未来予知不能!?

CAST有坂心花

作者：ゆうちゃん

2024.06.15

心花（はぁ～
今日もかっこいいな）

廊下から教室を見る。

私の名前は、有坂心花！
高校１年生です。

実は私、好きな人がいるんだ。
今まさに彼のこと見てる！

名前は久野渚夏君って
いうんだけど、

なぜ私が彼を好きかというと
笑顔が苦手で不器用だけど
優しいところ。

理由を友達に言うと驚かれるけど、
本当に大好きなの！

渚夏の友達（暖大）
「渚夏、また有坂が見に来てるぞ」

渚夏「げっ！
また見に来てる笑」

心花（あ！笑った。
また、笑顔をつくるのが
下手だな～）

心花「渚夏君かっこいいよ！」

私は大声で叫んだ。

渚夏「・・・」

美優「心花、今日も無視されたね～。
よくそんなに追いかけられるね。
尊敬するよ」

心花「だって好きなんだもん！」

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

その日の夜、夢の中で・・・

先生（太陽）「今日、
数学の抜き打ちテストを行う。
平均点以下は補習だから、
部活に行けないぞ！」

渚夏「え・・・俺、数学苦手なのに
しかも部活に行けないなんて・・・」

バッ！
慌てて起き上がる。

心花（嘘！　渚夏君が補習になったら
部活に行けないなんて・・・
夢だけど・・・そうだ！
渚夏君のために
まとめノートを作ろうっと！
せっかく早く起きたしね！）

その日の朝　────

心花「渚夏君！
今日数学の抜き打ちテストあるから、
これ見て、
寝ないようにしてね」

渚夏「？」

放課後　――――――

心花「あれ？
渚夏君いないな？」

すると後ろから

渚夏「有坂。
今日はありがとう。
おかげで部活行けるわ！」

心花「うんうん。全然！
それより部活頑張って」

渚夏「おう！笑」

心花（キュン）

次の日もその次の日も
私は正夢を見た。

ある日の夜の夢の中・・・

ズル！
私は階段を踏み外してしまった。

痛みは感じなかった。

おそるおそる目を開けると、
なんと渚夏君が目の前で
血を流して倒れていた。

心花「いやー涙」

そこで目がさめてしまった。

学校に行くと・・・

美優「心花、今日は渚夏君を
見に行かないの？」

心花「うん」

夢のことが怖くて
渚夏君に今日一日は
会わないようにした。

放課後　────階段にて

渚夏「なんで今日来なかったの？
後、今日一緒に帰ろう照」

心花「え！　やった！」

その時、私は階段を
踏み外してしまった。

目を開けると
血を流した渚夏君がいた。

心花「渚夏君！　渚夏君！
大丈夫？　いやー」

渚夏「いたた・・・
なんで泣いてるんだよ」

心花「え・・・あ」

夢で見た血は、私が飲んでいた
ブラッドオレンジジュースだった。

心花「良かった～！」

渚夏「今日１日、お前が
周りにいなくて気がついた。
俺、有坂のことが好きだ」

心花「それって
付き合うってことで良い!?」

渚夏「うん」

この後、美優に話したら
喜んでくれました。

美優「心花、おめでとう！」

＊ｅｎｄ＊