2人の愛は、無限大

CAST有坂 心花有坂 心花

作者:moon

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.12.12

私には、彼氏がいる。
名前はナツ。





明るくて、優しくて、
時には厳しく、
まさに理想の彼氏。





だけど、ナツは、
もう、いない。





2ヶ月前、事故で
他界しちゃったんだ。





あのあと
たくさんの人から
告白された。





でも、全部断った。





まだ、ナツとは
別れてないから。





最近よくナツの家に
お邪魔させてもらって、
彼氏の仏壇に向かって話す。





「また男子に告白されたよ~。
でも、まだナツと別れてないから、
皆ダメって、言ってるん、だ・・・」





ナツに会いたい。
この写真だけじゃなくて、
もっと、動いてる、
触れられる、ナツ。





そんなこともわからないで、
他界したと知らされたとたんに
告白する人が出てきた。





しかも10人は越えてる。





皆は人の気持ちが
わからないの?





大切な人が死んだのに、
何十人にも告白される。





皆、ナツが嫌いだったの?





ナツには、裏なんてない。





人の悪口なんて言わないし、
人に嫌われる、
人を嫌うようなこと
なんてしてないのに・・・





それに構わず今日も、
告白された。





もう告白してくる人も、
そうじゃなくても、
男子が怖くなった。





ナツが、死ななかったら、
私もナツも、こんなに
辛い思いしなくても
よかったのに・・・











*...・・・*...・・・*
・・・*





2ヶ月前、私とナツは
付き合って半年記念日に
デートをしてた。





帰る前、





「あそこのクレープ
美味しいんだよねー!」





と、ナツを誘った。





走って信号を渡り、
その私を追いかける、ナツ。





静かに光る青信号は、まだ、
赤から青に変わったばかりだった。





ナツの近くに
トラックが迫ってる。





止まる気配がせず、
突っ込んできそうな、
トラック。





そのトラックが
そのままナツを、轢いた。





ショックと後悔で泣いた。





その運転手は
何回も謝って、
救急車を呼んで、
私に謝った。





あの時、
私が急かさなければ・・・





あそこのクレープ屋さんに、
誘わなかった、ら・・・





ナツの仏壇の前で、泣いた。
泣き崩れた。





「コハナ、ごめんね」





ナツの声がした。





後ろから、
確実にした。





後ろを振り返った。





でも、そこには
ナツの家の、一面真っ白な
壁しかなかった。





「・・・ありがとう、
ございました」





ナツのお母さんに
お礼を言って帰った。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





「ナツくん、
残念だったわね」





母が、そういう。





「うん」と返して
私は部屋で泣いた。





「コハナ、コハナ!」





「え?」





「コハナ、ありがとう!
いつも話してくれて。
神様が1週間だけ
時間くれるって言ってたから、
来ちゃった♪」





「1週間って、
結構長いんだねw」





「でも、幻じゃ、ないんだよね」





ナツの体をさわる。





どうせ貫通する。





そんなことも
わかっていながら。





「・・・え・・・?」





「あ、1週間だけ、
人間に戻してくれるって」





「けど、学校には行けないな」





「とりあえず、
自分家に帰るか」





「・・・行かないで」





泣きながらすがる私。





わかってるんだ。





ナツは、親に会いたかった。





「・・・なら、いつも
仏壇行く時間に、
一緒に会いに行こう!」





「・・・うん!
ありがと!」





「こちらこそ!」





神様:あの2人、
付き合ってたのか。
なら、特別じゃ。





「・・・もうすぐ・・・だね・・・」





「うん・・・楽しかったよ」





「・・・(泣きながら)
私っ・・・ナツの分まで、
生きるから、
後悔なんてないように!
大好き! 行かないで!」





「フフッ・・・可愛い」





「もう、タイムリミット。
ごめんね。
僕も、大好きだよ・・・」





ナツが、透けてく。





「ナツ!
・・・ナツ!
・・・」





「今まで・・・
ありがとう・・・
コハナ、バイバイ・・・」





それ以来、
何も考えられなくなった。





ぼーっとしてたら
時間が過ぎていく。





「コハナー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」





その声に皆が驚く。
ナツが戻ってきた。





「神様がね、コハナへの
愛情が伝わってきたから
人間に戻してくれるって」





「やったぁ・・・
ナツ・・・また・・・」





学校で泣いてしまった。





けど、それくらい
嬉しいことなんだ。





あれから、私とナツは結婚し、
しあわせな毎日を
送り続けたのでした。







*end*

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