君と6年目の花火

CAST高比良 由菜高比良 由菜

作者:おかりな

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.04.22

私はゆなな。
今年で受験生。





そんな私には
長年片想いしてる
相手がいる。





名前はハアト。





ハアトとは
3歳から一緒の
幼なじみで、
家も隣同士だから
毎年近くの公園の
花火大会に行っている。





高校でもずっと
一緒だと思ってた。





「俺、親が転勤で
引越すことになったから」





その一言で
視界がゆらゆら揺れた。





肌から、雨のような
冷たい水滴が
落ちてきた。





今年で最後の
花火大会。





君との6年間の思い出が
どんどん出てくると同時に
涙も溢れてくる。





来週は花火大会。





ただ、君を
追いかけることしか
出来なかった。













・*。・ 花火大会当日 ・。*・





私はピンクのリップに
カラフルな浴衣
そして、
花の簪(かんざし)をつけた。





君が5年前
簪を可愛いと
言ってくれたから。





それから
花火大会の度に
この花の簪を
褒めてくれる。





そんなことも
私にとっては
嬉しかった。





そんなことを
思いながら
ハアトと
花火大会の場所へ
向かった。













・*。・ 10分後 ・。*・





「あ、」





誰かのその声と同時に
大きな綺麗な花火が
上がった。





「好き」





咄嗟に出てしまった
その声に、ハアトは
驚いていた。





それと同時にどこか、
切なそうな笑顔で
こっちを向いた。





その寂しそうな笑顔が
余計辛くて、





心が痛かった。





ハアトが私の頭を
くしゃっと撫でる。





相変わらず、昔みたいに
扱いが酷くて笑った。





昔と変わらないなぁ。





2人で笑った。





2人で泣いた。





それからずっと
2人で花火を
しんみりと見ていた。





けど





だけど





その君の横顔から
目を離せない。





色とりどりに
上がる花火に





負けないくらいに
君の横顔がただ、
綺麗で美しかった。











花火大会が
終わった。





これから受験勉強で
忙しくなるだろう。





私達は最後の
思い出を作れた。





けど私は
君への想いを
伝えることが
出来なかった。





だから





今、ここで言うね。





「ずっと前から
好きでした」







*end*

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