私のこと、どう思ってるの・・・？

CAST有坂心花

作者：＊sakuramochi＊

2024.04.28

コハナ「付き合ってください！」

??「ごめん。
好きな人いるんだ」

「そうですか・・・
じゃあ私を
好きになってください！」

??「は？
俺は、好きな人いるのに・・」

コハナ「お願いします！
私は絶対にあなたのことを
あきらめません！」

??「そっか・・・
じゃあ頑張れよ！」

コハナ「はいっ！」

私、有坂コハナ！
高１だよ！

実は今、好きな人に
告白したのに振られました・・・・

ちなみに好きな人っていうのは
中学生からずっと片思いしてきた
ユアン君なんです！

まさか同じ高校になるとは
思ってもいなかったんだよね～～。

コハナ「フタバ聞いて～！
ユアンに振られたんだけど～」

フタバ「そっか、残念だったね・・・
でも、告白できて良かったじゃん！
思いは伝えられたんだし！」

この子は、小松崎フタバ！
私の大親友だよ！

コハナ「でも！
私は絶対にユアンのことを
あきらめたくないんだ！
どーすれば良い？」

フタバ「うーん、じゃあ～～
毎日笑顔でおはよう！
って、言ってみたら？」

コハナ「確かに！
ありがと！」

・＊。・　次の日　・。＊・

コハナ「笑顔で挨拶か・・・よしっ！」

あ、ユアン来た。

コハナ「ユアン、おはよう！」

ユアン「おぅ、おはよう有坂」

え?!
名前呼んでくれた?!
うれしいんですけど！

・＊。・　そしてまた次の日　・。＊・

コハナ「おはよっ！（にこにこ）」

ユアン「お、おう」

あれ？
なんかテンション低くない？

コハナ「なにかあったの？」

ユアン「いや。
有坂には関係ないし」

コハナ（ほっぺを膨らます）

ユアン「そんなに怒ってるのか？」

コハナ「そりゃあ
気になりますよ！
ユアンの好きな人」

うわ！
つい言っちゃった！
どーしよっ。

ユアン「そんなに
気になるのか？」

コハナ「うん！」

ユアン「俺の好きな人は、
１年Ｂ組の明るくて
負けず嫌いの子」

えーー絶対フタバじゃん！
フタバ明るいし
負けず嫌いだし。

そっか、ユアンは
フタバが好きなんだ。

私なんて
嫌いだったんだ。

コハナ「そっか・・・またね」

ユアン「ちょ、コハナ！」

え、ちょ、今
下の名前で呼んだ？

もうあきらめよう。

私なんてユアンに
似合わないよね・・・

せっかく
好きになってもらうために
頑張ったのに・・・

と、私の目に
涙が溢れてきた。

ユアン「なんで
泣いてるんだよ」

コハナ「ユアン・・・！」

あーもう、こんなとこで
こんな顔見せたくないのに・・・

ダッ

ユアン「待って」

コハナ「やめてよ・・・なにするの？」

ユアン「俺のこと好きなんだろ？」

コハナ「もうあきらめたの・・・
あなたのことなんて」

ユアン「は？　なんで？」

コハナ「だって、明るくて
負けず嫌いって言われたら
フタバしか
思いつかないじゃん！
私なんて嫌いなんでしょ・・・」

ユアン「俺が好きなのは
フタバじゃないよ」

コハナ「え、じゃあ誰?!」

ユアン「お前だよ」

コハナ「え・・・・」

ユアン「あの時、自分でも
後悔したんだ。
俺はコハナのことしか
見てないし、
こんなに好きなのに・・・」

コハナ「うそ・・・
私のこと好きだったの・・・？」

ユアン「コハナの気持ち、
もう一回聞かせて？」

コハナ「・・・・・」

ユアン「正直に言ってほしい」

コハナ「わ、私、最初
ユアンのこと
あきらめないって言ったよね？」

ユアン「うん」

コハナ「だから・・・
わたしはユアンのこと好き！
嫌いになるわけないじゃん！（泣）」

私の目から
いつの間にか
涙が溢れ出していた。

ギュッ

私は思わず
ユアンに抱きついた。

ユアン「やばい。泣きそう」

コハナ「泣いていいよ。
もう私も泣いてるから」

ユアン「大好きだよ。
コハナ」

コハナ「私も・・・っ」

フタバ「２人ともおめでとう！」

コハナ「フタバ?!
いつのまに?!」

フタバ「もう授業はじまるよ！
急いで！」

コハナ「分かった！
すぐ追いつく！」

ユアン「一緒に行こう」

コハナ「っ！
もちろんだよ///」

私達は涙を拭いてから
手を繋いで
クラスに向かっていった。

その後、２人は
幸せに暮らしましたとさ。

＊おしまい＊