魔法使いは恋をする

CAST佐藤菜月海

作者：いちごみるく

2022.01.20

私はナツミです！
今日からニコラ高校に
入学します。

部活見学ができるから
見に行こう。

バスケ部、テニス部、
美術部・・・
どれもいいけど・・・
なんかしっくりこないな。

あれ？
あの部活何？

ナツミ「あの・・・
この魔法部って
なんですか？」

ヨシト「見学する？
僕はヨシト。
魔法部の部長です。
部員はたったの２人だけど、
どう？」

なんかすごいオーラが
ある気がする・・・

セナ「おーい。ヨシト。
あ？　見学する人？
どうぞこちらへ」

ヨシト「この人は
２年のセナ。
ちなみに僕３年」

ナツミ「は・・・はい・・・」

セナさんとヨシトさんが
魔法を見せてくれた。

ナツミ「わっ私入ります！」

こうして私の魔法部の
生活が始まった。

ナツミ「あれ？
魔法が出ない」

ヨシト「違うよ。
ここはこう」

私の手を握って
教えてくれた。

多分私の顔は
真っ赤だった。

ある日のこと。

ヨシト「ねぇ。ナツミさん、
僕、好きな人がいるんです。
僕がこんなこと聞くのも
なんだけど、恋の魔法
知りませんか？」

ナツミ「えっ、先輩
好きな人
いるんですか？」

ヨシト「まぁ・・・」

ガーン！
私、ヨシトさんのこと
好きだったのに!!

でも好きな先輩のためだし
・・・

ナツミ「魔法よりも、
好きって伝えることが
１番ですよ」

多分、セナさんの
ことだな・・・

ヨシト「じゃあ告白する。
ナツミさん、
君のこと好きです」

ナツミ「ええ!!
私ですか?!
セナ先輩のことだと
思ってました。
でも、好きです。私も」

ヨシト「セナさんは、
２歳年上の人と
付き合ってるそうですよ。
ナツミさん、あなたと
付き合えて嬉しいです」

ナツミ「はい！　私も!!」

そうして、魔法よりも
素敵な恋が始まった。

＊ｅｎｄ＊