どうせ、私なんて。

CAST高比良 由菜高比良 由菜

作者:なごぴよ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.01.17

私は、ゆなな。





いつもマイナスに
考えてしまう、





そういう感じの人。





好きな人は、
ナオヤっていう
幼なじみ。





だけど、ナオヤは
もう1人の幼なじみの、
ルキが好き。





2日前の話なんだけど・・・





ゆなな「な・・・ナオヤ!」





ナオヤ「何?」





ゆなな「これ、
ルキと撮ったの(照れ)」





ナオヤ「これって・・・
ティックトック?」





ゆなな「ルキが、
可愛くて・・・
どうかな?」





ナオヤ「ゆななも
いるじゃん」





ゆなな「ルキを
見て欲しいの」





ナオヤ「分かった」





♪♪♪~





ナオヤ「か・・・
可愛い・・・!!」





ゆなな「だ・・・だよね」





ズキズキ。
なんでだろ・・・
私がオススメしたのに。





ナオヤ、
キラキラした目で
見てる。





やっぱりルキが
好きなんだろうな。





ナオヤ「もう1回見せて!!」





ゆなな「う・・・うん。
いいよ」





ナオヤ「あざす!」





♪♪♪~





ゆなな「あ。私、
図書委員だ。
行くね」





ナオヤ「スマホ!」





ゆなな「後で返して。
じゃ」





ナオヤ「あぁ。じゃ」





逃げちゃった。
今日図書委員
ないんだよな。





バカだな。私。





ルキ「わっ!」





ゆなな「!?」





ルキ「成功!!」





ゆなな「ルキか・・・」





ルキ「相談乗って?」





ゆなな「いいよ」





ルキは、
明るくて可愛い。





正直私は、
引き立て役。





でも、何か楽しいから。
結局一緒にいるんだよね。





で、ルキの相談に
乗ってるの。





ルキ「私さ・・・」





ゆなな「ナオヤが好き?」





ルキ「!!」





ゆなな「図星?」





ルキ「な・・・
なんで分かるの!?」





ゆなな「何となく」





ルキ「実は、そうなの。
ナオヤが最近好きで」





ゆなな「お・・・
応援するよ」





しょうがないよね。
ルキの恋を応援しよう。





どうせ、私なんて。





ルキ「いや。しないで」





ゆなな「え。
な・・・
何言ってるの!?」





ルキ「ゆななも好きなのは、
承知のうえ。
だからライバルだね!」





ゆなな「う・・・」





ルキ「よろしくね!
親友ライバル!」





ゆなな「え・・・
よろしくね・・・」





ルキ「ティックトックとろー!!」





ゆなな「あ、スマホないんだ」





ルキ「教室?」





ゆなな「あーえっと、
ロッカーだから。
ルキのでやろ」





ルキ「オーケー!」





♪♪♪~





ゆなな「できた」





ルキ「ごめん!
失敗した!」





ゆなな「じゃ、もう1回」





ルキ「ゆななって、
ティックトック
上手いよね」





ゆなな「覚えるのみね」





ルキ「ふーん」





♪♪♪~





ゆなな「どう?」





ルキ「いい感じ!
送るね!」





ゆなな「ありがと」





ルキ「ナオヤだ!」





ナオヤ「ゆなな。
スマホ!」





ゆなな「あ・・・」





バーカー!!
ナオヤのバーカー!!





ゆなな「ありがと・・・」





ナオヤ「ルキもいるじゃん。
ティックトック
良かった」





ルキ「見てくれたの!
嬉しい!!」





ナオヤ「ゆななが
見せてくれて!」





余計なこと
言うな!!!





もう・・・
ナオヤってば。





ルキ「ゆなな、スマホ
ロッカーじゃないの?」





ゆなな「ティックトック
見せたこと、
ばれたら・・・
と思って・・・」





ルキ「う・・・」





ナオヤ「う・・・?」





ルキ「嘘付きーーーー!!
ゆななのバカ!!」





ゆなな「ルキ!」





ナオヤ「おいおい!
落ち着けって!」





ゆなな・・・













*。・ 2日後 ・。*





ルキ「・・・」





ゆなな「・・・」





今、ルキに
呼び出されている状況。





何か言ってよ
ルキ・・・





ルキ「ゆなな。前さ、
ナオヤと
喋ってたんでしょ?」





ゆなな「ごめ・・・」





ルキ「良かったねぇ!!」





ゆなな「え・・・」





ルキ「私、彼氏いるから!」





ゆなな「え。えー!!
いつから!?」





ルキ「1ヶ月前くらい!(笑)」





ゆなな「でも、ナオヤはね。
ルキが好きなんだよ」





ルキ「本人に、聞いたの?」





ゆなな「・・・」





ルキ「本人に、
聞いてみなよ!」





ゆなな「う・・・うん」





いやだなぁ。
ルキだって、
改めて知るの。





でも、
いっそのこと・・・





ナオヤ「ゆなな? やほ」





ゆなな「うわ。ナオヤ」





嫌なタイミング!!
最悪だよー・・・





ナオヤ「仲直りした?」





ゆなな「ま・・・まぁ」





ナオヤ「そっか!
良かった!」





ゆなな「あ・・・あのさ」





ナオヤ「ん?」





ゆなな「好きな人ってー・・・」





クラスメート「ナオヤ!!
部活行くぞー!!」





ナオヤ「あーごめん!
また! じゃ!」





ゆなな「じゃ」





ホッとしたよーな、
ちょっと残念なような、
微妙な気持ち・・・













*。・ 次の日 ・。*





ルキ「おはよ!
聞いた?」





ゆなな「いや。
聞こうとは、した」





ルキ「おぉ! えらい!」





ゆなな「でも、無理だった」





ルキ「おしー!!
でも、今日こそ!
いけるー・・・よね?」





ゆなな「う・・・
頑張ってみます・・・」





ルキ「よし!
頑張れ!
ゆなな!」





ナオヤ「はよ!」





ルキ「ベストタイミング!
私、日直だから! じゃ!」





スタコラサッサー!





ゆなな「あ・・・えーと」





ナオヤ「?」





ゆなな「好きな人いるっ?」





言った。





言えた。





良かったような、
嫌な予感がするような・・・





ナオヤ「いるけどー・・・」





ゆなな「だ・・・だれ?」





ナオヤ「ヒント!
ティックトック
とってる子!」





ゆなな「ルキ?」





ナオヤ「まだ!
ヒント! 可愛い!」





ゆなな「ルキじゃん」





ナオヤ「最後!
今は、一緒に、
話してる」





ゆなな「ルキ・・・
じゃない?!」





ナオヤ「お前だよ(笑)」





ゆなな「私?!」





ナオヤ「うん」





ゆなな「可愛くないのに!?」





ナオヤ「世界一可愛いけど?」





ゆなな「えっ・・・」





ナオヤ「えへ」





ゆなな「私も好きだよ!
ナオヤ」





ナオヤ「じゃあ・・・
よろしくな!」





ゆなな「う・・・うん!」





どうせ、私なんて。
って思ってたけど、





好きな人を見つけて、
恋をすると、
女の子は変わりますっ!!







*end*

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