幽霊さんとクラス改変

CAST佐藤 菜月海佐藤 菜月海

作者:mi

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.06.18

こんにちは。
ニコラ学園2‐D組
学級委員の佐藤菜月海です。





突然ですが





みなさんの学校に
幽霊はいますか?







私は幽霊などは
信じない人でした。







例え噂があったとしても。





これは今から
1ヶ月ほど前のお話。













・*。・ 休み時間 ・。*・





ゆら「いつまで続くだろうね、、」





なつみ「ざっと見積もって
3年生になる前」





ゆら「やっぱり?
今すぐにでも
クラス替えしたい、、」





私のクラスは荒れている。





いわゆる学級崩壊
というやつだ。





なつみ「先生も考えてほしいよね。
1年の段階で、誰が問題児か
ある程度分かるし、、」





ゆら「なつみは、なんで
学級委員になったの、、?
ストレスすごい溜まるでしょ」





なつみ「強制、、」





ゆら「ありゃま、、」





100歩譲って
休み時間はいいとしても





授業中はやめてほしい。





注意しても
聞く耳を持たない。





授業中に暴れ回るとか
小学生かよ、、





次の授業は数学。





学年主任の先生が授業。





問題児完全放置スタイルの
先生だ、、





先生「授業を始めまーす」





あーぁ
注意しなきゃだ。





なつみ「今は授業中です。
静かにしてください」





やっぱり無視、、





タスク「おいお前ら、静かに」





同じく学級委員のタスク。
このクラスの常識人。





私が密かに恋している
相手でもある。





今は、恋してる場合じゃ
ないんだろうけど。





タスクの注意も無視、、





でしょうね。
これまで何度も注意してきて
ずっと無視ですから、、、













・*。・ 昼休み ・。*・





ゆら「なつみ!
今日は屋上でご飯食べよ!」





なつみ「そうだね!」





ゆら「屋上といえば、、
幽霊さんの噂!
なつみ知ってる?」





なつみ「幽霊?
初めて聞いた」





ゆら「新聞部の子が
言ってた話なんだけど、
昔、女の子が転落事故で亡くなって
幽霊になってこの学校の屋上に
居るんだって、、!」





なつみ「まさか、、
いないって、、」





ゆら「え、、」





なつみ「ゆら?」





ゆら「あの人!
なんか変じゃない?」





なつみ「本当だ、、」





私達と同じ制服だけど
体が透けてる、、





ゆら「向こうは見えてるのかな、、?
こっち来てない、、?」





なつみ「屋上で食べるのやめよ、、!」





ゆら「だね、、怖いし、、」





タスク「なつみ? ゆら?
どうした?」





なつみ「えっっと、、、その、、」





ゆら「あーの、、幽霊が、、」





タスク「幽霊? 噂の?」





“私、噂になってるの?”





なつみ「何か聞こえた、、」





ゆら「とにかく
タスクも逃げるよ!」





タスク「え?」





“なんで逃げるの?”





“君たちのクラスを変えてあげる”





なつみ「クラスを変える、、?」





タスク「確かに声が、、」





ゆら「だから逃げようって
言ってんの!」





タスク「君が幽霊、、?」





かいら「そう。
私は、髙橋快空。
なつみちゃんとゆらちゃん
貴方達にも話をさせて」





なつみ「なんで私達の名前、、」





かいら「ずっと見てたから2‐D、、」





ゆら「あの~話って、、?」





かいら「不満でしょ?
今のクラス」





タスク「そりゃ、、な、、」





かいら「だから変えるの。
今のクラスを」





なつみ「クラス替えは
まだまだ先ですよ、?」





かいら「問題児達の心を
入れ替えさせる」





ゆら「あの人達は無理ですよ、、」





かいら「私も出来なかった、、
だから尚のこと変えたい」





なつみ「かいらさんのクラスでも、、」





かいら「そう、、
私のクラスも学級崩壊してたの。
学級委員だったけど、
何にも出来なかった、、
何もしないまま
私は転落事故でこの世を去った、
で、貴方達のクラスはさらに
よくない方向に進む」





ゆら「え、、」





かいら「きっと誰かが犠牲になる。
それこそ私みたいに事故とか、、」





タスク「それを防ぐために、、」





かいら「そう、、
だから、私の計画に
協力してくれない?」













・*。・ 計画当日 ・。*・





ゆら「先生の許可得れて
よかったね、、!」





なつみ「だね、、
あとは計画が成功するか、」





男子1「うわ~夜の学校怖ぇ~」





女子1「ちょっと~
私のこと守ってよね!」





男子2「あ、、
あれ幽霊じゃね!?」





女子2「こっっちみてるって!?」





“こんばんは”





男子3「なんか声聴こえるし、!?」





“紙のルール守ってくれない?”





女子3「紙!?」





((せーの))





パラパラ、、





男子1「、、何これ、、」





────────────────────
───
・ルール・
教室内では暴れまわらない
授業中は静かに

このような常識的なルールが守れない場合
誰かが犠牲になるでしょう

私はいつでも見ていますよ

 6年前の2‐D学級委員髙橋快空より
────────────────────
───





女子1「髙橋快空ってまさか
噂の幽霊、、」





女子2「私達のこと
ずっと見てたってこと、、?」





男子3「俺らが呼び出されたのも
問題起こしてたから、、か、、」













・*。・ 次の日 ・。*・





なつみ「ゆら、おはよ!」





ゆら「おはよ!、、笑
こんなに静かなの久しぶり、、笑」





なつみ「だね笑」





女子3「あの、、
佐藤さん、近藤さん、、」





ゆら「、? どしたの?」





女子2「今まで迷惑かけて
すみませんでした、」





なつみ「もうしないでね、、」





男子1「あぁ、、
もう絶対しない!」













・*。・ 昼休み ・。*・





ゆら「やっぱり屋上は
青春って感じ!」





なつみ「だね!」





ゆら「あ!
かいちゃん!」





なつみ「かいちゃん?」





かいら「どう?
静かになったみたいで」





ゆら「本当にありがとう!」





かいら「見えない恐怖って
すごいでしょ笑」





なつみ「ゆら、いつの間に
そんな仲良く、、笑」





ゆら「色々相談してたら、、ね!」





かいら「あ! ちょっと席外すね!
ゆらら! こっち来て」





ゆら「は~い!」





なつみ「2人とも?」





タスク「わっ!」





なつみ「!? っちょっと
驚かせないでよ、、」





タスク「解決してよかったな!」





なつみ「うん!
本当に良かった、、」





タスク「俺ずっと
迷ってたんだけどさ、、」





なつみ「?」





タスク「なつみのことが好き」





なつみ「へ?」





タスク「問題すっぽかして
告白する気にはなれなくて、、
いきなりで驚いたよな、、笑」





なつみ「嬉しい、、
私も好きです!」













*・.*・.*・.*・.*・.*





なんとか
クラスの問題が解決し、





そして、
私の恋が実りました。





1ヶ月経った今。





それぞれ自分達なりに考えて
過ごしていて





とても楽しく
仲の良いクラスになりました。





見えない恐怖、、





みなさんの近くにもいるかも?







*end*

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