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恋の行方

CAST松尾 そのま松尾 そのま

作者:もっち

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.08.27

私は、そのま。
今日も元気いっぱい。





だけど、
少し嫌なことがあったんだ。
聞いてくれる?





私は、ユアンが好き。





あんな「おっはよー」





そのま「おはよっ」





あんな「ねえねえ。あのさ、
私、好きな人ができたんだよね」





そのま「えー!! そうなの?
だれだれ? 聞きたい!!」





あんな「聞きたい?」





そのま「うん!」





あんな「じゃあ、
朝の支度が終わったら
私のところに来てね」





そのま「了解で~す」





あんなちゃんに
好きな人かー。





あんなちゃんの
好きな人だったら
大人っぽい人だろうな。





そんなことを思いながら
朝の支度をした。





そのま「あんなちゃーん。
遅くなってごめん」





遠くから聞こえるそのまの声に
振り返ったあんなちゃん。





あんな「もーう。遅いよ」





そのま「ごめんごめん」





あんな「じゃあ、好きな人言うね。
好きな人は・・・」





そのま「だれだれ?」





あんな「ユアン君!」





えっ・・・





私と同じ。





なんで?





好きな人が
初めてかぶった。





あんな「顔色が悪いけど
だいじょうぶ?」





そのま「えっ、あ、うん」





あんな「じゃあ、よかった。
私、委員会の仕事あるから
先行くね」





そのま「バイバイ。またね」













・*。・ 下校中 ・。*・





あんなちゃんって
好きになったらすぐに
告白するタイプだったよね。





じゃあ、今頃ユアン君に
告白しているのかな。





私が先に、ユアン君の
彼女になってみせる。





今まで友達だったのに
初めてライバル心を持った。













・*。・ 朝 ・。*・





そのま「ユアンくーん。
今日の休み時間、
ちょっと来て」





ユアン「うん。わかった」











*。・----





そのま「そのま、
ユアン君のことが・・・」





イルマ「おーい。ユアン、
おまえ、委員会の仕事
残ってるぞ」





ユアン「そうだった。
ごめん、またあとでね」





そのま「え、ちょっと待って」





なんでイルマは
間に入ってきちゃったの?





せっかくの
大チャンスだったのに
逃げられちゃったじゃん。





あ、ユアン君からLINEだ。





「さっきはごめんね。
さっきの話の続きを聞かせて」





え・・・
ちょーうれしいんだけど。





「そのま、ユアン君のことが
大好きです」





そのまはこう、送った。





数分経ったら、





「ごめんなさい。
僕は、あんなちゃんと
つきあうことになりました」





と、送られてきた。





そのまは「そうなんだ、
おめでとう」





と送った。





もう、いいや。





そのまは前向きで
進んでいこう。





これからもずっと
あんなちゃんとユアン君を
応援しながら、





2人に元気を
あたえながら・・・。





*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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