
なんで私を・・」

ミアン「ちょっと！
約束破ったね?!」

コハナ「いや・・でも・・・」

フタバ「来てよ！」

ガシッ

コハナ「えっ・・」

レン「コハナは、
なにも悪いことしてない」

ミアン「なんでそんなこと
言えるの！」

レン「見て」

ミアン・フタバ「えっ・・これって・・」

お題：好きな人

コハナ「えっ、
好きな人って・・・私？」

レン「そう」

ミアン「・・・なんでよ！
私達のこと
好きじゃないの?!」

レン「おれには
コハナしかいないんだ」

コハナ「嘘・・・・」

レン「俺と付き合ってくれる？」

コハナ「・・・はい！
私も好きでした・・・」

ミアン・フタバ「・・・・ごめんなさい・・
悪いことして・・」

コハナ「もうしないでね？」

ミアン・フタバ「仲良くしよう！」

コハナ「もちろん！」

レン「おーい、コハナ～」

コハナ「あっ・・・ごめん～」

レン「一緒に帰ろ」

コハナ「はい！」

レン「敬語（笑）」

コハナ「あーっ（笑）ごめんね～」

こうしていじめの中、
好きな人が助けてくれ、
なんと両思いになりました！

ハチマキもちゃんと
返しました！

（ハチマキのこと
すっかり忘れてた((笑))）

～Ｅｎｄ～