私の家の秘密

CAST佐藤 菜月海佐藤 菜月海

作者:てずてってとって

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.03.11

かほ・ふたば「バイバイ~
また明日!」





なつみ「バイバイ~」





(本当は私も
こっちなんだけどな・・・)





こんにちは~
なつみです!





え? なんで2人と
帰らないかって?





実は私には
隠さないといけない
秘密があって・・・





厳密に言えば
お母さんの職業のことで・・・





家に帰る前にまず
着替えなくちゃいけないんだ。





で、ちょっと遠回りだけど
人通りの少ない道を使って家まで・・・





なつみ「ただいま~」





なつみ母「おかえり~」





なつみ「今日の予約は遅めなんだね」





なつみ母「夕飯遅くなっちゃうかも・・」





なつみ「全然いいよ!
気にしないで!」





実は、私のお母さん
恋愛相談を聞くっていう
仕事をしてるの!





私が通ってるニコ学から
近いのもあって
ニコ学の生徒が来ることが多いよ~。





たまにクラスメイトが
来たりとか・・・





でも、私のお母さんが
相談相手だってことが
学校中に広まったら良くないから
家に着く前に着替えたり、
遠回りしたりしてるの!





私もお母さんに
相談したいことはあるんだけど
家族だからかな?
言いにくいんだよね・・













・*。・ 夜ご飯 ・。*・





なつみ・母「いただきます!」





なつみ「美味しいー!」





なつみ母「良かった~。
そういえばさ・・・
なつみは相談したいこととかないの?」





なつみ「えー、特にないかな~?」





なつみ母「そっか・・」





なつみ「お母さんってなんで
恋愛相談室始めたの?」





なつみ母「校長先生に頼まれたの」





なつみ「校長先生に!?」





なつみ母「そう。実はね・・」





お母さんいわく
ニコ学のお悩み相談室に
恋愛系の相談がくることが
多いんだって。





それに、授業科目に
恋愛が追加されるとかなんとか、、





校長先生はお母さんの
元担任だったっていう縁もあり
頼んだみたい!





元々お母さんが学生時代
色んな子の恋愛相談聞いたり
手助けしてたから
それも理由かな?





なつみ母「そういえば
明日出かける用事あるから
ちゃんと看板閉まっといてね」





なつみ「分かってるよ~」





なつみ母「もしお客さん
来ちゃってたら
あんたが対応しなさいよー!」





なつみ「えー! 私が!?」





なつみ母「別に顔出す訳でもないし。
声変えられるし、
対応しないほうが良くないから!」





なつみ「はぁーい・・・」













・*。・ 次の日 ・*。・





いつものルーティンで
家まで帰ってきた私。





なつみ「疲れたー。
さてと看板・・・」





ピーンポーン





なつみ「え?」





ちょっと早すぎない!?





私、わりと早く
帰ってきたんですけど!
誰だろ・・・





なつみ「はい。
何か御用でしょうか?」





ユアン「西優行です。
相談に来ました」





なつみ「う、承りました」





よりによってクラスメイトだし
まさかの好きな人という・・・





あー取らなければ
良かったかもしれない・・・





どんな気持ちで
アドバイスすれば・・・





ユアン「よろしくお願いします」





なつみ「お、お悩みの方は・・?」





ユアン「なんかいつもと違います?笑
えーっと好きな子に
アピールしてはいるんですけど
その子鈍感っぽくて
なかなか気づいてもらえなさそうで・・・」





なつみ「なるほど・・・」





ユアン「どうすればいいですかね?」





なつみ「告、白してみたら
さすがに気づくと思います。
相手も意識するように
なるんじゃないですかね・・・」





ユアン「告白か・・・
ありがとうございます!」





なつみ「いえいえ・・・」





ユアン「なんかスッキリしました!
また来ますね!」





なつみ「ありがとうございました・・・」





あーなんか複雑!





アイデア的には結構良いと
思うんだよね~。





好きな人の恋愛相談聞くの
普通ないよね笑





どうなるんだろ・・・













・*。・ 次の日 ・*。・





いつものルーティンで家まで・・・





だけど、
誰かついてきてない?





とりあえず・・・走る!





○○「おいっ!」





なつみ「わっ! なんですか!」





ユアン「やっぱり
昨日対応してたの、なつみ?」





なつみ「な、なんのこと?」





ユアン「恋愛相談室!
いつも帰るとき怪しいなーって
思ってたから
ちょっと後つけてみたんだよね」





なつみ「お願い!
誰にも言わないで!」





ユアン「それは言わないけど・・・」





なつみ「それは・・・?」





ユアン「なつみ。
俺が密かにアピールしてたの
気づいてた?」





なつみ「え?」





ユアン「やっぱり・・・」





なつみ「あ・・・もしかして・・・」





ユアン「俺、なつみのことが
好きなんだ。
もっとアピールすればよかったかな・・・」





なつみ「申し訳ないけど
全然気づかなかった。
でも、私もユアンくんのこと
好きだよ?
友達としてとか
クラスメイトとしてじゃなくて」







*Happy end*

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