レールという壁を乗り越えて

CAST高比良 由菜高比良 由菜

作者:みなな

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.02.10

レールを挟んで
すぐそこにいるあの人。





すぐ手の届く所に
いるのに、
私とあの人の間には
レールがある。





レールという
壁がある。













☆*:・。・ ・。・:*☆





私はゆなな。
中学3年生。





お寿司が大好きで、
週1必ず行くほど
大好きなんだ。





私だけじゃなく、
家族みんな
お寿司が大好きで、





金曜日には必ず、
夜ご飯はお寿司って
決まってるんだ!





今日は金曜日だ。





だから、今から
回転寿司に行く。





お母さん「今日は
車で行くわよ~」





ゆなな「はーい」





ルキ「りょうかーい」





ルキちゃんは、私の
お姉ちゃんなんだ!





お父さん「早く車乗れ~」





ゆなな「はぁ~い!」





そうして、私たちは
回転寿司に向かった。





ガラガラガラ





店員さん「いらっしゃいませ~」





ゆなな「こんにちは」





店員さん「あっゆななさん
ご家族!
今週もご来店
ありがとうございます。
いつものお席に
ご案内いたします」





お母さん「よろしく
お願いしま~す」





よーし
今日も食べるぞ~





まずはサーモン!





私はサーモンが
大好きで、
必ず最初に
食べるんだ!





ガラガラガラ





誰か来た!





店員さん「いらっしゃいませ~」





レン「こんにちは!!」





店員さん「レンさん
ご家族ですね!
ではいつものお席に
ご案内させて頂きます」





あっっ!
レンくんだぁぁ!





レンくんも、
お寿司が大好きで、
毎週金曜日に
ここの回転寿司に
来てるの!





   •





   •





   •





話したことないけど。。。





レンくんは
私の好きな人だ。





5年前、
私が小学5年生の頃、
レンくんは初めて
ここの回転寿司に来た。





ちなみに私は、
小学1年生の時から
この回転寿司に
来ているから、
結構な常連だ。





と言うことは
おいといて、、、





レンくんが
初めて来た時、
なんか、
心がきゅんとなって。





一目惚れってやつ、、?





それで、レンくんも
毎週金曜日に
回転寿司に
くるようになって、





それで、もっと
好きになっていったの。





でも、、、





レンくんの席は、
レールを挟んで、
向こう側の席なんだ。





だから、
話したことが
ないってわけ。





帰る時とかに
話しかけようと
思ったことは
あるんだけど、





勇気が出なくて、
5年間話すこともなく
片思いってことなんだ。





でも、来週の金曜日は
レンくんの誕生日なんだ。





5年間で初めて、
金曜日がレンくんの
誕生日だから、
回転寿司で
お祝いするんだって。





その時に、レンくんが
友達を誘うって
言ってたの。





だから、
それにまぎれて
話しちゃおうかな、
みたいな、、





来週楽しみっ!













☆*:・。・ 翌週 ・。・:*☆





今日はレンくんの
誕生日。





待ちに待った、
レンくんの誕生日。





ルキ「ゆな、今日、、、」





ゆなな「うん。
わかってる」





ルキちゃんに、
この1週間相談して、
今日、告白することに
決めたんだ。





すごく突然だけど、
色々考えて、
そうすることに
決めたの。





頑張る!





ルキ「がんばってね」





ゆなな「うん!」





お母さん「じゃあ
回転寿司
行くわよ~」





ゆなな&ルキ「はーい」













☆*:・。・ ・。・:*☆





回転寿司に着いた。





ガラガラガラ





店員さん「いらっしゃいませ~」





ゆなな「こんにちは!
いつもの席
お願いします!!」





店員さん「は~い。
ご案内します」





もうレンくんは
来てる。





ゆなな「レンくん!」





レン「あ、高比良由菜さん・・・
ですよね?」





ゆなな「そうです!!
なんで覚えて
くれてたんですか?」





レン「だって・・・
毎週会うし、
俺、由菜さんのこと
好きだし」





ゆなな「え・・・」





レン「初めて喋ったのに
言われても
困るよね・・・笑
気にしないで」





ゆなな「全然!!!
私も・・・
レンくんのことが
好きだから」





レン「え・・・」





ゆなな「付き合って
ください!」





レン「もちろん!」





それから私達は、
毎週金曜日、
一緒にお寿司を
食べることに
なりました。/////











☆*:・。・end・。・:*☆

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