小花みたいなコハナ

CAST有坂心花

作者：こと

2024.10.14

私は、有坂コハナ！
今は女子力を高めるように
精いっぱい！

目の前に
ハルトが歩いてる。

コハナ（あ！
私が片思い中のハルト君!?
女子力は挨拶も大事だよね！）

コハナ「ハルト君おはよ！
・・・」

ハルト「ふんっ」

ハルトが無視する。

コハナ「ありゃ？」

コハナ（え、無視？
どうしよう！
私、ハルト君に嫌われてる？）

・＊。・　休み時間　・。＊・

フタバ「なるほど。嫌だね」

コハナ「私、女子力ないんだ、」

ナツ「へー」

シャノン「ていうかさ、
なんでコハナ、
女子力上げたいの？」

コハナ「それは、ハルト君、
女子力が高い子が好きで、、」

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

ナツ「はぁ・・・」

俺は、ナツ。

実は、コハナが好きなんだけど
ハルトが好きなんだ、コハナは。

今のコハナが１番だと
思うけどなー。

フタバ「最低じゃない？
ハルト」

コハナ「そんなこと
言わないでよ～！」

・＊。・　次の日　・。＊・

ハルト「あ！　ナツ！」

ナツ「な、なに？」

ハルト「お前さ、
好きな人いないの？」

ナツ「べ、別に」

ハルト「へー」

ナツ「それこそお前は？」

ハルト「俺は、フタバが
可愛いと思うんだよねー！
女子力高いし？」

ナツ「ふざけんな・・・」

ハルト「え？」

ナツ「あ、いや、なんでも。
コハナは？」

ハルト「あいつさ、
女子力高くしようと
努力してるけどさ、
無理にしなくていいやん？
スポーツ男っぽかった方が
良かったわｗｗｗ」

ナツ「・・・」

・＊。・　休み時間　・。＊・

ナツ「だって、、、」

フタバ「うそ、、コハナ、
あんな最低男と
付き合わない方いいよ！」

コハナ「そうだね、、
もうあきらめて
普通にするわｗ・・・」

フタバ「コハナ・・・」

シャノン「あのさ、
このままじゃダメだからさ、
復讐しよっ？　アイツに！」

フタバ「いいね、それ！」

・＊。・　放課後　・。＊・

コハナ「私、このままだったら
酷い目にあっていたかも！
ありがとう！　ナツ！
カッコイイ！」

ナツ「あぁ・・・照」

コハナ「私、女子力上げてたら
モチベ上がるかも？」

ナツ「あの！　コハナは
変わらないでほしい！
小花みたいな
コハナでいてほしい！」

コハナ「え！　照」

コハナ（なんだろう、この気持ち・・・
ハルト君を好きになった時より
ドキドキしちゃう・・・）

ナツ「じゃあ！　また明日！」

コハナ「ぁあ！」

ナツが走って帰る。

コハナ「小花みたいなコハナ・・・」

・＊。・　次の日　・。＊・

ナツ「照」

コハナ「照」

フタバ「な、何、
どうした？
ケンカした？」

シャノン「昨日ナツが
『小花みたいなコハナでいてほしい』
って、言ったらしいよ」

フタバ「なるほど！」

シャノン「ま、まず！
コハナ、
どうやって復讐する？」

フタバ「それは私
考えがあります！」

シャノン「なになに？」

フタバ「コハナを
女子力上げてみよう！」

ナツ「・・・」

コハナ「ほ、ほう！」

フタバ「まずはこうやって・・・」

フタバがコハナを
ツインテールにする。

シャノン「これは大切/////」

シャノンがコハナに
メイクする。

ハルト「何だよ・・・
屋上に呼んで・・・」

コハナ「お待たせ」

ハルト「コ、コハナ!?」

コハナ「うん」

ハルト「俺のために
女子力上げてくれたんだな？」

コハナ「・・・」

ハルト「付き合ってあげるよ！」

フタバとシャノンが現れる。

ハルト「フタバちゃん!?」

コハナ「悪いけど、
ハルト君のために
垢抜けた訳じゃない」

ハルト「は？」

ナツが来る。

ハルト「ナツ？」

ナツ「ごめんな！
あれ全部話しました！」

フタバ「コハナの努力・・・
知ってた？」

ハルト「ひっ！」

コハナ「訳、分かったかな？
これは全部ハルトに
仕返しするためだよ！怒」

ハルト「ひっ!!」

コハナ「２度好きになるか!!」

コハナ「みんなありがとう！
スッキリした！」

フタバ「いいよ！」

シャノン「スッキリ・・・！」

ナツ「・・・」

コハナが全部髪も外して
普通に戻す。

ナツ「え！」

コハナ「小花みたいな
コハナがいいんでしょ！」

ナツ「笑！」

ナツ「俺！
小花みたいなコハナが
好きでした！
付き合ってください！」

コハナ「私も！
ハルトを好きになったより
ナツの方が
ドキドキキュンしました！
私でよければぜひ！」

フタバ「小花みたいなコハナか！」

シャノン「いい恋！」

コハナ＆ナツ「これでうちら
永遠カップルだね！」

＊おしまい＊