ちょっぴり雨が好きになった日の話

CAST佐藤菜月海

作者：み～

2023.02.16

おはようございます、、、！
佐藤菜月海です、、

えっ？
なんでそんなに
テンションが低いかって、？

だって
雨が降ってるんだもん、、

まぁ梅雨だから
しょうがないっていうのも
あるんだけどさ、、

雨が嫌いな理由は２つ、、!!

１つ目は、髪の毛が
うねっちゃったり
前髪崩れたりするところ、、

もう１つは、
学校に登校するときに
どうしても距離感が出ちゃうこと！

私は幼馴染のかほと
レンと毎朝登校してるの！

レンは私の初恋の人、、！

小学生の時から
ずっと片想いなんだよね、、

何回か同じクラスに
なったりもしたし、

アタックするチャンスは
あるんだけど、、

勇気がなくて
できずじまい、、

そうしてる間に
中学３年生!!

高校は絶対別々に
なるだろうし
そろそろ勇気を出さないと、、

かほ「レンなつみ、おはよ～！」

なつみ「おはよ～、、」

レン「相変わらず
テンション低いな、、笑」

かほ「なつみ
雨嫌いだもんね～笑」

なつみ「かほも
雨嫌いでしょ？」

かほ「嫌いだけど
なつみほどではないよ～」

レン「好きになる日が
くるといいな!!」

なつみ「え～くるかな～？」

かほ「あ！　時間やばい！
急ご！」

レン「おけ～」

私たちが通る道は
そこまで狭くはないんだけど
雨の日は一列で
登校しなきゃいけないんだよね、、

雨が降ってない日は
３人並んで歩けるけど

降ってたら、どうしても
距離感でちゃう、、

学校のルールだから
しょうがないんだけどさ、、

・＊。・　次の日　・。＊・

やった!!
今日は晴れてる！

久しぶりに
３人並んで登校できる！

なつみ「おはよ～！」

かほ「おはよ！」

なつみ「あれ？　レンは？」

かほ「レンはあとで
登校するって！
家の用事！」

なつみ「そうだった、、
昨日LINEで言ってたね、、」

今日は珍しく晴れたのに、、

かほ「そうだ！
この際だから言っておくけど
レンくんに告白しないの？」

なつみ「!?」

かほ「なつみ
分かりやすすぎだよ～！」

なつみ「いつから知ってたの!?」

かほ「小学校３年生のとき
くらいかな？
そのころからさりげなく
レンの隣り、なつみに
譲ってたんだからね～」

なつみ「そうだったんだ、、
ありがとう、、」

かほ「恋してない私が
言うのも難だけど
後悔しないようにね、、！」

なつみ「うん！　頑張る！」

・＊。・　放課後　・。＊・

頑張るとは言ったものの、、
今日まともに話すことも
出来なかったな、、

帰るか、、

なつみ「え、、？　雨、、
今日傘持ってきてないよ、、」

レン「な～つみ！」

なつみ「わっ！　レン!!」

レン「傘持ってないの？」

なつみ「今日晴れ予報だったから、、」

レン「俺、折り畳み傘持ってるよ？
一緒に帰ろ！
ほい！　おいで！」

なつみ「ありがとう、、！」

めっっちゃ緊張する～。

でも！　でも！　頑張れ私！
今アタックするチャンスだぞ！

レン「、、、なつみ」

なつみ「何？」

レン「俺、なつみのことが好き」

なつみ「え、、？」

レン「驚いたよね、、
ごめんね？」

なつみ「私も好き、、」

レン「本当？」

なつみ「嘘つかないよ、、！
本当！」

レン「本当はもう少し
早く言う予定だったんだけどね、、！
２人きりになったし
いいタイミングだと思ってさ」

なつみ「嬉しい！
ありがとう！」

・＊。・　次の日　・。＊・

かほ「おはよ～！」

レン・なつみ「おはよ！」

かほ「なつみ～
今日は雨なのにテンション高め？」

なつみ「雨、、ちょっと
好きになったんだ！」

かほ「なんで～？」

なつみ「かほなら
分かるでしょ!!」

レン「まぁまぁ笑
行くよ～」

かほ（相合い傘！
ラブラブですなぁ～）

ずっと嫌いだった
雨だけど

レンのおかげで
少し好きになりました！

恋が実った日と
ちょっぴり雨が好きになった日の話、、！

＊ｅｎｄ＊