同じ想いの七夕まつり

CAST有坂 心花有坂 心花

作者:キティーちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.04.23

私は、コハナ。





レイナ「ねーねー。コハナ
好きな人とかいるー?」





今、話しているこの子は
私の親友レイナ。





コハナ「う・・・ん
いる・・・よ。///」





と、好きな子の方を
向いて言う。





レイナ「えっーー!
コハナ
好きな人いたのー!」





コハナ「最近できた・・・///」





レイナ「誰々?
なんでも協力するから!」





コハナ「ユアン君・・・//////」





レイナ「そうなんだ~!」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





そして放課後・・・





レイナ「そっか~
コハナも
好きな人できたんだー」





コハナ「う・・・うん」





レイナ「あっ!
見て見て!」





と言いながら、レイナが
七夕まつりのチラシが
貼ってあるのを指差す。





コハナ「そういえば、もうすぐ
七夕まつりだね~。
今年、2人で一緒に行こうね~!」





レイナ「コハナ、何言ってんの!
好きな人ができたなら
今年は好きな人と
行くべきでしょっ!」





コハナ「無理無理!
だって・・・ユアン君
好きな人いそうだもん!
例えば、カイラ先輩とか・・・
だってよく一緒に話してるもん!
しかも、私、カイラ先輩みたいに
可愛くないし、勝てないよっ!」





レイナ「大丈夫大丈夫!
コハナだって
かわいいから!」





コハナ「いやっ!
かわいくないよっ!」





レイナ「まあまあ、
それより早くユアン君
誘わないと!
先客に取られちゃう!
じゃあ明日、学校で誘おう!
じゃあまた明日、学校でー!」





レイナは、
家に帰ってしまった。





コハナ「えっー!
まってよー!
オッケーしてくれるのかな?///」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





次の日・・・





レイナ「コハナ、おっはよ~!」





コハナ「あっ! レイナ
おはよう!」





レイナ「よっし。
さっそく今から
ユアン君誘いに行こう!」





コハナ「えっー今からっ!!」





レイナ「もちろん!
先越される前にね!」





コハナ「わか・・・った」





レイナ「あれ? ユアン君
教室にいないね。
廊下かな? 見てみよ!」





コハナ「あっ! いた!
だけど、カイラ先輩と
話してる・・・
しかも楽しそうに・・・」





レイナ「じゃあ私が
話に割りこんで
連れてくる!」





コハナ「それは、さすがに・・・」





レイナ「え? でも
行かないとカイラ先輩に
取られちゃうかもしれないよ!
じゃっ、そういうことで
連れてくるねー」





と言って、本当に
ユアン君を連れてきた。





ユアン君「えっと・・・
何か話したいことがあるっって
聞いたんだけど、なんのこと?」





急な展開に戸惑う。





すると、レイナが口パクで
「早く」と急かす。





コハナ「あの・・・
もしよかったら一緒に
七夕まつり行かない?///」





ユアン君「あっ。ごめん。
その日、無理」





と、即答で
断られてしまった。





コハナ「そっか。
誘ってごめんね!」





ユアン君「ごめん!
じゃあまたね」





と行ってしまった。





コハナ「もしかして
カイラ先輩と行くのかな・・・?」





レイナ「たぶん、なんかの用事が
あっただけだよっ!
また今度、何かイベント
あったら誘おう!」





コハナ「う・・・ん。
じゃあ今年も2人で行こ!」





レイナ「うん! もちろん!」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





七夕まつり当日・・・





コハナ「ゴメーン!
準備してたら
少し遅れた!」





レイナ「全然いいよ!
それより短冊に
願い事書きに行こうよ!」





コハナ「うん!」





コハナ「書けた!
レイナ、なんて書いた?」





レイナ「私は、
『コハナの恋が叶いますように』
って、書いたよ!
コハナは?」





コハナ「ありがとう!
私は、『ユアン君と
両想いになれますように』
って、書いたよ・・・///」





レイナ「本当!
じゃあ笹の葉にかけに行こう!
高いところにかけると
願い事が叶いやすくなるんだよ!
だから高いところにかけにいこう!
ちょっと待って、あれ・・・!」





レイナが指をさした方に
なんと





コハナ「ユアン君だ!
高いところに
かけようとしてるから、
そのお願い事
そんなに叶えたいんだね」





レイナ「ユアン君のところ行こ!」





コハナ「えっ。
ちょっと待ってよー」





レイナ「ユアン君
用事なくなったのー?」





ユアン君「あっ。うんっ。
またねっ!」





と、そそくさと
すぐに帰って行った。





コハナ「私、ユアン君に
嫌われてるのかな・・・」





レイナ「そんなことないよ!
それより、短冊高いところに
早くかけよう!」





コハナ「うん!」





レイナ「あっ! 見て!
ユアン君の短冊がある!
読んでんみよ!」





そう言ってレイナが
読んでいると、





レイナ「コハナ見て!
ユアン君の短冊に
『コハナと両想いになれますように』
って、書いてあるよ!」





コハナ「見間違いじゃない?
ユアン君はカイラ先輩が
好きだと思うし・・・」





レイナ「じゃあ
コハナも見て見なよ!
本当にそうやって
書いてあるから!」





たしかに私が
何度読み返しても
そう書いてあった。





コハナ「ウソ・・・
こんなことあるんだ」





私は、嬉しくて
泣きそうになった。





レイナ「両想いだったんじゃん!
良かったね!
両想いと分かったら告白だ~!
たぶんまだそんな遠くに
行ってないと思うから、してきな!
今しかチャンスはないっ!」





コハナ「でも、レイナは・・・?」





レイナ「私、先に家に帰ってるから
行ってきな!」





コハナ「レイナ、ありがとう!
大好き!
私もいつかレイナの恋
応援するからね!」





レイナ「うん!
いってらっしゃい!」





その後、私は
レイナと別れて
ユアン君を探した。





コハナ「あっ! いた!」





私はユアン君を見つけて
ユアン君のところへ行った。





コハナ「ユアン君あの・・・
話したいことがあるんだけど
いいかな?」





ユアン君「少しなら・・・///」





コハナ「あのっ、私
ユアン君のことが好きです///
付き合ってください」





ユアン君「実は、俺も/////・・・」





コハナ「良かった!
嫌われてなかった!」





ユアン君「なんでそう思ったの?」





コハナ「さっき私たちが来たら
すぐどっか行っちゃったから・・・」





ユアン君「あ。ゴメン。
短冊の内容見られたくなくて
恥ずかしかったから・・・
断ったのも、コハナと
両想いになりたくて、
見られないように
1人で行きたかったから。
勘違いさせちゃってたんだね。
ごめんね」





コハナ「なら良かったー。
あの、もしよかったら
一緒に屋台まわらない?」





ユアン君「うん。いいよ!
あの、手繋がない?///
もうクラスメイトじゃなくて
俺の彼女なんだから/////」





コハナ「うん・・・///////」







*end*

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