私に恋した1週間

CAST松尾 そのま松尾 そのま

作者:くりくり

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.01.14

私はソノマ!!
中学1年生。





実は、悩みがあって──・・・・





最近、部活でみんなと私は
テンションが合わなくて
悩んでいる。





でも嫌われたくないから、
頑張ってメイクととか
オシャレして
話について行こうと
しているんだけど、





正直・・・・しんどい。













・*。・ 学校 ・。*・





エイト「おはよー」





ソノマ「あっ、おはよー」





この子は、エイト。





今、エイトのことが
すごく気になってるんだ。





エイト「1時間目って
なんの授業だっけ?」





ソノマ「あ、えっと・・・・国語」





エイト「サンキュー!!」





リリカ「エイトくーん!!
何話してるのぉ?」





エイト「たいしたことないよwww」





エイトは
チャラチャラしてるから
結構モテるんだ。













・*。・ ある日 ・。*・





部活が終わった後、
教室に戻ろうとしたら突然、
目の前が真っ暗になって・・・・





パタっ





エイト「おい、ソノマ!!
大丈夫か?」





エイト「誰か先生を・・・・」





意識が途切れた。





目を覚ましたら
そこは病院だった。





医師「ストレスが原因ですね・・・・
何か今、悩みなどありますか?」





ソノマ「あっ、まぁはい・・・・」





医師「1週間ほど家で
安静にしてください」





そこから1週間
私は学校を休むことになった。













・*。・ 1週間後 ・。*・





今日は1週間ぶりに
学校に行くはずなのに、
なぜか思うように
体が動かない。





私は、不登校になった。





その日から、エイトは
家が近いっていうのもあって
学校の課題を届けてくれる。





エイトは毎日欠かさず、
手紙を一緒に
ポストに入れてくれる。





エイトは
「学校戻ってこいよ」みたいな
メッセージではなく





「ゆっくりでいいよ」
と私に寄り添ってくれる。





それが唯一の楽しみだ。













・*。・ ある日 ・。*・





「ピンポーン」





インターホンが鳴った。





なんだろうと思って
インターホンのモニターを見た。





びっくりした。





エイトはいつも課題を
ポストに入れるだけで
インターホンを
鳴らしたりはしない。





ソノマ「あ、はーい」





エイト「えっと・・・・
ちょっと話したいことがある」





ソノマ「このままでいいなら」





エイト「わかった・・・・
おっ、オレは
こういうの得意じゃないから
単刀直入に言う。
オレはソノマのことが好きだ。
ソノマがいない間、
ずっとソノマのことしか
頭になかった。
ソノマ・・・・オレと」





私は気づいたら、
エイトが話し終わる前に
玄関のドアを開けていた。





そしてエイトに
抱きついた。





ソノマ「うっ・・・うっ・・・
うっ・・・うわぁぁぁぁん!」





エイト「急に、どっどうしたんだよ」





ソノマ「ずっ・・・・ずっと・・・・
このままだったら・・・・って」





エイト「大丈夫だってwww・」





エイトは私を
温かい目で見つめる。





エイト「あんまり無理はするな、
壊れちまうだろ?
ソノマはそのままでいいんだよ」





ふっと口もとが緩んだ。





ずっと張り詰めいていた
『不安』の糸が切れたように、
彼女は笑った。





ソノマ「ダジャレじゃんwww
ねーエイトー・・・・」





エイト「ん?」





ソノマ「・・・・ありがとっ!
大好き」





弱々しく、
ちいさく笑った。





笑ったのか
笑わってなかったのか
わからなかったが、





オレには
笑ったように感じた。





エイト「オレも」







*end*

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