リレーでのトラウマ

CAST有坂 心花有坂 心花

作者:ピンク

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.05.30

どうしよう・・・







───* * *──* * *───





こんにちは!
コハナです!





今日は
体育祭予行練習の日。





私は紅白対抗の
紅組リレー選手に
選ばれた。





ただほんの
少し前に・・・











───* * *──* * *───





痛っ・・・





少し
捻っちゃった・・・





ミオコ「コハナちゃん
大丈夫?」





「うん!
大丈夫!」





この後
リレーの練習が
あるのに・・・











  • – – – – – – – – – – – – – – – – – – –





    「位置について
    よーいドン」





    「頑張れー」
    「抜かせるよー」





    期待が高まってる・・・
    どうしよう・・・





    私の後は
    エースのレン先輩だ・・・





    行くしかない!





    そして私は
    バトンをもらった。





    足を1歩踏み出した
    その瞬間。





    ズキっ!!





    「痛っ!」





    「えっどうした」
    「何があったんだ」





    無理に走ったからか
    捻った足に
    ものすごい激痛が。





    走った。





    レン「大丈夫か?」





    コハナ「すみません」





    レン「とりあえず
    保健室行こ」





    「はい・・・」





    やってしまった・・・











  • – – – – – – – – – – – – – – – – – – –





    ミオコ「コハナちゃん!
    足はもう平気なの?」





    「うん!
    まだ少し
    ジンジンするけどね」





    ミオコ「しっかり
    休んでね!」





    「ありがとう」





    私が帰る準備を
    している時に。





    「何あいつレン先輩
    狙ってんのかな?」





    「ありえるー!
    1年生って
    好かれようとするもんね」





    「ていうか
    あいつのせいで
    レン先輩の走る姿
    見れなかったー」





    「それなー」





    すごく悲しかったし
    悔しかった。





    そんなつもりじゃ
    なかったのに・・・













    ───* * *──* * *───





    体育祭予行練習の日。





    今日はちゃんと
    走らなきゃ。





    足も治ってるはずだし、
    昨日はちゃんと
    走れたから。





    行けるはずだけど
    怖い。





    先輩たちのあの言葉が
    すごく怖い。





    放送「次の種目は
    紅白対抗リレーです」





    「頑張れー」
    「ファイトー」





    どうしよう、
    ここでまた痛めたら。





    ダメな足の
    着き方をしたら。





    レン「コハナ
    お前ならやれる」





    「っ! はい!
    頑張ります!」





    「位置について
    よーいドン」





    始まった。





    今は紅組が
    少しだけ
    負けている。





    ここで私が
    縮めなきゃ。





    レン先輩の為にも!





    放送「おっと!
    紅組が
    近づいています!」





    レン先輩に
    バトンタッチした。





    レン「良くやった」





    レン先輩が
    前にいた組を抜いた。





    やっぱりレン先輩
    すごいな。





    走り終わった後の足は
    バトンタッチした時の
    レン先輩の言葉で
    痛みが吹っ飛んだ。











  • – – – – – – – – – – – – – – – – – – –





    リレー後。





    ミオコ「お疲れ様!
    すごかったよ」





    「ありがとう!
    勝てたのも、レン先輩の
    おかげだね」





    ミオコ「コハナちゃんも
    すごく速かったよ!」





    ミオコちゃんと
    話していたその時。





    レン「コハナ
    ちょっと良いか?」





    何だろう。





    もしかして
    ペースダウンしてたとか?!





    「あのっ」





    レン「今日はありがとう、
    お前のおかげで
    抜くことができた」





    レン先輩が
    私の頭に手を置いた。





    私の胸が
    ドキッとした。





    レン「すごく
    楽しかったぞ!」





    レン先輩の笑顔
    すごくかっこいい・・・





    「えへっ!」







    私はまたレン先輩に
    バトンを渡したい。







    今日のとは少し違う
    「恋」というバトンを。







    *end*

– – – – – – – – – – – – – – – – – – –





ミオコ「コハナちゃん!
足はもう平気なの?」





「うん!
まだ少し
ジンジンするけどね」





ミオコ「しっかり
休んでね!」





「ありがとう」





私が帰る準備を
している時に。





「何あいつレン先輩
狙ってんのかな?」





「ありえるー!
1年生って
好かれようとするもんね」





「ていうか
あいつのせいで
レン先輩の走る姿
見れなかったー」





「それなー」





すごく悲しかったし
悔しかった。





そんなつもりじゃ
なかったのに・・・













—–* * *—* * *—–





体育祭予行練習の日。





今日はちゃんと
走らなきゃ。





足も治ってるはずだし、
昨日はちゃんと
走れたから。





行けるはずだけど
怖い。





先輩たちのあの言葉が
すごく怖い。





放送「次の種目は
紅白対抗リレーです」





「頑張れー」
「ファイトー」





どうしよう、
ここでまた痛めたら。





ダメな足の
着き方をしたら。





レン「コハナ
お前ならやれる」





「っ! はい!
頑張ります!」





「位置について
よーいドン」





始まった。





今は紅組が
少しだけ
負けている。





ここで私が
縮めなきゃ。





レン先輩の為にも!





放送「おっと!
紅組が
近づいています!」





レン先輩に
バトンタッチした。





レン「良くやった」





レン先輩が
前にいた組を抜いた。





やっぱりレン先輩
すごいな。





走り終わった後の足は
バトンタッチした時の
レン先輩の言葉で
痛みが吹っ飛んだ。











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リレー後。





ミオコ「お疲れ様!
すごかったよ」





「ありがとう!
勝てたのも、レン先輩の
おかげだね」





ミオコ「コハナちゃんも
すごく速かったよ!」





ミオコちゃんと
話していたその時。





レン「コハナ
ちょっと良いか?」





何だろう。





もしかして
ペースダウンしてたとか?!





「あのっ」





レン「今日はありがとう、
お前のおかげで
抜くことができた」





レン先輩が
私の頭に手を置いた。





私の胸が
ドキッとした。





レン「すごく
楽しかったぞ!」





レン先輩の笑顔
すごくかっこいい・・・





「えへっ!」







私はまたレン先輩に
バトンを渡したい。







今日のとは少し違う
「恋」というバトンを。







*end*

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ミオコ「コハナちゃん!
足はもう平気なの?」





「うん!
まだ少し
ジンジンするけどね」





ミオコ「しっかり
休んでね!」





「ありがとう」





私が帰る準備を
している時に。





「何あいつレン先輩
狙ってんのかな?」





「ありえるー!
1年生って
好かれようとするもんね」





「ていうか
あいつのせいで
レン先輩の走る姿
見れなかったー」





「それなー」





すごく悲しかったし
悔しかった。





そんなつもりじゃ
なかったのに・・・













—–* * *—* * *—–





体育祭予行練習の日。





今日はちゃんと
走らなきゃ。





足も治ってるはずだし、
昨日はちゃんと
走れたから。





行けるはずだけど
怖い。





先輩たちのあの言葉が
すごく怖い。





放送「次の種目は
紅白対抗リレーです」





「頑張れー」
「ファイトー」





どうしよう、
ここでまた痛めたら。





ダメな足の
着き方をしたら。





レン「コハナ
お前ならやれる」





「っ! はい!
頑張ります!」





「位置について
よーいドン」





始まった。





今は紅組が
少しだけ
負けている。





ここで私が
縮めなきゃ。





レン先輩の為にも!





放送「おっと!
紅組が
近づいています!」





レン先輩に
バトンタッチした。





レン「良くやった」





レン先輩が
前にいた組を抜いた。





やっぱりレン先輩
すごいな。





走り終わった後の足は
バトンタッチした時の
レン先輩の言葉で
痛みが吹っ飛んだ。











– – – – – – – – – – – – – – – – – – –





リレー後。





ミオコ「お疲れ様!
すごかったよ」





「ありがとう!
勝てたのも、レン先輩の
おかげだね」





ミオコ「コハナちゃんも
すごく速かったよ!」





ミオコちゃんと
話していたその時。





レン「コハナ
ちょっと良いか?」





何だろう。





もしかして
ペースダウンしてたとか?!





「あのっ」





レン「今日はありがとう、
お前のおかげで
抜くことができた」





レン先輩が
私の頭に手を置いた。





私の胸が
ドキッとした。





レン「すごく
楽しかったぞ!」





レン先輩の笑顔
すごくかっこいい・・・





「えへっ!」







私はまたレン先輩に
バトンを渡したい。







今日のとは少し違う
「恋」というバトンを。







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