今も昔もこの先も。

CAST有坂心花

作者：ももにゃー/////

2023.04.15

こんにちは！
コハナです。

明日は、七夕！

美味しいご飯とか
食べれるかな～？
とか思ってる
普通のＪＣです！

今日もめんどくさい学校に
行ってきまーす。

コハナ「みんなおはよー!!」

レイナ「コハナ
今日も元気だね！」

コハナ「そう？
これでも学校すごい
めんどくさいんだよー」

レイナは、
私の大好きな親友！

可愛くて、運動神経も
いいんだよ!!

たいよう「朝からギャアギャア
うるさいなぁ」

コハナ「!!
そっちこそうるさいっ！」

たいようは
私の幼なじみで
私の好きな人。

朝から話せるなんて幸せー!!
神様ありがとうございます！

レイナ「ｗ
あ、そういえば明日
七夕だねー！」

コハナ「そうだね!!　楽しみ～！」

たいよう「お前絶対
食べもんのことしか
考えてねーだろｗ」

コハナ「///
そんなんじゃないし!!」

私ってそんな
食べ物のことしか
考えてないって
思われてる!?　最悪！

キーンコーンカーンコーン

コハナ「あっ!!　授業始まる！」

席に着かなきゃ！

教師「みんな、おはよう！
明日は七夕だね！
みんなで願いを書いて
笹に飾ろう！」

願いか、、、。

たいようと付き合いたいって
書きたいけど、さすがに無理。

中３だし、
高校第一志望合格！
でいいかな。

コハナ「レイナ
なんて書いた～？」

レイナ「私？
私は好きな人と
付き合いたいって
書いたよ!!」

コハナ「えっ!?
好きな人って誰？」

レイナ「秘密にしてね、、、」

誰だろう。
たいようだったら、、、。

レイナ「レン君////」

コハナ「レン君？
あのイケメンで
学校でも有名な？」

レイナ「無理なのは
分かってる！
けど、大好きなの!!」

コハナ「へえ、、、。
頑張って!!」

レイナ「うん！」

たいよう
なんて書いたんだろー。

コハナ「たいよう
なんて書いた？」

たいよう「俺？
俺、昔から好きな奴がいてさー。
そいつと付き合いたいなぁって
思って」

コハナ「えっ。誰？」

たいよう「////　っ。
教える訳ねーだろ、バーカ!!」

コハナ「へえ～。
顔が赤くなるほど
好きなんだ～」

たいよう「なんだよ!!」

レイナ「ケンカは
そこまでにして。
ほら、教室戻るよ」

うわー。やばい。
ショックすぎる。

まぁたいようには
私以外の好きな人がいるって
ことだよね。

・＊。・　放課後　・。＊・

コハナ「はぁ、、、」

マジでショックが
おさまんない。

レン「コハナちゃんだよね？
どうしたの？
ため息なんかついて」

コハナ「レン君?!
あー。ごめん。
気分悪くしちゃった？」

レン「いや全然。
なんか悩みでもある？」

コハナ「あー、、、。
ある、、、」

私は、今日のことを
レン君に全部話した。

レン「そうだったんだ。
コハナちゃんって
たいよう君のこと
好きだったんだね」

コハナ「うん、、、。
叶わない恋だとは
分かってるんだけど
まだたいようのこと
好きなんだよね」

こんな未練タラタラな私
大っ嫌いだよ！

レン「俺、、、。
コハナちゃんめっちゃ
タイプなんだよね。
付き合ってくれない？
これ俺のメールアドレス。
LINEで返事して」

コハナ「は？
えっちょっとレン君!!」

レン君なんで帰るの？
説明してってー!!
何!?　レン君から告白!?
どういうこと？

・＊。・　家　・。＊・

とにかくレン君のメール
追加して。

返事してって言ってたけど
告白の返事してってことだよね？

レイナ、レン君のこと
好きだよね。

私は、、、
誰が好きなんだろう。

コハナ「たいよう、、、」

あれ？　自然に口に出た?!

私。たいようが
他の人好きって知ってるのに。
涙も出てくる。

コハナ「私。
やっぱりたいようが
好きなんだ」

ごめん、レン君！
私はたいようが好き。
たいようしか好きになれない！

明日。
無理なのは分かってるけど
告白する！

・＊。・　七夕　・。＊・

やばい。
めっちゃドキドキする。

コハナ「お、おはよう」

レイナ「おはよ！
あれ？　今日は
元気ないじゃん。
コハナらしくないよ」

コハナ「え？　そう？
ごめん！」

感情が表に出てた!?

レイナに心配なんか
かけない!!

たいよう「よ。おはよ。
コハナ」

コハナ「！
お、おはよう、、、」

たいようが名前呼んで
挨拶してくれた?!

もうこれだけで満足～！

でも、告白するんだ。今日。

コハナ「あの、、、たいよう。
昼休みか放課後、空いてる？
話したいことがあるんだけど」

たいよう「放課後でいい？
俺も話したいことあるから
屋上で」

コハナ「うん！」

・＊。・　放課後　・。＊・

コハナ「たいよう、、、。
あの、私から話していい？」

たいよう「いや、俺から」

コハナ「う、うん、、、」

なんだろ。
好きな人の紹介とか？

たいよう「俺さ。お前が好き。
今も昔もこの先もずっと」

コハナ「えっ」

コハナ「私もたいようのことが好き。
昔からずっと」

でもなんで？

コハナ「でもたいよう、
他に好きな人が
いるんじゃないの？」

たいよう「は？
俺、お前に会った時から
お前一筋だし」

コハナ「え？　じゃあ
昔から好きな人って、、、」

たいよう「お前だよ!!!　////」

コハナ「うわ。
たいようが私に対して
赤くなってる」

たいよう「うるさい////」

コハナ「私たちって
織姫と彦星みたいだね！」

たいよう「たまに離れるけど
心は一緒だから？」

コハナ「うん！」

この日から、七夕は
私のラッキーデーです/////

・お終い・

【オマケ】

告白シーンを見てたレイナ。

レイナ「付き合ったの!?
よーし。次は私の番！」