打ち明けにくいことを打ち明けるということ

CAST高比良 由菜高比良 由菜

作者:りんりんり

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.02.12

こんにちは私、
高比良由菜
通称ゆなな。





私実は、
レズビアンといって
男の子を好きには
なれない。





そう。
好きになれるのは
女の子。













・*。・ 学校 ・。*・





カイラ「ゆなな
おっはー」





ゆなな「カイラ
おはよー」





私の好きなのは
カイラ。





本人には
言ったことすらない。





ナツミ「ゆなな
どうかした?」





この子は私の親友
ナツミ。





この子には
そのことを
打ち明けたい。





というか
明後日水曜日に
打ち明ける。





家が遠いから
部活のない水曜日に





教室に誰も
いないかな?
って思って。





ゆなな「ナツミー
ちょっときて」





ナツミ「なにー」





ゆなな「相談があるから
明後日部活終わりに
教室来てー」





ナツミ「おけ」













・。・。・。・。・。・。・。・。





気づけば明後日。





ナツミ「相談ってなに?」





ゆなな「実は私、
レズビアンで
カイラのことが
好きなの」





ナツミ「そうなんだぁー」





ゆなな「どうしたらいいー」





と、その時





教室のドアが開く。





ゆなな・ナツミ(えー)





なんとそこに
クラスのトップ
関谷ルキが来た。





彼はリーダー的存在で
元気な子。





彼女は噂を広める
気がするし





ルワという彼氏がいる。





ルキ「どうしたの? 2人。
ってか、さっきの話
聞こえたよ」





ゆなな「えー」





ナツミ「てか、
何しに来たの?」





(ナツミが怒鳴る)





ルキ「え、忘れ物した
だけなのに」





ナツミ「今の話
他人に絶対
言っちゃダメだからね」





ナツミ「あ、あと
バカにしないで」





ルキ「バカにするわけ
ないじゃん」





ゆなな「ほんとに?」





ナツミ「絶対するでしょ」





ルキ「前からゆななが
そうだとは思ってたけど
バカにはしないよ。
私はそうではないけど」





ナツミ「そうじゃないから
怪しいの!」





ルキ「私は別に
おかしくないと思うよ。
だってこの世界
いろんな人がいて
美しいし
私は今彼氏がいるけど
昔は恥ずかしくて
バカにされるとしか
思ってなかったし
別にゆななや
ナツミとだって
仲良くしたかったの」





ゆなな「そうなんだ。
私、避けちゃってゴメン。
どちらかというと明るすぎて
気が合わないと思ってたし
よかったら一緒に聞いて」





ルキ「いいよ。
私、恋バナ好きだし
アドバイス得意だよ」





ゆなな・ナツミ
「ならよかった」





ルキ「まずゆななは、
男の子に
なりたいんだよね」





ゆなな「なりたいっちゃ
なりたいけど
本当は女の子の
服とかの方が良くて
なんというか
微妙っていうか、
曖昧だけど、うん」





ルキ「じゃあまずこれから、
持ち物をちょっとずつ
変えていこうよ!」





ゆなな「じゃあ今日とか
遊べる?」





ルキ「私は遊べるけど
ナツミは?」





ナツミ「私は家遠いし
やめとく」





ルキ「じゃあナツミ!
LINE交換しよう!」





ナツミ「おっけ」













*・。+ *・。+ *・。+
 放課後
 ショッピングモールニコン
*・。+ *・。+ *・。+





ただいまの時間4時。





今日の下校時間2時半。





ルキ「まずゆなな
持ち物をちょっと
メンズっぽくしよっか」





ゆなな「うん」





ルキ「まず服を少し
カジュアルにしよー」





ゆなな「うん」





ルキ「いつも
ガーリーコーデだから、
あ、思いついた。
上は白のTシャツに
黒ビスチェに
ジーパンは!」





ゆなな「そうだね
一気に変わると目立つから
ちょっとずつ変えよう」





日に日に成長して
服はもう完璧。





次は持ち物。













・とある日の放課後・





ゆなな「カイラ、
実は、私
レズビアンっていって
女の子しか
好きになれないの。
それでカイラが好き」





カイラ「私はそうでは
ないんだけど
ゆななは好き。
というか、最近なんで
ルキと仲良いの?」





ゆなな「それはね」





(今までのことを話す)





カイラ「そうなんだ。
じゃあ今度、
ルキ、ゆなな、ナツミ、
私の4人で
ニコン行こう!」





ゆなな「OK」













・ニコン・





ルキ「じゃあこの筆箱
いいんじゃない」





ゆなな「うん」





カイラ「このシャーペンは?」





ゆなな「それいいね」





ナツミ「このバックは?」





ゆなな「え、めっちゃ
いいじゃん」





こんな感じで
時が過ぎ





ゆなな「みんな
ありがとう!」





カイラ・ナツミ・ルキ
「いいよ。
こんくらい
気にせんといて」





打ち明けにくいことを
打ち明けるのは
すごく言いづらいし





分かち合えるかどうかが
微妙で
とても怖いし
恥ずかしいし
難しい。





だけど私は今回
打ち明けたことによって





苦手だったルキとも
とても仲の良い
友達になって
大好き。





そしてナツミは
頼れる親友。





カイラは同性だけど
私の好きな人。





1人かけてたら
いけない。





でも今回打ち明けて
本当によかった。





ルキ





カイラ





ナツミ





3人ともありがとう。





ルキはたくさん
アドバイスをしてくれて
いい親友。





ナツミは頼れる優しい、
私を思ってくれる親友。





カイラは私がレズビアンで
恋愛として好きな人。





意味はそれぞれ
違うけど





3人とも大好きだよ。











*THE HAPPY END*

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