幼馴染の家政婦

CAST佐藤菜月海

作者：ナナナ

2023.08.17

タッタッタッ、、

ガチャ

なつみ「ただいま、、」

なつみ母「おかえり！
ごめんね～
急がせちゃって、、」

なつみ「いーの！
何の話か気になるし、、」

なつみ母「なつみに
家政婦として
働いてほしいらしくって、、」

なつみ「家政婦？」

なつみ母「幼馴染のリョウ君
覚えてる？」

なつみ「覚えてるよ！
最近全然会ってないけど
家近いし、、」

なつみ母「今日リョウくんの
お母さんと久しぶりに
ランチしたのね？」

なつみ「２年ぶりくらい？」

なつみ母「正解！　で！
リョウ君の家の家政婦さんが
１週間不在になるらしくて」

なつみ「それで私に？」

なつみ母「リョウ君のお母さんも
海外出張があるんだって、、」
なつみ、家事得意でしょ？
ちゃんとお給料的なの
頂けるみたいだし、、」

なつみ「分かった！　いいよ！」

なつみ母「よかった、、
よろしくね！」

母子家庭、
高校受験も来年ある。

だからお金必要だし、、

それに幼馴染のリョウは
私の初恋の人、、

中学が違うのもあり
なかなか話せなかったから

このお仕事
受けるしかないよね、、！

・＊。・　仕事１日目　・。＊・

学校から帰ってきたら
すぐに準備して出発。

すぐそこだけどね、、笑

ピンポーン

なつみ「佐藤菜月海です、、
家政婦の仕事をしに来ました、、」

ガチャ

リョウ「おぅ。久しぶり」

なつみ「久しぶり、、」

リョウ「掃除道具とかは
この棚にあるから。
細かな要件はLINEにあるはず
なんかあったら呼んで。
２階の部屋にいる」

なつみ「分かった、、」

何か気まずい、、

やっぱりしばらく
会ってなかったからかな、

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

よし！　夜ご飯できた！

トントン、、

なつみ「夜ご飯できました～、、」

リョウ「お！　サンキュ
すぐ行くわ」

リョウ「いただきます！」

なつみ「味、、どう？」

リョウ「美味しい！　さすがだな！」

なつみ「よかった、、」

リョウ「食べないの？」

なつみ「後でいいかな、、」

リョウ「せっかくだし、
一緒に食べよ！」

こ、断れない、、

なつみ「じゃあ、
食べよっかな、、！」

リョウ「中学校どう？」

なつみ「楽しいよ！
仲良い子もいるし、、」

リョウ「好きな人できた？」

なつみ「好きな人、、!?、
え～っとね、、
いるはいる、、」

リョウ「ふ～ん、、誰？」

なつみ「そんな簡単に教えない！」

・＊。・　佐藤家　・。＊・

なつみ「ただいま～」

なつみ母「おかえり！
どうだった？」

なつみ「疲れるけど、、楽しかった」

なつみ母「そう、、ならよかった！」

＊　‐‐‐‐　＊　‐‐‐‐　＊

なんだかんだあり
お仕事７日目

最終日となった。

今日の仕事が終わると
会う口実なくなるし、

しばらく会えないのかな、、

こんなに近くに住んでるのに、、

なつみ「できた、、」

リョウ「今日の夕飯も美味しそ！」

なつみ「びっくりした、、
いつの間に、！」

リョウ「１週間ありがとな！
助かったわ！」

なつみ「いいえ！」

リョウ「なぁ、、」

なつみ「何？」

リョウ「なつみの好きな人
すごい気になるんだけど、、」

なつみ「教えるつもりはない！」

リョウのこと好きだけど
告白する勇気ないし、

そんなに気になる？

リョウ「う～ん、、」

なつみ「どした笑？
教えるつもりはな、、」

リョウ「好き！」

なつみ「え？」

リョウ「なつみのこと好き！
迷ったけど今言う。
俺が好きな人は、なつみ！」

なつみ「えっと、、
わ、私の好きな人は、、リョウ！
リョウのこと好きです！」

リョウ「マジ？」

なつみ「うん！　そうだよ！」

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

と言うことがあり、、

付き合うことになりました！

幼馴染から家政婦へ、、
それから恋人へ！

＊ｅｎｄ＊