ピンクアイ

CAST佐藤 菜月海佐藤 菜月海

作者:なーご

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.04.19

私は、ナツミ!
《明るくて、元気!》
が私の性格!!





でも、元気な
だけじゃなくて、
ちょっとした・・・





いや、
不思議な力を
持っているの。





それは・・・











*。・ ピンクアイ ・。*





―ある日の朝―





カイラ「ナツミ!
みてみて~!!」





ナツミ「なに~?」





カイラ「nicouの新衣装!!
ピンクの衣装だって!!
可愛い~!!」





ナツミ「ピ・・・ピンク!?!?」





カイラ「あ、ピンク
嫌いなんだっけ?
グッズもピンクだよ?」





ナツミ「そ・・・そうなんだ・・・!」





私は、“ピンク”という
色をみると
気分が悪くなる。





見すぎると、気が狂って、
何をするか分からない。





コントロール
できなくなるのだ。





ナツミ(今回のMVは
一生みれないな・・・
ぴえん)





カイラ「ピンク嫌いなんだ・・・
私、大好きだけどな~!」





ナツミ「へ・・・へぇ~
そうなんだ~!
私は紫派かな~!」





カイラ「分かる!
可愛いよね~!」





ナツミ「うんうん!!」





大親友のカイラも、
ピンクアイのことは
知らない。
言えてないんだ。





だって、カイラが
ピンクが好きだから・・・
言えないんだよね・・・





ナツミ「それよりさ~!
どうなの?
エイトとは!」





そう、大親友の
カイラには
彼氏がいる!





それは・・・
エイト!
人気なんだよね~





カイラ「何もないよ~!
てか、ナツミは?
恋してないの~?」





ナツミ「私は・・・」





好きな人がいる。





けど・・・
エイトなんだよね・・・





カイラの彼氏を・・・
好きになっちゃったの。





エイトとは幼なじみで、
ずっと一緒にいた。





けど、カイラが
エイトを好きになって、
それから私は何も言えず、
黙っていたんだ。





ナツミ「いるわけなくない!?
私も恋したいな~!
なーんてっ!」





カイラ「そっか・・・」





エイト「カイラ?
今日もどっか・・・
行く?」





カイラ「あ・・・
どうする?」





ナツミ「あ、ごめん!
邪魔者は消えま~す!」





ササッ・・・





カイラ「エイト・・・
何か隠してること・・・」





エイト「ないよ!
ずっと言ってんじゃん!
最近のカイラ・・・
うざい!」





カイラ「そんな言い方
ないでしょ!
私はエイトが
心配だから・・・」





エイト「何が心配だよ!
うるさいんだよ!」





カイラ「だから・・・」





キーンコーンカーンコーン





ナツミ「座んなくちゃ!」





カイラ「エイト、座りなよ」





エイト「あぁ・・・」





ガタン・・・













*。・ 放課後 ・。*





ナツミ「カイラ、
エイトと何かあった?」





カイラ「何も。
それよりさ~!!
聞いてよ!!」





何かあったな。
いいな。
エイトが彼氏で、





私もエイトと
いたかったな・・・





カイラ「ナツミ?」





ナツミ「あ! ごめん!
なになに~?」





カイラ「ナツミこそ・・・
何かあった・・・?」





ナツミ「ううん!
なーんもないよ!」





カイラ「そう・・・かな」





?「ナ・・・ナツミ!!!」





ナツミ「えっ!?」





カイラ「あの、
イケメンだれ!?
(ワクワク)」





ナツミ「え~と・・・
どちら様?」





レン「レンですけど!
忘れたわけ?」





ナツミ「えーと・・・あっ!
幼なじみのレン!?!?」





レン「だいせーかい!」





えー!?!?
うっそぉ!





あの泣き虫で、
おままごと大好き
だったレン!?





引っ越しちゃって・・・
もう会えないと思ってた!





ナツミ「びっくりした・・・!」





レン「引っ越したからな~!
会えてなかったしな~!」





カイラ「えと・・・」





ナツミ「この子は、カイラ!
大親友なんだよ!
エイトとお付き合い中!」





レン「え!? マジ!?
あ・・・」





カイラ「初めまして!
カイラです!」





ナツミ「可愛いでしょ~!」





レン「うん! 可愛いね!」





カイラ「えっ・・・!」





ナツミ「カイラ? どした?」





カイラ「う・・・ううん!
なんでもないよ!」





レン(エイトと、
お付き合い中か・・・
おかしいな・・・)





ナツミ「レン!
エイトにも、
会いに行かない?」





レン「おう!」





カイラ「私、帰るね・・・!
じゃ!」





レン「え?!」





ナツミ「何か・・・
喧嘩中っぽい・・・」





レン「てか、ナツミさ
エイトのこと
好きじゃなかったけ?」





ナツミ「な・・・なんで!?」





レン「いやいや・・・
分かりやすいし!」





ナツミ「そうだったんだけど・・・
カイラは
大親友だからさ」





レン「いや、
カイラちゃん可愛いね。
狙っちゃおっかな~!」





ナツミ「うそ!
タイプだったの!?」





レン(んなわけねーだろ。
ナツミのためだよ。
バカナツミ!!)





ナツミ「あ! いたいた!」





エイト「えっ!?!? レン!?!?」





レン「おひさしぶり~!」





ナツミ「帰って来たんだって!」





レン「いきなりだけど・・・
カイラちゃんと
付き合ってるんだって?」





エイト「あぁ、まぁ」





レン「エイト、2人で
ちょっといい?」





ナツミ「じゃ!
先かえるね~!」





レン「あのさ、
エイト・・・
ナツミのこと・・・」





エイト「そうだよ。
だけど・・・
カイラちゃんも
いいかなって・・・」





レン「エイトは、
半端なんだよ!!!!」





エイト「!!」





レン「告白されたから、
付き合って?
好きなナツミは?
ほっとく?
ふざけんじゃねーよ!!」





エイト「・・・っ!!」





レン「ナツミのことも
少しは・・・
考えろよ!!」





エイト「レン、
ありがとう。
ケジメついたよ。
行ってくる」





ダッ





カイラ「エイト!?
どうした?」





エイト「ごめん。
カイラ。
カイラとは付き合えない。
ごめん」





カイラ「分かってる。
ナツミでしょ?
知ってたから」





エイト「ごめん」





カイラ「いいの!
少しでも、
夢みさせてくれて、
ありがとう!」





エイト「ごめん・・・じゃな」





カイラ「うん!
バイバイ!」





ダッ・・・





カイラ「あーあ。
やっぱナツミか(泣)」





レン「カイラちゃん・・・!」





カイラ「レンくん・・・?」





レン「カイラちゃん!
なんでも俺に話して!
俺、ぼっちだから(笑)」





カイラ「ふふっ・・・
じゃあ、
聞いてもらおうかな!」





レン「どーんとこい!!」













*。・ 一方 ・。*





ナツミ「え? エイト?
どうして・・・」





エイト「俺、ナツミが
ずっーと前から好きだ!!」





ナツミ「え? え?」





エイト「ごめん。
ナツミのこと、
考えられなくて」





ナツミ「そんなことない。
それに、カイラが
いるから・・・」





バタン





エイト「え!?
ナツミ!?!?
ナツミ!?!?」





ナツミ「なんで・・・
ピンク・・・
ないのに・・・」





エイト「ピンク!?」





ナツミ「ピンクみると、
コントロール
できなく・・・なるの・・・」





エイト「そんな・・・」





ナツミ「ダメ・・・かも」





エイト「ナツミ・・・」





ナツミ「はぁ・・・はぁ・・・
なんで・・・!?」





カイラ「ナツミ!?
エイトから連絡あって・・・」





レン「俺も!
大丈夫か?!
ナツミ!?」





ナツミ「ピンクみてない・・・のに」





カイラ「ピンク・・・あ!
ピンクのキモチじゃない!?!?」





レン「キモチ!?」





カイラ「好きっていう、
ピンクのキモチ!」





エイト「好き・・・?」





ナツミ「好き・・・
ピンクのキモチ・・・?」





カイラ「ピンクのキモチって・・・
キモチって
どう治すの!?!?」





ナツミ「分かんない・・・」





エイト「う~ん、
あ!
ピンクを反対に
見せる・・・とか?」





レン「ダメ! 絶対!」





ナツミ「エイト・・・
助けて・・・」





エイト「ナツミ・・・」





カイラ「どうしよ・・・
このままじゃ・・・」





エイト「好きです。
付き合ってください!!」





ナツミ「エイト・・・?」





エイト「ナツミが好きだ!」





ナツミ「好き・・・大好き!
エイト!!」





エイト「ありがと!
ごめんな!
今まで・・・!」





ナツミ「いいよ・・・!
大好きだから!」





カイラ「治った!
エイトの力・・・!?」





レン「すげー・・・!」





それから、私とエイトは
付き合って、
カイラとレンも
いい感じに!





これからも、大好きだよ!
エイト~! みんな~!







*end*

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