恋と後悔

CAST高比良 由菜高比良 由菜

作者:ピンクノフセン

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.05.17

「高比良さんの寿命は
残念ですが
あと2年です」





全ての始まりは
これから。





この言葉からだった。





これが言われた時の自分を
まだ思い出せていない。





「えっ・・・」
と言ったか・・・
あるいは、それを
言いそうな顔で
何も言わずに
ぽかんとしてたか。





生まれつき体が
弱かったからかな。





でも、ただ覚えているのは
お母さんが





「ごめんね、ごめんね・・・
ゆな、ごめんね」
と言っていたこと。





それから
決めたこと。





最初の1年は
今まで通り
暮らすこと。





最後の2年は
学校ズル休みして
どこかあてもなく
遠くに行くこと。





────だけど、
そんなんじゃなかった。





最初の1年の中の
4ヶ月。





私はいつも通り、
ホントのこと
1つも明かさず
過ごした。





仲良しの子と
パーク行ったり、
彼氏と花火見たり。





だけど、余命を少し
延ばせる手術が
あるからって
病院に入れられて
余命宣告されてから
2年とあと3ヶ月がたった。





今はベットの中で
寝てるだけ。





確か最後に
同級生と行った場所は・・・





彼氏のレンと行った
花火大会だったかな。





約束したっけ、
来年も見よって。





私は今日きっと
息を引き取る。





行きたい場所、





やりたいこと、





まだ沢山あった。





でも、私はもう
無理なんだ・・・







ーガチャッー





ゆな「誰?
お母さん?」





そこに居たのは
レンだった。





レン「ゆな、俺・・・
ゆなのこと、
大好きだったから」





そう言って彼は
優しく微笑んだ。





目からは
真珠のような
涙を落として。





その言葉は、
私の未練、後悔、
全て消す物だった。





「約束破ってごめんね。
大好き」





そうして私も
彼と同じ表情をして、
眠った。







*end*

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