運命の人

CAST足川 結珠足川 結珠

作者:さととん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.07.31

私はニコラ中学校、
2年1組足川結珠。





学校ではメガネ、
前髪重くて服もダサい。





私は決して
イケてるグループではない。





ガリ勉で成績だけは良いが、
異性と付き合ったことがない。





好きな人が
出来たこともない。





〈キュンとする〉の
感覚も分からない。





みんなは「かわいそー」とか
思うかもしれないけど、
その逆!





好きな人なんて
いらない!





別にいまの生活
嫌いじゃないし、
好きな人なんてできたら、
勉強邪魔になるだけ、、、





そもそも中学生で
付き合う必要なんて
ないのだ!!!





けど、運命のような
出会いがあれば・・・と
密かに期待しているのだ。





ある日、いつものように
小説を読んでいたら、
放送委員の放送を
しなければならないことに
気がつき、
教室を飛び出したその時、





スル!





コテ





掃除したあとで
廊下が濡れていたせいで、
滑ってこけてしまったのだ。





クスクスクスクス





みんなのかすかな
笑い声が聞こえる。





恥ずかしい!!!!
時が止まってくれ





そんなことを
思っていたそのとき、





スタ、スタ、
スタ、スタ





誰かの足音が
聞こえる。





こないで!!





こけているとこなんて
見られたくないよ





近づいてくる。





私はずっと
うつむいていた。





「大丈夫か?」





私が上を向くと、3年生の
見たことのない男子が
私に手を差し伸べていた。





私はその手を使って、
立ち上がった。





「怪我してないか?」





「し、してないです・・・」





「よかった!」





と3年生の男子が
笑顔で言った。





その笑顔を見たとき、
今までにない感覚に
おちいった。





ドキッ! ドキッ! ドキッ!





胸がうるさい。





私はその日ずぅっーーと
あの人のことを考えていた。





ぼーっとし過ぎて
先生から何度も
注意された(笑)





私はその日の夜、
その人がゆめに出てきた。





これで気づいた。





私はあの人のことが
好きなんだ。





翌日、私は
3年生のいる3階に行って、
その人を探した。





名前を聞くために。





その人は
見つからなかった。





何日も何日も
見に行った。





1週間後、
見つかった!





「あぁ!」





とあの人が言った。





なんと私のことを
覚えてくれてるらしい。





私は名前を聞いた。





レオン君
レオン君だ!!!!!





これから毎日私は
3階に行って
レオン君とおしゃべりした。





ラインも交換して
仲良くなってきた。





私はコンタクトにかえ、
髪の毛をストレートに、
前髪をシースルーにして、
垢抜けていった。





ある日、
遊園地誘われた。





断る理由がない!





絶好のチャンス!





私は告白すると
決めていた。











結局緊張して、
告白出来ずに
終わってしまった。





3年生はもうすぐ
卒業してしまう、、、





そしてずっと勇気が出ず、
告白出来ないまま、
卒業式をむかえた。





今しかない。





屋上へ呼び出した。





結珠「・・・あの、えっと」





レオン君「待って、
俺から言わせて。
実は君がこけた日の夜、
君が夢に出てきた。
それでおもったんだ!
運命の人だって」





!!!!!





結珠「わたしも!
わたしも
夢に出てきました!」





レオン君「好きなんだ!
付き合って下さい」





結珠「もちろん!」





初めての恋、
こんなに楽しいんだ!





これからもレオン君は
わたしの運命の人。







*end*

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