勇気を出した女の子

CAST佐藤 菜月海佐藤 菜月海

作者:ハニオレ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.11.07

『好きです、
付き合ってください。』





この言葉がなかなか言えず
立ち止まっている
1人の女の子のお話。







* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





1年前、
あの子は彼に出会った。





そして
好きになった。





その女の子の名前は
佐藤菜月海。











::* 1年前 *::





ナツミ「今日から
新学期かぁ~。
新しい友達出来るかな?」





ユズ「大丈夫だよ~。
友達出来なくっても
私がいるじゃん!
まぁ、頑張って」





ナツミ「そうだね。
友達作り、
頑張ってみる」





新しい教室に入って
挨拶をした菜月海。





ナツミ「お・・・・
おはようございますっ!
(声が裏返っちゃった!
恥ずかしい!)」





?「声裏返ってるよ(笑)
おはよう!
私は近藤結良!
よろしくね!」





ナツミ「はい・・・
あっ、私は佐藤菜月海です。
よろしくお願いします!」





ユラ「よろしくね!
快空~。
この子、菜月海。
私の新しい友達!」





カイラ「髙橋快空です。
よろしくね」





?「なになに~?
新しい友達?
あっ、私、近藤藍月」





ナツミ「結良さんと
快空さん、
藍月さん・・・っと」





アキ「呼び捨てでいいよ!」





ナツミ「うん!」





菜月海は
新しいクラスで
早速友達ができました。





菜月海と結良たちが
なんか話してます。





ナツミ「みなさんって
好きな人とかって
いるんですか?」





ユラ「私はいる。
っていうか、
付き合ってる人がいる」





アキ「渚夏君だっけ?
あっ、私は
好きな人はいない!」





カイラ「私は、
宮本龍之介君が好き。
だから、文化祭で告白する!
っていうか、
なんで好きな人聞くの?」





ナツミ「えっと、その・・・」





ユラ「好きな人がいる、とか?」





ナツミ「・・・そうです///」





カイラ「えっ、だれだれ?」





ナツミ「同じクラスの
犬飼太陽君」





アキ「太陽かぁ~。
いいね。
あいつはいいやつだよ!」





ナツミ「藍月さん、
太陽さんと
仲いいですよね」





アキ「太陽とは
幼馴染だからね!
だから、菜月海の恋、
応援する!」





カイラ・ユラ「私も!」





ナツミ「ありがとう!」





菜月海は
藍月たちの協力で
放課後に太陽と話せる
チャンスをつかみました。





ナツミ「なんか緊張する・・・」





アキ「大丈夫!
太陽、ミスっても
フォローしてくれるから!」





カイラ「じゃあ、頑張って。
私、今日塾だから」





ユラ・アキ「行ってら~」





ナツミ「行ってらっしゃい!
頑張ってください!」





カイラ「菜月海もね!」





少したって
太陽君がやってきました。





タイヨウ「菜月海ちゃん、
お待たせ!
って、藍月? 結良?」





アキ・ユラ「居ちゃ悪い?
菜月海の手助け!」





タイヨウ「ふ~ん」





菜月海は勇気を出して
太陽君に質問しました。





ナツミ「あのっ、太陽君って
趣味とかあるんですか?」





タイヨウ「菜月海ちゃん、
緊張してる?
緊張しないでいいよ!
俺の趣味は、寝ることかな」





ナツミ「太陽君の
趣味は寝ること・・・っと」





タイヨウ「なんでメモしてるの?」





ナツミ「忘れちゃいけないから?
もし、誰かが事故とかに
遭ったとしても
情報提供できるからかな」





タイヨウ「そうなんだ。
っていうか、誰か
事故に遭う前提なのね?」





ナツミ「いや、
そういうことでは・・・
もし、もし事故に
遭ったらの話です!」





タイヨウ「菜月海ちゃんと
一緒にいると楽しい!
なんか好きになりそう」





ナツミ「・・・・・」





しばらく
菜月海と太陽は
お話を楽しみました。





タイヨウ「あっ、
もうこんな時間。
俺、帰るね」





ナツミ「うん。
私も帰らないと」





タイヨウ「じゃあね。
また明日」





ナツミ「あのっ、太陽君!
LINE、
交換してほしいです!」





タイヨウ「うん! いいよ。
っていうか、いいの?」





ナツミ「はいっ!」





菜月海は、太陽君と
LINEを交換することが
できました。





ユラ「菜月海、
よかったじゃん!」





アキ「太陽、完全に
菜月海のこと好きだよ。
もう告っちゃいなよ!」





ナツミ「そうかな~。
けど、結構いい感じかも!」





それから
菜月海と太陽君は
毎日LINEで連絡を取って
放課後話しました。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





時はどんどん過ぎ
もう3学期の終わりです。





ナツミ「もう3学期だね。
寒いねぇ~」





アキ「そうだね。
私たち、まだ
彼氏がいないね。
快空は告白成功して
龍之介先輩と付き合って、
結良も渚夏君と
仲良く登下校。
うらやましい~!」





ナツミ「そうだねぇ~」





アキ「っていうか、
菜月海は
太陽とどうなったの?
なんか進展あった?」





ナツミ「特にはないかな。
けど、冬休みの間に
何度か一緒にお出かけした。
クリスマスも
プレゼント交換した」





アキ「私に内緒で
付き合ってる・・・
とかないよね?」





ナツミ「ないない。
なんか進展あったら
教えるね。
じゃあ、私こっちだから。
バイバイ!」





アキ「うん、じゃあね!」













::* 現在 *::





ナツミ「今日から
新学期かぁ~。
新しい友達出来るかな?」





ユズ「大丈夫だよ。
友達出来なくっても
私たちがいるじゃん!
まぁ、頑張って」





アキ「そうそう。
私たちを頼って!」





ユラ「菜月海の恋の応援も
しなきゃだしね!」





カイラ「あれからなんも
進展なし?」





ナツミ「うん。
けど、毎日LINEで
連絡はしあってる。
今日も放課後お話しする!」





ユズ・アキ・ユラ・カイラ「頑張って!」





みんなでクラス発表の紙を
見に行きました。





なんと、
菜月海と太陽君のクラスが
同じだったのです!





ナツミ「太陽君と
同じクラス・・・!
やった~!」





ユズ「おめでと!」





アキ「これで、告れるね!」





ユラ・カイラ「早く
私たちみたいに
ラブラブカップルに
なっちゃいなよ!」





ナツミ「うん。
応援、お願いします!」













・*。・ 教室で ・。*・





タイヨウ「菜月海ちゃん!
同じクラスだったね!
よろしく!」





ナツミ「うん!
うれしい!」





菜月海はあれから
太陽君をもっと
好きになりました。





タイヨウ「菜月海ちゃん、
お待たせ!
掃除が長くって」





ナツミ「お疲れ様!」





毎日放課後の時間は
菜月海にとって
幸せな時間でした。





そこで
菜月海は決めました。





ナツミ「太陽君に告白する」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





あれから菜月海は、何度も
告白をしようとしましたが
勇気が出ずに
友達のまま3学期に・・・





ナツミ「もう受験だね」





アキ「そうだね。
彼氏はできないまんまかぁ。
寒いね」





ナツミ「藍月。
私、志望校太陽君と
同じニコラ学園だった。
だから、ニコ学の
受験が終わったら告白する」





アキ「頑張って。
私はバレンタインに
佑先輩に告白する。
近所だから」





ナツミ「藍月って
佑先輩のことが
好きだったの?
早く教えてほしかった!
けど、頑張ろうね!」





アキ「うん!」





受験生のみんなは
勉強を頑張りました。













::* 受験当日 *::





タイヨウ「菜月海ちゃん、
お待たせっ!
行こっか」





ナツミ「うん。太陽君。
受験終わったら
門の前で待っててくれる?」





タイヨウ「うん。
一緒に帰ろうな!
(うれしい!
菜月海に告白するぞ!)」





太陽君は鈍感なのか?
と思いつつ、
決心した菜月海でした。













::* 受験終了 *::





ナツミ「太陽君、お待たせ!
帰ろっか」





タイヨウ「うん。菜月海、
受験どうだった?
できた?」





ナツミ「できた!」





タイヨウ「俺もできたんだ!」





2人で歩いてると
話の話題が
なくなってしまいました。





困ってしまった菜月海は
とっさに、





ナツミ「さっ、寒いね!」





と言いました。
そしたら
太陽君が菜月海を
後ろからハグしました。





ナツミ「!!!」





タイヨウ「菜月海、
これで寒くない?」





ナツミ「菜月海・・・
あのっ、太陽君!
私・・・太陽君が好き!」





タイヨウ「・・・・・えっ!?
今なんて?」





ナツミ「太陽君が好き、
って言ったの。
好きです、
付き合ってください」





タイヨウ「はいっ! 喜んで!
俺、菜月海のことが
誰よりも大好き!」





ナツミ・タイヨウ「よろしくお願いします!」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





あれから
1年が経ちました。





タイヨウ「菜月海!
お待たせ! 行こっか」





ナツミ「うん!
今日さ、帰り
門で待って。
一緒に帰りたい」





タイヨウ「うん、いいよ。
待ってる」





菜月海と太陽君は
毎日手をつないで
帰ってます!





休日には一緒に
遊園地行ったりと
忙しい2人でした。







::*END*::

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