大切な人はすぐそばに

CAST有坂心花

作者：あややん

2024.08.10

私、コハナは、今年から高１。

私には、好きな人がいる。
それは、バスケ部のハルトくん。

だから私もバスケ部の
マネージャーになった。

ハルトくんは、いつも
かっこよくシュートを決めて、
しかも性格優しい
神様みたいな存在！

だからハルトくんは
先輩からもモテモテ！

私はハルトくんと
話すことはできない。

でも私の友達、
ミアンやフタバ、ルミは
ハルトくんと仲が良い！

それが、悔しかった。

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

下校中１人で帰っていると、
バスケ部でも幼馴染でもある
リョウスケが話しかけてきた。

ハルトくんと仲良くなりたいことを
リョウスケに話すと、
少し不機嫌そうに

「そうなんだ、」
と、言ってきた。

だから焦って、リョウスケに
好きな人がいるのかと振ると
少し照れて、顔が赤くなった。

そして、
「明日の試合で勝ったら、
好きな人に告白するんだ」って。

なんだか
もやもやした気持ちになった。

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

今日は、バスケ部の試合。

今は２０対２５で
負けていた。

残り１分のところで
ハルトくんがシュートを決めた。

２５対２５同点に。

そして、もう一度
ハルトくんが
決めようとしたけど、
失敗してしまった。

そのボールを
リョウスケが取って
シュート。

そこで、試合は終了した。

リョウスケ、今日
好きな人に告白するのかな？

とても嫌な気持ちになった。

私は、本当は
リョウスケが好きだったんだ。

なのに、みんなに
もてているからって
勘違いしていたんだ。

今さら気づいても
もう遅かった。

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

リョウスケに
校舎裏に呼ばれた。

そして、リョウスケから
告白された。
とてもうれしかった。

これからは、
幼馴染ではなく
カップルだ///

＊ｅｎｄ＊