古着で結ばれた恋心

CAST有坂心花

作者：おくちゃん

2024.03.27

私は、心花！
ニコラ学園に通っている、
高校１年生！

実は、両親が古着屋を
してんねん。

だから私は、両親の影響で
古着がとっても好き。

このトップスとこのボトムスを
組み合わせたら、
「コハッション」の完成。

SNSに投稿っと・・・

少しでも、古着好きの方の
参考になったらいいなという思いで
投稿している。

おっ・・・、すでに、
コメントといいねが
たくさんついてる！

めっちゃうれしい・・・

今日も朝食を食べて、
身支度をして、
学校に向かう。

学校に着くと、
友達のふたばがいた。

「心花、おはよう～
昨日のコハッション、
よかったよ！」

ふたばは、かわいくて、
優しくて、恋愛マスターで、
私のことをよく褒めてくれる・・・
いい友達やねん。

「ありがとう～ふたば！」

・・・

「そういえばさ、心花・・・」

「ん？」

どうしたんやろ？

「暖大、優しくて面白い人が
タイプだって・・・
それに、暖大の私服、
おしゃれらしいよ。
気になるよね～」

「えっ・・・ほんま。
私服見てみたい！」

暖大は私の幼馴染で、
好きな人。

ふたばは、恋愛マスターで、
恋駆け引きの仕方や
雑学をたくさん知っていて、
私に教えてくれる。

本当、ふたばは頼もしい。

・・・休日

両親の古着屋を
手伝っていると、
何やら若い男性が
お店に入ってきたかと思うと・・・

「暖大？」

「そうだよ」

まさか、
偶然会うなんて・・・

私服は、とっても
おしゃれだ。

私は暖大に尋ねた。

「暖大、
古着に興味あるの？」

「うん！
私服がおしゃれな友達に
おすすめされて、
気になって来てみたら、
心花がいた」

「どうぞ！」

と私が言うと、暖大は
お店の中に入っていった。

帰ってきたと思ったら、

「この洋服、買う！」

と言って、
洋服を買っていった。

私は、
「もし、よかったら、
また、来てね！」
と、暖大を見送った。

あぁ～、暖大、
かっこよかったな～。

・・・２日後

「ねぇ、ふたば聴いて～。
暖大がね、私の家の
古着屋さんに来たの!!
私服かっこよかったし、
話せたよ」

「よかったね。
暖大、恋愛に
鈍感っぽいところあるから、
少しずつアピるのが１番いい！」

そうなんだ・・・
ふたばが暖大について
教えてくれた。

・・・放課後

私は、家に向かって
歩いていた。

すると、

「心花！」

と呼び止められたので、
後ろを振り返ると、
暖大がいた。

「今日、心花の家の
古着屋さんまで
一緒に行かない？」

「いいよ～」

と私は答え、
一緒に歩いた。

私の家の古着屋に着くと、
２人で話す。

暖大と話せて、
楽しかったな～。

・・・休憩時間

「最近、暖大とどう？」

「最近は、放課後、
一緒に帰りながら、
私の家の古着屋に寄って
話してるの・・・」

と私は答えた。

「いい感じじゃない！
あともう少しで
付き合えるって・・・」

案外、暖大は、
恋愛に鈍感では
ないのかもしれへん。

・・・今日も、２日後も、
その３日後も

・・・毎日、暖大と放課後
一緒に帰りながら、
私の家の古着屋に寄って話した。

それは、何気ない日常の会話だけど、
暖大と話せることが何より楽しくて、
幸せな時間だった。

・・・１カ月後

この日も、暖大と放課後
一緒に帰りながら、
私の家の古着屋に寄って話した。

遂に、私は暖大に
告白することにした。

「ずっと前から・・・」

というと、暖大が、

「それは僕に言わせて・・・
恥ずかしくてこれまで
言えなかったけど・・・
ずっと前から、
心花のことが好きでした。
僕でよければ、
付き合って下さい！」

快く私は、
「はい！」と答えた。

今では、ふたば激推しの
仲良し幼馴染カップルです！

＊ｅｎｄ＊