黒ずくめのあの人と私

CAST有坂心花

作者：さくらんぼ

2023.01.31

フタバ「コハナ、
早く帰ろー」

コハナ「今行くー」

私、コハナ！
中学２年生。

いつも親友のフタバと
下校してるの！

でも・・・

・＊。・　下校中　・。＊・

コハナ「フタバ！
またあの人いるよ！」

フタバ「ほんとだ、
怖いから早く行こ！」

実は最近、
私たちの通学路に
怪しい黒ずくめの男が
現れるようになったの。

それに、じっと私のこと
見てくるから怖すぎる！

・＊。・　次の日の朝　・。＊・

先生「転校生を紹介します」

コハナ（イケメンだといいなぁー）

レン「内田レンです。
よろしくお願いします」

コハナ（イ、イケメンだーっ）

先生「じゃあ内田さんは・・・
コハナさんの隣の席に
座ってください」

コハナ（えぇー！）

レン「レンです。
これからよろしくね」

コハナ「コハナです。
よっよろしくね！」

・＊。・　下校中　・。＊・

コハナ「フタバー、
転校生のレンくん
めちゃくちゃイケメンじゃない!?」

フタバ「確かにー」

コハナ「私、レンくんのこと
好きになっちゃうかも/////」

フタバ「早くない？
あれ、今日はあの人いないね」

コハナ「ほんとだ、
誰だったんだろうね？」

――――私はレンくんと
隣の席なのもあって
すぐに仲良くなった。―――――

コハナ「でねー、
その黒ずくめの人が
じっと私のことを見てきたの！」

レン「待って、
それって俺のことかも!?」

コハナ「えっ！」

レン「実は、転校する前に、
この学校の子がどんな子か
学校が終わったら見てたんだ。
で、全身黒だったのは
ただ黒が好きってだけ笑」

コハナ「そうだったの!?
怖かったのにー。
・・・でも、なんで私のこと
見つめてきたの？」

レン「それは・・・
今日の放課後、
ニコニコ公園に来れる？」

コハナ「うん」

・＊。・　放課後　・。＊・

コハナ「レンくんお待たせー、
どうしたの？」

レン「実は、初めて見た時から
コハナちゃんのことが好きでした。
付き合ってください！」

コハナ「はい/////！」

―――こうして黒ずくめの男の
正体が解明され、
私たちの恋は実った。―――――

＊ｅｎｄ＊