転生☆転校生

CAST有坂 心花有坂 心花

作者:あかり

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.02.02

~★ 転校10回目 ★~





コハナ「はぁ、ついに、
転生10回目か~」





フタバ「コハナ、大丈夫?」





コハナ「大丈夫じゃないよー、
だって、これが
最後の転生なんだよ!」





あっ、紹介が遅れちゃった。
私は、有坂コハナ。





そして、私と話していたのは、
昔からの幼なじみで親友の
小松崎フタバ。





あ、さっきから、
転生とか訳わからないよね。





じゃあ、詳しく説明するね。





私は、1874年6月1日に
生まれ、、、って、
どんだけ生きての私(笑)





私は、本来なら
149歳“だった。”





けど、1889年の
15歳の誕生日(5月1日)に
あるゲームに参加させられた。





そのゲームは、
“転生☆転校生ゲーム”。





ルールは、
「転生して、運命の人と結ばれたら、
ゲームクリア。
転生は10回までしかできなく、
転生10回以下で
運命の人と結ばれなかったら、
ゲームオーバー。
元の時代に、戻れなくなる」





私以外の参加者は、
もうとっくにクリアしている。





私は今、
転生10回目で14歳。





つまり、今日が4月1日だから、
タイムリミットまで、
残り2ヶ月となった。





フタバは
私の手助けをしてくれる
サポーターで、
今は、同居中。





私と違って、
昔から可愛く、モテる。





運命の人なんか、
すぐできちゃうだろうな~。













・*。・ コハナの家 ・。*・





私たちは、運命の人を
見つけるために
1年ごとに、転校している。





だから、せっかく
友達ができても、別れちゃう。





これまで、
運命の人らしき人は
見つかったけど、
ハズレだったことも。





ちなみに、この作戦は、
転生6回目で思いついた作戦だ。





フタバは、文句を言わずに、
ついてきてくれる。





フタバこそ、
運命の人だよね!、、、





って、残念。





運命の人は、
異性じゃないとだめらしい。





コハナ「次はニコラ学園かあ」





コハナ「残り1ヶ月だけど、
運命の人
見つかりそうになーい」





フタバ「ちょっとコハナ、
自信持ってよ~!
明日、始業式だよ?!」





フタバ「あっ、そうだ。
明日は、飛びっきりかわいい
ヘアアレとかメイクをして、
転生初日から好印象!
っていうのはどう?」





コハナ「あっ、それいいね!
ニコラ学園は校則ゆるいって
言ってたし!」





フタバ「じゃあ、
明日は5時起きで!」





コハナ「え~?!」













・*。・ 転校初日 朝 ・。*・





フタバ「コハナ、
コハナ起きて!
もう5時だよ!」





コハナ「ふ、ふぁ~、
おはよー」





フタバ「よし、じゃあ、
転校初日から
好印象作戦開始~!
張りきっていこ~!」





コハナ「お、おー!」





私は、フタバがしてくれた
明るいオレンジメイクと
高めポニーで、やる気出たし、
運命の人が
見つかりそうな予感!





コハナ「って、もう8時じゃん!」





フタバ「もう!
早く学校いくよ!
間に合わないよ~!」





コハナ「転校初日から遅刻だ~?!」













・*。・ 学校 ・。*・





コハナ「ニコラ学園に
転校してきました、
有坂コハナです。
よろしくお願いします」





フタバ「同じく、ニコラ学園に
転校してきました、
小松崎フタバです。
よろしくお願いします。
コハナとは、友達関係です」





生徒「わー、
2人とも、かわいい!」





生徒「おっしゃれ~」





結局、1分遅刻した。
でも、何とか自己紹介を終え、
みんなから好印象をゲットした。













・*。・ 休み時間 ・。*・





レン「コハナちゃん。
俺、内田レン。よろしく」





休み時間、隣の席の
内田レンっていう子が
話しかけてきた。





コハナ「レン君。
よろしくね」





あれ?
なんとなく、
転生☆転校生ゲームに
参加する前の時代の幼なじみ、
内田レンと似てる、、、





ていうか、同姓同名?













・*。・ 算数の時間 ・。*・





先生「有坂さんと小松崎さんは、
隣の人に教科書見せてもらって」





コハナ&フタバ「はいっ」





レン「はい、教科書」





コハナ「あ、ありがとう」





なんか、近くない?
ドキドキする。





そういえば昔、私が教科書
忘れちゃったときも、
こんな感じになった。





もしかして、内田レン君は、
私の幼なじみの内田レン?





でも、レンは
転校☆転校生ゲームは
不参加だしな~、
やっぱ人違いか。













・*。・ 学校後 コハナの家 ・。*・





コハナ「なんかさ~、
私の隣の席の内田レン君っていう子、
元の時代の幼なじみの
内田レンにそっくりで、
同姓同名なんだよ~!?」





フタバ「で、その子に
恋したってわけ?」





コハナ「ま、まあね」





フタバ「じゃあ、今度
デート誘ってみたら?」





コハナ「確かに!」





フタバ「でも、これが
最後のチャンスだよ」





コハナ「えっ?!」





フタバ「だって、今までも、
1人好きな人ができたら、
1ヶ月くらいかけないと、
デートできないじゃん。
だから、本当にその子でいいの?」





コハナ「うん!
今までは好きな人らしい人ができても
そんなドキッとしなかったけど、
レン君は、昔を見てるかのように
ドキドキする。
これって、レン君が
運命の人だと思うの」





フタバ「コハナが決めたなら、
応援するよ! がんばれ!」





コハナ「うん!」





◇私は、なんとか、レン君を
デートに誘うことに成功した!
でも、デートの日が5月1日。
つまり、タイムリミットギリギリ。
これが、最後の挑戦だ◇













・*。・ 5月1日 デート当日 ・。*・





コハナ「レン君、おまたせ~!」





レン「コハナちゃん!
行こっか!」





私たちは、10時に
近所の公園で待ち合わせをし、
スタバ行ったり、
プリクラを撮ったりした。





でも、何の進展もない。













・*。・ 帰り道 ・。*・





はあ、結局、レン君は
運命の人じゃなかっ、、





レン「コハナ!」





コハナ「は?」





レン君が急に、
呼び捨てで呼んだ。





レン「コハナ! 行くぞ!」





コハナ「えっ?
行くって、どこに?」





レン「帰るぞ、
俺たちの時代に!」





★ゲームクリア!!!★





レイナ「おめでとう!
コハナ!」





コハナ「レイナ?!」





そこには、フタバ、
昔の幼なじみで親友のレイナ、
そしてレン君、、
いや、レンが立っていた。





レン「コハナ、俺、
コハナのことが、好きだ。
昔っから。
俺と、付き合ってほしい」





コハナ「えっ、待って、
状況が、理解できない。
どういうこと?」





レイナ「ごめんね、コハナ。
実は、レンがコハナに
告白したいって言って。
それも、一生思い出に残る・・・
だから、転生☆転校生ゲームの
プログラムを作って、
でも、レンのことを呼び忘れて
ギリギリコハナの転生10回目に
呼んだの。
元の時代に戻れないとか、嘘だから」





レン「あらためて、返事は?」





コハナ「もちろん、“はい”だよ!」





フタバ「おめでとー! コハナ!」





コハナ「フタバは、知ってたの?」





フタバ「ううん、今知った(笑)」





レイナ「ということで、
ゲームクリア、並びに、
レンの告白成功を祝して、
タイムスリッッップ」













・*。・ 1889年(明治22年) ・。*・





コハナ「ふぁ~」





お母さん「コハナ、遅いじゃない」





あれ?
転生って、夢?





お母さん「レイナちゃんから
話は聞いた。
コハナ、転生☆転校生ゲームに参加して、
ずっと好きだったレン君と
結ばれたとか」





コハナ「じゃあ、
夢じゃないのー!」





お母さん「早くお行き。
レン君がまってるよ」





コハナ「行ってきまーす!!!」





お母さん「はいよ」













・*。・ デート ・。*・





レン「おっせーぞ、コハナ」





コハナ「ごめんごめん」





私たちの恋は、
まだ始まったばっかり。





これからも、よろしく!







*end*

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