正反対の貴方と私

CAST佐藤菜月海

作者：み～

2023.03.29

私の名前は、佐藤菜月海！
中学３年生です！

隣にいるのは
幼馴染の太陽！
勉強を教えてもらってます！

高校受験があるからね、、

太陽は勉強が得意で、
なんでも出来ちゃう！

しかも、
クラスのムードメイカー！

私が密かに恋している
相手でもある。

そんな人気者の太陽とは
反対に私は、、

太陽「なつみ!!
話、聞いてる？」

なつみ「！、、
ごめん、、
ぼーっとしてた、」

太陽「先週のこと？」

なつみ「うん、、」

先週から始まった
太陽との勉強会。

最初は、放課後の教室。

でも、クラスメイトの女子達に
白い目で見られ、
今は太陽の家で。

太陽「はい！
切り替えて頑張るよ！」

なつみ「、、うん！」

・　・　・　・

太陽「今日はここまでにしよ！
お疲れ様！」

なつみ「ありがとう！
お疲れ様」

・＊。・　なつみの家　・。＊・

母「おかえり～」

なつみ「ただいま～」

母「太陽君に
何だか悪いわね、、
無料で家庭教師なんて、、」

なつみ「そうなんだよね、、」

私には、父がいない。
理由は分からないけど
家を出て行ってしまった。

塾に通えるお金もない。

だから、太陽が
勉強を教えてくれるのは
すごく助かってる！

太陽家でご飯を
食べることもある。

私、頼りにしっぱなしだな、、

・＊。・　次の日　・。＊・

ピンポーン

なつみ「こんにちは～、、」

太陽母「なつみちゃん！
いらっしゃい！
でも、太陽
部活で居ないのよ～
お部屋で待ってて！」

部屋、いつも思うけど
広いな～。

太陽母「時間かかっちゃうと
思うから、ゆっくりしてて！」

なつみ「いつも
ありがとうございます！」

太陽母「いいのよ～。
じゃ、私は戻るわね～」

ガチャ

太陽の家は眺めいいな～。

夕日が綺麗、、、、、、、、

z z z、、

ん？　何か変な感じ、、
顔に虫付いてる？

なつみ「～～ん」

太陽「やっと起きた～」

なつみ「太陽！　居たの!?」

太陽「さっき
帰ってきたとこ」

なつみ「、、あれ？　虫、？」

太陽「虫？」

なつみ「寝てたときに
なんか変な感じしてさ、、」

太陽「？」

なつみ「あ！
人の部屋で勝手に
寝てごめん、、」

太陽「全然！
大丈夫だよ！」

なつみ「本当ごめん、、」

太陽「そうだ！
なつみが変な感じしたの
心あたりあるかも、、」

なつみ「心あたり？」

太陽「俺、なつみのほっぺ
触ってたんだよね、
ツンツンって」

なつみ「へ？　なんで？」

太陽「起きないかな～って」

なつみ「あ～そゆこと」

太陽「理由はあと１つ、
心あたりもあと１つ」

なつみ「え？　まだあるの？」

太陽「心あたりは
まだ言わない～」

なつみ「え～、気になる！」

もう１つの理由って、何？

やっぱり虫付いてた？

太陽「可愛いな～って
思ってさ」

顔が熱くなる。
太陽が私のことを
可愛い、、？

なつみ「や、やめてよ～。
からかってる、？」

太陽「本当俺、なつみのこと
好きなんだよね」

なつみ「好、、き、、？」

私のことを太陽が好き、、？
まだからかってるのか、？
でも私も、、

なつみ「好き、、私も、、」

太陽「マジで！　よかった～」

なつみ「嘘告白かと思った、、」

太陽「そんな訳、、笑」

なつみ「ごめんね、、
ちょっと疑った、、笑」

太陽「じゃ！
勉強しますか～」

なつみ「うん！
なんかごめんね、、
頼ってばかりで、、」

太陽「好きな人に頼られると
ちょー嬉しい！
だから、気にしないで！」

・　・　・　・

太陽「終わり～！
ご飯食べるか！」

なつみ「太陽のお母さんの料理
いつも美味しいよね～」

太陽「あ！
聞きたいことあるんだ！」

なつみ「何？」

太陽「なつみって
キスしたことある？」

なつみ「え//　急にどうしたの？」

太陽「ある？」

なつみ「な、、ないけど、、」

太陽「なつみのファーストキス
頂いたから」

なつみ「へ？//」

太陽母「太陽～
ちょっと手伝って～」

太陽「なつみは
部屋で待ってて！
行ってくる！」

なつみ「待って！」

太陽「ん？」

なつみ「その、、//
いつしたの？//」

太陽「心あたり、、じゃ！」

心あたり、、
あ、、あの違和感の
心あたり、、//

１つは太陽が
私のほっぺを
ツンツンしてた。

もう１つって
もしかして、、//

ん？　何か紙、、

─────────────
　なつみからのキスも
　待ってるからね！　俺！
─────────────

これ、いつの間に
書いてたの//

さっきからずっと
顔が熱い。

でも、そんな彼のこと、
私は大好きです！

＊ｅｎｄ＊