本当の気持ち

CAST佐藤菜月海

作者：みお

2023.03.11

私は、佐藤菜月海。
中学３年生。

私は、思ったことを
なかなか口に出せない。

クラスメイトからは
よく冷たいと言われる。

もちろんモテない。

恋愛には、
苦い思い出がある、、

そんな私に
あんなことが
起こるなんてね、、

ふたば「なつみ、おはよ～！」

なつみ「おはよ」

ふたば「ねぇ～
いつも思うけど
冷たすぎるよ！」

なつみ「、、そんなに？
、、普通じゃない？」

ふたば「全然普通じゃないよ！
なつみは冷たすぎるし
素直じゃないの！
せっかく可愛いんだから
もっと素直になっても
いいんじゃないの？」

なつみ「、、、」

私がこんなに
冷たいのは理由がある。

小学生の頃、嫌がらせを
されていたから。

それも首謀者は
私の初恋の人。

それ以来、恋愛とは
距離を置いている。

なかなか人を
信じることができないし、

悪いとは思っているけど、
いつも話しかけてくれる
ふたばにも
冷たい態度を取ってしまう。

ゆあん「、、
なつみちゃん、、」

なつみ「、、？　何」

ゆあん「ちょっと
来てくれない、、？」

・＊。・　屋上　・。＊・

ゆあん「、、お願いがあるんだけど
いい？」

なつみ「内容によるけど」

ゆあん「付き合ってくれない？」

なつみ「、、？」

ゆあん「フリでいいから!!
俺困ってるんだよね～
毎日付きまとわれてさ。
なつみちゃんなら
恋愛興味なさそうだし
いいかな～と思ってさ！
お願い！」

なつみ「、、分かった」

ゆあん「助かるよ～！
ありがとな！」

・＊。・　放課後　・。＊・

ゆあん「なつみ～帰ろ～！」

女子達「なつみちゃんと
ゆあんくん!?
え、、付き合ってるの、、
あいつのどこかいいの!?
私の方がゆあんくんの隣に
相応しいわ!!」

なつみ「、、うん、帰ろ、、」

ギュッ。

なつみ「//!?」

ゆあん「どした？」

なつみ「、、
なんでもないけど//」

（そっか。
付き合ってる設定なんだ、、
慣れるまで時間がかかるな）

ゆあん「あ！
LINE交換しよ！」

なつみ「、、LINEね。了解」

ゆあん「よし！　オッケー！
じゃあこの辺で！
バイバイ！」

なつみ「、、バイバイ」

・＊。・　家にて　・。＊・

・ふたばとのLINE・

ふたば「なつみ！
ゆあんくんと
付き合ったの!?」

なつみ「フリだよ。
付きまとわれて困ってるから
付き合ってるフリしてって」

ふたば「なんだ～泣
フリか～」

なつみ「あと明日から
登下校一緒に出来なくなる。
ごめん」

ふたば「しょうがないよ～！
大丈夫！」

次の日も
また次の日も。

付き合ってるフリは続く。

あくまでもフリ、、

フリなのに、、
少しゆあんくんのことが
気になっている自分がいる、、

そんな日々に
事件が起こる。

こはな「なつみちゃん～
ちょっといい？」

なつみ「ごめん今忙しくて、、」

あき「あのさぁ、、
なつみちゃんは
ゆあんくんのこと
好きなの？」

なつみ「、、え？」

こはな「付き合ってるんでしょ？
でもさ、なつみちゃんって
本当にゆあんくんのこと
好きなように見えなくてさ、、笑」

ふたば「ちょっと２人とも!!」

なつみ「、、、」

（本当は、、好き、、
だけどこの場で
言えるわけない、、）

ゆあん「、、なつみ」

なつみ「、、ゆあん、、！」

ギュッ。

なつみ「!?//
、、ちょっと//」

ゆあん「最初はフリだった、、
好きって言う気持ちは
正直言ってなかった、
でも一緒に帰ったり
話したりするなかで
意外と可愛いとこあるし
優しいなと思った。
フリとかじゃなくて
俺と付き合ってくれないかな、、」

なつみ「、、私も、、好き、、」

・＊。・　次の日　・。＊・

ふたば「なつみ、おはよ～！」

なつみ「ふたば、おはよ！」

ふたば「まさか本当に
付き合うなんてね～！」

なつみ「あ、、」

ふたば「どしたの？」

なつみ「ふたば、、
今までごめんね、、
冷たい態度とって、、」

ふたば「ん～正直に言うと
結構ショックだったんだからね!!」

なつみ「本当ごめん、、」

ふたば「許す代わりにさ、、
もっと仲良くしてよね!!」

なつみ「もちろん！
いつもありがとう！」

私は

なんでも話せる友達と

大好きな彼氏に支えられて

今日も楽しく過ごしています！

＊ｅｎｄ＊