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恋の花火 ~ぶっきらぼうな先輩と見る最高の景色~

CAST松尾 そのま松尾 そのま

作者:Mia

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.07.26

こんにちは!
松尾そのまだよ。





私は中高一貫の
ニコラ学園に通っていて、
中学3年生。





いま、学校に登校中。





ドンッ。





「すみません!」





ぶつかってしまった人を見る。





あ、体育祭で
団長をしていた先輩だ。





ユアン先輩だっけ。





かっこいい団長姿が
思い浮かぶ。





私を見て会釈して
足早に去っていった。





なにか言ってくれてもいいのに。





ぶっきらぼうな人だな。





気になっていたけど、
冷たい人だったなんて。















―――――――――お昼休み





「ねえねえ、そのま。
購買行かない?」





友達の泉有乃が、
私の肩に手を乗せる。





「行こ!」





購買を買いに行った。





「私、先に会計してるね」





「分かった!
メロンパン隠れているのかな」





「ごめん、俺、最後の一個
買っちゃった」





「あ! 今朝会った先輩」





わざわざ買った報告
しなくてもいいじゃん。





「これ」





メロンパンが差し出される。





「いいんですか?」





「ん」





もしかして、いい人なのかも。





「お金をお財布から出すので、
ちょっとだけ待ってください」





「いいよ、別に」





ずっと逸らされていた目が、
急に合う。





「・・・代わりに今度の夏祭り
一緒に行ってくれない?」





どきっとした。





「はい」





「じゃあ、現地集合で」













――――――――――夏祭り当日





話を聞いた有乃が
気合い入れて
支度を手伝ってくれた。





編みこみヘアに浴衣。





似合っているかな。





「そのま、行こっか」





ユアン先輩が
声をかけてくれた。





私服のユアン先輩も
かっこいい。





「はい」





「浴衣似合ってる、
かわいい」





「ありがとうございます」





顔が赤くなっちゃうよ。
話題、話題!





「あの! なんで
誘ってくれたんですか?」





「・・・気になっていたから」





先輩の耳が真っ赤だ。





「私もそうです。
体育祭のとき、
かっこいい先輩だなって思って」





「え、俺もそのときから」





2人で顔を見合わせる。





「つきあってくれませんか」





「よろしくお願いします」





初カレと見た花火は、
いままでで1番綺麗だった。







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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