恋人以上、幼なじみ未満

CAST高比良 由菜高比良 由菜

作者:なご

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.07.26

初めまして!
私はゆななこと、
高比良ゆな!





いきなりですが、
私には、か・・・
彼氏がいますっ!





それは最近のこと――





ゆなな「私、ナオヤ先輩が・・・
好きです!
付き合って下さい!」





ナオヤ「ゆななちゃん・・・」





ナオヤ先輩は、
サッカー部のエース。
高校2年生で、
私のひとつ年上。





サッカーには
興味がなかったけど・・・
ナオヤ先輩がいるから
サッカー部の
マネージャーになった。





ナオヤ「よろしくね。
ゆななちゃ・・・
ゆなな!」





ゆなな「うそ・・・
お・・・願いしますっ!!!
ナオヤ先輩!!」





ナオヤ「あははっ!
よろしくね!」





やったぁー!!
ナオヤ先輩と・・・
付き合う!!





ということなのです。





で、今も仲良しです!













*。・ 放課後 ・。*





ゆなな「サッカー部
行くか・・・!
ナオヤ先輩来てるかな~」





ガチャ





メアリ「あ、こんにちは~!」





ゆなな「こんにちはっ!」





メアリ先輩だぁー!!





メアリ先輩は、
サッカー部のマネージャーで、
ナオヤ先輩と同い年!





美人で、モッテモテ!
尊敬してる先輩なんだ!





メアリ「ゆななちゃん!
これ、持っていって
くれるかな?」





ゆなな「はいっ!
もちろんです!!」





ダッ・・・





ゆなな「この辺かな・・・?」





トン





ナオヤ「走るぞー!」





1年「はいっ!」





3年「あいつ・・・
ナオヤってやつ・・・
でしゃばってんなーw」





3年「2年なのになw」





ゆなな「!!」





ひどい。
ナオヤ先輩は
悪くないのに・・・!!





ゆなな「あ・・・あのっ!」





メアリ「走る時間ですよ。
タイムとりまーす!」





ナオヤ「メアリ、センキュ」





メアリ「ビシッとしなよ!」





ナオヤ「おうっ!」





ゆなな「メアリ先輩
ありがとうございます!」





メアリ「ナオヤ、
あんな感じだからね。
私が言ってあげないと!」





ゆなな「尊敬します!!」





メアリ「ありがとう」













*。・ 部活終わり ・。*





ゆなな「ふぅ・・・
終わったー!」





ナオヤ「ゆなな、
一緒に帰ろ!」





ゆなな「はいっ!」





ナオヤ「おまたせ!」





ゆなな「いえ、全然!」





ナオヤ「どう?
マネージャー慣れた?」





ゆなな「メアリ先輩が、
教えて下さって・・・!」





ナオヤ「あーメアリね!
優しいってか、
姉っぽいだろ?」





ゆなな「確かに・・・
面倒見てくれます!」





ナオヤ「俺のさー
幼なじみで、
けっこう一緒に
いんのよね!」





ゆなな「へー
好きになったりしますか?」





ナオヤ「うーん・・・ないな!
安心して!
ゆなな一筋w」





ゆなな「あははっ・・・」





この言葉信じて・・・
いいのね?





ナオヤ先輩・・・
幼なじみって・・・





ナオヤ「じゃあ!」





ゆなな「また明日!」





メアリ「あれ?
ナオヤ?
ゆななちゃん?」





ゆなな「メアリ先輩!
お疲れ様です!!」





ナオヤ「どした?
メアリ?」





メアリ「あ・・・
その・・・ね?」





ナオヤ「あ、OKOK!」





ゆなな「?」





メアリ「じゃ、
ゆななちゃん
バイバーイ!」





ゆなな「はい、
さようなら・・・」





ナオヤ「また明日な」





テクテク・・・





さっきの・・・
何だろう・・・





気になる・・・





やっぱり、
あの2人
何かあるのかな・・・





ナオヤ先輩のこと、
信じていいのかな・・・













*。・ 次の日 ・。*





メアリ「ゆななちゃん!
ゆななちゃん!
ちょっといい?」





ゆなな「はい!
なんでしょうか?」





メアリ「ナオヤのこと・・・
どう思ってる?」





ゆなな「え・・・?」





メアリ「いや、特に
深い意味は
ないんだけど!」





ゆなな「尊敬してる、
先輩です・・・」





メアリ「そっ・・・そっか。
そうだよね!
ありがとう!
じゃ!」





ゆなな「はい」





メアリ「先輩も、
ナオヤ先輩が好き・・・なのか。
きっとナオヤ先輩も、
メアリ先輩のこと
好きなのかな・・・
幼なじみだし・・・」













*。・ 放課後 ・。*





ゆなな「部活・・・部活・・・」





ガチャ





ゆなな「あれ?
誰もいない・・・って、
今日部活ないじゃん!!」





テクテクテク・・・





ゆなな「あーダメだ。
もう、頭が
メアリ先輩と
ナオヤ先輩でパンパン・・・」





メアリ「私が何だって?」





ゆなな「メアリ先輩!!??」





メアリ「さっきはごめんね?」





ゆなな「あ、いえ!」





メアリ「元気なさそうだけど・・・
大丈夫?」





ゆなな「先輩!
もし、幼なじみの間に
入るなら、
どう入りますか?」





メアリ「うーん・・・
幼なじみっていうのを
気にしないかな・・・」





ゆなな「というと・・・?」





メアリ「幼なじみだから・・・
付き合うーとか、
私にはないから」





ゆなな「え?
ナオヤ先輩のこと
好きじゃないんですか!?!?」





メアリ「私?!
ないない!
ナオヤはない!」





ゆなな「でも・・・」





メアリ「あ、さっきの?
それは・・・」





ナオヤ「ゆなな!」





ゆなな「ナオヤ先輩!」





メアリ「ナオヤが、
ゆなな最近元気ないから、
俺のこと好きじゃなく
なったのかな・・・
って言ってたから、
確かめに・・・」





ゆなな「そうだったんですか!!」





ナオヤ「ごめん!
俺、何かしちゃったかな?」





ゆなな「私が勝手に
誤解していただけです!
すみません!」





メアリ「私は別に、
彼氏いるから(笑)」





ゆなな「そうだったんですか!!」





ナオヤ「え? 俺とメアリ?
ないない(笑)」





メアリ「幼なじみだからってさ!」





ナオヤ「そうか・・・ごめんな!
不安にさせて!」





ゆなな「いえ!
スッキリしました!
誤解でよかった・・・」





ナオヤ「俺は、ゆなな一筋!
だからな!」





メアリ「付き合った日、
私に自慢してきたんだよ?(笑)」





ナオヤ「なっ・・・いうな!」





ゆなな「ふふふ・・・」





幼なじみなんて関係ない!
私は私だー!







*end*

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