きっかけは、1つのメッセージ。

CAST高比良 由菜高比良 由菜

作者:ミルフィーユ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.12.08

リミ「ねーねー知ってる?
ゆななって女子力高いくせに
初恋はまだらしいよ」





ミナミ「マジ?
女子力高いのは見た目だけで
中身はただの
天然ちゃんだったりして!」





リミ「あはは、
もしそうなら
爆笑するわ!」





雨の日の教室。





今日も3‐Bでは
凛美、南、
通称リミナミが
しゃべっている。





教室中に響く声で。





わたしは高比良由菜。





聖ニコラ学園中等部の
3年生。





みんなからは
ゆななって呼ばれてる。





女子力高いって
よく言われるんだけど・・・・・・





こんな風に悪く
言われることもある。





特にリミナミ。





わたしの悪口を教室で
キャーキャー言いながら
言ってる。





ルキ「まあたやってるよ。
リミナミも
いい加減にしないかね」





この子は親友の
関谷瑠紀。





おもしろくてやさしい、
わたしの最高の相棒!





レン「おはよう」





リミナミ「あ、レーン!
おはよー!
待ってたよ!」





クラス、いや学年のアイドル・
内田蓮が教室に入ってくる。





リミナミはパッと
教室のドアに飛んでいく。





ミナミ「レン、遅かったね!」





リミ「なんかあった?
心配してたよお」





はあ。





リミもミナミも、
そんなにわたしのことが
きらいなの・・・・・・?





ルキ「ゆななっ!
落ちこむ必要はないっ!
というか落ちこまないで!」





ルキの明るい声に
励まされる。





ゆなな「ルキ、ありがとっ!
大好き!」













・*。・ ゆななの部屋 ・。*・





わたしの初恋は、
まだじゃない。





もう、してる。





そう・・・・・・レンに。





わたしは
レンの幼なじみ。





幼い頃から
レンに恋してた。





そのことを知ってるのは
ルキと・・・・・・
リミ、ミナミなの。





中1くらいまで
2人はわたしの
いつメンだった。





でもね。





レンのことが好きって
打ち明けたら、この態度。





リミも、ミナミも、
ずっとレンが好きで、
色々レンの話をしてたの。





それであとから
言い出したわたしに怒って。





初恋はしてるって知ってるのに、
ウソの悪口で
してないって言ってるの・・・・・・





ゆなな「ん?
ルキからLINEだ」





スマホをタップして
トーク画面を開く。





ルキ『ゆなな、やばい!
リミナミが!』





え?





ピコン





リミが他の人と
トークしたときの
メッセージが
そのまま転送されてくる。











リミ『ゆななってやばいんだよ~w
初恋はまだとか言っときながら
実はレンのこと好きらしいw』





背筋が凍る。





ピコン





今度はミナミの
メッセージが
転送されてくる。





ミナミ『今日もわたしと
ミナミがレンと話してたら
にらまれたw
普通に怖いw』





ピコン





ルキ『クラスのグループLINEから
引っ張ってきた。
先生に言ったほうが
いいんじゃない?
しかも、クラスLINEのだから
レンも見てる・・・・・・』





ゆなな「っ!」





レンに、バレた・・・・・・?





ゆなな『ルキ、それホント?
レンはどんな反応してる?』





ルキ『ウソついてなんになんの!
レンからのメッセージは
来てないよ。
既読は数しか表示されないから
わかんない』





ゆなな『そっか、ルキありがと!』





ルキ『いーえ、お安い御用です!』





ルキに心配かけないように
明るい口調のメッセージを送る。





はあ。





リミ、ミナミ、
ひどい・・・・・・





ピコン





『RUKI・Sが
YUNAをグループに
招待しました』





え?





でも、『RUKI・S』って
ルキのアカウントだよね。





入るか!





グループメンバーは
わたしとルキと・・・・・・
レン!?





なぜ!?
どうして!?





ルキ『勝手にグループ
つくらせてもらったよーw
よろしくぅ!』





レン『おいー、ルキー!
なぜこのメンバー?w』





ああ・・・・・・





レン、わたしなんか
いないほうがいいんじゃ・・・・・・





ピコン





あれ?





レンからだ。





レン『今から会えない?』





うそ!





これ、なんのお誘い!?





ルキ『どうして?』





レン『話したいことがあるから』





うそ・・・・・・





なんでわたしと・・・・・・?





ゆなな『どこに行けばいい?』





レン『出てきて。
家の前まで来てるから』





ゆなな『わかった』





スマホを放り出して
部屋を出る。





階段を駆け下りて、
玄関の全身鏡を軽くのぞいて
ドアを開けた。





レン「高比良!
来てくれてありがとう」





ゆなな「ううん、
話したいことって?」





レン「実は、これのことなんだ」





レンのスマホの画面を見る。





クラスの、グループLINEだった。





ゆなな「レン・・・・・・
見たんだ」





レン「ああ。高比良。
これは・・・・・・
本当のことなのか?」





どうしよう。





ここでウソをついたら
言い逃れることもできる。





でも・・・・・・
ここでウソを
つきたくない。





ゆなな「本当だよ。こんな形で
伝えることになってごめん。
わたしはレンのことが好きです」





レン「高比良・・・・・・
ううん、由菜。
俺を・・・・・・
彼氏にして」





ゆなな「うそ」





レン「あのLINEを見たとき。
ホントならうれしかった。
ずっと、由菜のことが
好きだったから」





レンの口から出る言葉が
全部ウソみたいに聞こえた。





でも、レンの顔は真剣だ。





ゆなな「わたしなんかでよければ。
彼女にしてください」





レン「由菜、ありがとう」





レンに抱きつかれる。





ふんわりした、
やさしい香りがした。











*END*

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