メイド喫茶で

CAST有坂 心花有坂 心花

作者:WASABI

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.02.08

私はコハナ。
今私が1年で1番嫌いな行事が
始まろうとしている。





それはズバリ『文化祭』だ。





やることがいっつもきまんなくて
私に押しつけ・・・





今日は、文化祭の出し物を決める。





それも1限目。





ほんと最悪。













**1限目**





「今から3‐Aの
文化祭の出し物を決めます」





「何か案がある人は、いますか?」





委員長のアンジが
みんなに聞く。





けれど、手を挙げる人は
1人もいない。





どうせ今年も私が・・・





「はいっ!!
いつもコハナさんが
面白い出し物を考えてくれるので
今年もコハナさんに
お願いするのはどうですか?」





あぁやっぱりこうなるんだー。





私が勝手に
ガックリしていると
誰かの声が聞こえた。





たいようだ。





「いつもコハナに
お願いするのはどうなの!!!
今年で最後だし、
僕たちが決めるというのは
どうですか?」





えっ、たいようって
こんな優しいっけ?





わたしの知ってるたいようは
もっと俺様系で、
自分が1番なのに・・・





たいようが言うと、みんな
そうだね。と賛成をしていく。





いつもおとなしい
けいこちゃんや
フタバちゃんたちも
意見を言おうという姿勢を取っている。





「はい、私はメイド喫茶が
いいと思います」





けいこちゃんが言う。





たいようが面白そうに
いいねと言った。





たいようが他の人の意見に
賛成するのはめずらしいから
皆あぜんとしている。





しばらくたって
みんながどんどん楽しそうと
称賛していくので、
最後の文化祭はメイド喫茶を
することに決まった。













** 文化祭当日 **





女子は12人しかいないから
全員メイドになった。





もちろん私も・・・





私にメイドなんて
似合わないのに。





ホントやだ。





「っおい、コハナ。
自信なくすな・・・
お前ちょーメイド服
似合ってるから」





えったいよう?
そんなこと思っててくれたの?





なんかすごい嬉しい。





あ、分かった。
いつもたいようのことを
見ていたのは
たいようのことが
気になってたからだ。





あぁ、そうなのか。
私、たいようのことが
好きだったんだ。





「っ、たいよう。
わ、私たいようのことが好き。
付き合ってください!!」





「・・・・・・。
うん、俺でいいなら
よろしくお願いします」





その瞬間、周りから
わっと拍手が湧いた。







*END*

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