学年一の美女 VS 学年一の美男

CAST佐藤菜月海

作者：チョコ♪

2022.08.31

こんにちは。
私、佐藤ナツミです！

？「ナツミ～」

ナツミ「ん？　あ、アリサ！」

アリサ「ナツミ、
また告白断ったんだって？」

ナツミ「うん・・・」

アリサ「モテるのに
もったいない・・・」

ナツミ「そうかな？」

アリサ「知らないの？
ナツミ学年１の美女って
言われてんだよ？」

ナツミ「そうなんだ！」

ドン！
バサバサバサ。

？「いってーな！
気をつけろよ！」

ナツミ「あんたね！
謝りなさいよ！
ぶつかってんだから！」

？「ふっ！　おもしれーな！
おまえ今日放課後屋上こいよ！
じゃあな！」

ナツミ「はぁ？　あいつだれ？」

アリサ「学年１の美男の
前川タスクだよ！」

ナツミ「へぇー」

アリサ「放課後ちゃんといきなよ！」

ナツミ「はいはい」

＊＊＊　放課後　＊＊＊

ガチャ。

ナツミ「来たよー、前川タスク君！」

タスク「おせえなー」

ナツミ「口答えに気をつけなよ！」

タスク「おっとごめんごめん！」

ナツミ「謝るんだ・・・笑」

タスク「わりーかよ！
そんな事より勝負しないか？」

ナツミ「どんな？」

タスク「俺今、女に追いかけられて
困ってんだよ・・・
だから俺と嘘で
付き合ってくれないか？」

ナツミ「はぁ？」

タスク「お前は困ってないのかよ？」

ナツミ「確かに・・・」

タスク「で！
それで惚れた方が勝ちっていうの！
どう？」

ナツミ「まぁいっか！
うけてたつよ！」

＊＊＊　次の日　＊＊＊

ナツミ「タスク君！
一緒に行こ！（ニコッ）」

タスク「おう！（ニコッ！）」

ナツミ「（コソッ）惚れた？」

タスク「お前バカなの？」

ナツミ「バカじゃないもん！
あ、アリサ！」

アリサ「あ、ナツミ！」

ナツミ「一緒に行こ！」

アリサ「うん！
てかなんでタスク君と？」

ナツミ「実はカクカクシカジカで」

アリサ「ふっ！　そっかー
頑張ってね！」

＊＊＊　お昼　＊＊＊

ナツミ「タスク君！　あーん！」

タスク「ナツミちゃん、あーん！」

ナツミ「（コソッ）きも！」

タスク「うるせー！」

それから毎日
戦いはやっていった・・・

タスク「そろそろ俺に惚れただろ？」

ナツミ「バカなんですか？
あんたこそ惚れたでしょ？」

タスク「惚れねーよ！」

ナツミ「ふーん！」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ナツミ「よいしょよいしょ！　重っ！」

どん！

タスク「んだよ！　持ってやるよ！」

ナツミ「ありがとう（ニコッ）」

タスク「おう！（ドキッ）」

タスクかっこいいかも・・・ん！
なんでこんな事思ってんの？

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

もうダメだ！
好きになってしまった！
やばい！
タスクばっか見てる・・・
目があった！

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ずっと目をそらし続けてる・・・

タスク「ナツミ！」

ナツミ「タスク待って！」

もう名前で
呼ぶようになったし・・・

タスク「お前俺に惚れてんだろ？
好きっていいなよ！」

ナツミ「あんただって
惚れてるでしょ！
好きっていいなよ！」

タスク＆ナツミ「すきだよ！」

タスク＆ナツミ「ぷっあはははは！」

タスク「引き分けだな！」

ナツミ「ね！
私の事をちゃんと守ってね！」

タスク「もちろんだよ！」

最悪な出会いから
最高の出会い。

タスクに出会えて良かったよ！

☆★ＥＮＤ☆★