七夕祭りで生まれた恋

CAST足川結珠

作者：りあちゃ

2023.05.03

私、ゆず！

好きな人いない・・・

欲しいけどな～！

・＊。・　学校　・。＊・

ゆず「おはよう！」

なつみ「おはよう！
七夕祭り行かない？」

ゆず「え？　急に？
まぁいいよ！」

なつみ「よっしゃー！」

・＊。・　そうじの時間　・。＊・

先生「足川（ゆず）さん～！
これ荷物運んでください。
多いから、誰か呼んで
一緒にやってね」

ゆず「はいっ！」

荷物多すぎ！

ゆず「かいらちゃん
荷物運ぶの
手伝ってもら・・・」

先生「かいらさーん」

かいら「ゆず～ごめん」

１人で運ぶしかないな。

よいしょ

よいしょ

多すぎて
まえが見えない。

（下みながら
何とか運んでる）

ゆず「階段・・・」

ここの階段下りたら
先生に運んでって
言われた教室だ・・・

ガタン

あ・・・

滑ってコケそう・・・

転けそうになってる時
すごくスローモーションに感じる。

怖い。

ユアン「キャッチと」

ゆず「え？」

そこに居たのは
見たことのない
男の人だった。

コケて階段から
落ちそうになったら
支えてくれたっぽい。

ゆず「ありが・・・」

ガタゴトん

ゆず「荷物がァ～！」

ユアン「綺麗に落ちたね」

ゆず「どうしよう」

ユアン「俺に任せとけ」

ゆず「？
ありガトウゴザイマスゥ？」

何をするんだろう。

★☆★☆　帰る時間　★☆★☆

先生「足川さん、
今日少し残っていってください」

えっ!?　居残り。
もしかして
あの荷物のことかな・・・

★☆★　職員室　☆★☆

あァァァ・・・

職員室来ちゃった。

（連れてこられた）

アレ？
あの男の子もいる。

先生「この荷物
どうしたんですか!?」

ユアン「少し、
割れかけていますが
多分修復出来ると思います。
あと、この子（ゆず）は
何も悪くないので。
怒らないでください。
先生に言われて頑張って
荷物運ぼうとしただけですし・・・」

先生「はい。わかりました。
かえってよし」

良かった。

てか、あの男の子何者？

ゆず「ありがとうございました！」

ユアン「セーフ！」

ゆず「また今度
お礼させてください！」

ユアン「じゃあさ！
七夕祭り一緒に来て！」

ゆず「え？　でも予定が・・・」

ユアン「お礼、
七夕祭りじゃないとヤダ！」

ゆず「わかりました！」

多分わたしの学年の人じゃないから
先輩だな。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

ゆず「ほんとごめん」

なつみ「しゃーない！
ゆず悪くないし」

ゆず「ありがとう！」

・＊。・　七夕祭り　・。＊・

ゆず「なんでこんなことに。
てか、お姉ちゃん
『彼氏と行くんでしょ～』
とか言って
変にメイクとかするし」

ユアン「ごめん。
ちょっと遅れた。
仕事長引いて」

この人よく見ると
超カッコイイ！

私服やばい！
アイドルよりカッコイイ！

ゆず「え？
子どもですよね？」

ユアン「違う（笑）
生徒会長の仕事してて、
インタビュー長引いちゃって」

ゆず「大変ですね」

ユアン「まぁね」

ユアン「意外に似合ってるね」

ゆず「はい？」

ユアン「なんでも」

ゆず「会ったばかりの人に
言うことじゃな・・・」

ユアン「好きだよ」

ゆず「え!?////////」

ユアン「じゃ行こーぜ！」

ゆず「ちょ!?　どういうこと」

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

ゆず「ねぇ～、さっきの
どう言う意味ですか～」

ユアン「りんご飴、美味しそー（笑）」

ゆず「聞こえてるのに
無視してますよね～」

ユアン「そうかな？」

ゆず「聞こえてるじゃないですか！」

ユアン「タピオカうまそー」

ゆず「モー！」

ユアン「じゃ、こっち来て」

ゆず「え？」

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

丘に連れてこられたけど。

なんだろう？

ユアン「あと８秒」

ゆず「え？　何が」

ユアン「そんなにもう１回
言って欲しかったんだ」

ゆず「いや、さっきのこと
一瞬告白かなって」

ユアン「嬉しかった？」

ゆず「うん//////　意外に」

ユアン「ギューしてもいい？」

ゆず「・・・まぁちょっとなら///////」

ユアン「３、２、・・・」

花火が打ち上がるのと同時に
ハグされた。

ユアン「好きだったんだよね。
足川のこと」

ゆず「名前・・・」

ユアン「昔、部活同じだったじゃん」

ゆず「あっ！
途中で辞めた
カッコイイ部活の先輩!?」

ユアン「生徒会長して忙しくてね。
すごく楽しそうに部活してて
一目惚れしてたんだけどね。
てか、カッコイイって思ってたの？」

ゆず「少し//////」

ユアン「素直になればー（笑）」

ゆず「カッコイイです！」

ユアン「俺のことは～？」

ゆず「好きです！」

ユアン「どうしよっかなー」

ゆず「え!?　さっき
告白してきたじゃないですか！」

ユアン「いいよ！
俺も好きだし！」

ゆず「やった！」

ユアン「もう俺の彼女だもんね」

ゆず「うん！」

ユアン「じゃあさ、次は
足川からギューして」

ゆず「んー。
わかりました！」

思いっきりぎゅーした（笑）

ユアン「でさ。
どうして無理やり七夕祭り
さそったかって言うと、
カナダに留学することになって」

ゆず「え！」

ユアン「明日～」

ゆず「そんな」

ユアン「大丈夫！
３年後戻ってくる。約束」

ゆず「分かった。約束」

ユアン「男が寄ってきたら
彼氏居ますからって言ってよ？」

ゆず「ハイハイ！」

・＊。・　３年後　・。＊・

ユアン「ゆず！」

ゆず「ユアン～！」

ユアン「会いたかった！」

ゆず「ゆずも」

思いっきり
ぎゅーされたんだ！//////

ユアン「これ」

ゆず「！」

ユアン「ネックレス。
お金貯めて
ゆずのために買った」

ゆず「一生の宝ものにする！」

ユアン「やった！」

ゆず「/////」

ユアン「これからは
一緒にいられるから」

ゆず「うん！」

ユアン「大好きだよ。ゆず」

ゆず「私もだよ////」

ｅｎｄ～　。・・・