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舞台の魔法がくれた勇気

CAST有坂 心花有坂 心花

作者:りっちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.03.05

ねぇ、みんなって
舞台にかかる魔法って
知ってる?





その魔法がかかるとき、
とても素敵なことが
起きるんだって。





でも、それは簡単に
かかるものじゃなくて・・・







*...・・・*...・・・*





私、有坂心花。





中学2年生で、
ニコラ学園演劇部に
所属しています!





実は私・・・
恋しちゃってるの~!





相手は、一個上の遼介先輩!





イケメンだし、演技も上手いし、
もう私の憧れの先輩!





今日も発声練習のとき、
目線は遼介先輩(笑)





もうずっと、
見てられるんだけど~!





そんなある日。





部長ふたば「次の大会で
私たち3年は引退です。
だから今日は、その大会の脚本と
配役を発表したいと思います!」





台本が配られたとたん、
周りがざわめきだす。





急いで台本を見ると、





こはな「・・・あ!! これって、
演劇部に伝わる迷信の・・・」





その台本の名こそ
「舞台の魔法」だった。





ある学校の演劇部が舞台で、
劇の練習をしていくなかで
1つの恋が実る過程をつづった台本だ。





部員「これドラマチックでいいよね~」





「『舞台の魔法』って、
響きが好き~」





ふたば「じゃあ、私と3年生全員で
話し合って決まった配役を
発表したいと思います!」





この台本の登場人物は
たったの2人。





ヒロインの少女と
その相手役の人だけだ。





ああ、絶対私が
選ばれるわけないと思うな~、





ふたば「こはな!」





こはな「え、?」





ふたば「主役の2人は、
りょうすけと
こはなでいいね!
みんな!!」





部員(拍手)





こはな「え、どういう状況これ?」





ふたば「じゃあ、
りょうすけとこはな
よろしく!」





こはな(え~~~~~~!?)





りょうすけ「・・・」











・*。・ 部活終了後 ・。*・





りょうすけ「・・・ねぇ」





こはな「りょうすけ先輩?」





りょうすけ「今日一緒に
帰ってもいい?」





こはな「はい!
もちろんです!」





りょうすけ「こはなさ、
この前1人で演技の練習
めっちゃしてたでしょ?」





あ、そういえば
ついこの前、
階段の踊り場でしてたっけ・・・





こはな「え、見てたんですか?」





りょうすけ「うん。あの演技が、
今回の舞台の
魔法のヒロイン役に
めっちゃ重なってたよ」





こはな「でも、自分的には
あまり納得いってなくて、、。
あと、『舞台の魔法』っていう意味も
理解しきれてなくて、、」





りょうすけ「こはなって、
ほんとそういうところ
神経質だな。
やっていくうちに
わかってくるんだよ。
意味とかは」





こはな「・・・」





りょうすけ「じゃあ、俺
こっちだから。
練習がんばろうな!」





こはな「りょうすけ先輩って、
私のこと見ててくれてたんだ・・・」





本番までの期間、
私はりょうすけ先輩と
たくさん練習した。





りょうすけ先輩の演技に
自信なくしちゃうこともあったけど、
私は私なりの役を演じた。





でも、まだ「舞台の魔法」の
意味のはっきりしたところは
分かっていないということは
知っていた。





ふたば(演技を見ながら)「・・・」













*...・・・*...・・・*





本番当日。





光り輝くステージのなか、
私たちの劇が始まった。





演技なのに、本当にそう
言っているのかのような感覚。





魔法がかかったような舞台で
演じている幻覚におちいる私たち。





割れんばかりの拍手のなか、
幕は下りた。





なのに、まだあの感覚は
残ったままだ。





りょうすけ先輩も
同じ感覚なのかな。





こはな「りょうすけ先輩」





りょうすけ「こはな」





こはな「・・・先輩も感じましたか」





りょうすけ「なんだろう、この気もち。
俺ずっと伝えられなかったことが、
今伝えなきゃって気もちになって、、
いるんだ、、」





こはな「・・・え?
どういうことですか?」





りょうすけ「練習していくうちに、
こはなの演技と笑顔が
好きに変わって」





こはな「!?」





りょうすけ「舞台の魔法の
おかげかもしれない。
・・・こはな、好きです。
劇の中でも・・・
この世の中でも・・・すべて。
俺とつきあってください!」





こはな「え、私と!?
はい!! もちろんです!!」





ふたば「おめでとー!!」





こはな「え!? ふたば先輩!?
見てたんですか!?」





りょうすけ「こはな、
引退してもよろしくな」





こはな「はい!!」







舞台の魔法――――





それは、お互いが
強い愛をもったときにかかる。





それは、強い1つの勇気を
もたらしてくれるだろう。





そう、永遠に。





*the end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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