ニコラ警察学校恋物語

CAST足川結珠

作者：いちごみるく

2022.01.30

ニコラヶ丘に、
ある施設が建てられた。

それは、
ニコラヶ丘警察学校。

＊。・－－－－。・－－－－・。＊

こんにちは、
私、ユズって
言います。

今日からニコラヶ丘
警察学校に入学します！

ここは、中学生～
警察官になるまで
訓練する学校。

私は、警察官に
なりたかった。

警察官になって
人を守ることが
かっこいいし、

ドラマで警察官役の人が
すごいかっこよかったから。

でも、親は
猛反対だった。

命が１番とか、
人生のうちの夢が
少なくて
後悔するとか。

でも、私は警察官を
選んだ。

この警察学校は
警察官になるまで
寮生活。

親とは夏休みと
冬休みしか会えない。

入学して１ヶ月、
訓練は辛いし、
ルキ先生はこわいし、
親と会えないことが
寂しくて・・・

ある日のこと。

ルキ先生「長距離走を
始めます。
えー長距離走はー
くどくどくど・・・」

よし！　走るぞ！

ユズ「はっほっはっ・・・」

１キロなんて
私にとったら楽々・・・

「ドサッ！」

え？
私、倒れた?!

違う！
隣の人が倒れた。

ユズ「ハアト君
大丈夫?!」

ハアト「うぅ・・・
大丈夫かなぁ・・・？」

ユズ「いや絶対
大丈夫じゃないでしょ！」

私はハアト君を
保健室へ運んだ。

ハアト「ありがとう。
僕のせいで
長距離走最下位じゃん。
ルキ先生にこっぴどく
叱られるよ？」

ユズ「忘れた・・・！
ヤバい。
どうしよぉ！」

ハアト「早く行きなよ」

そうだ。
行かなきゃいけない。

なのに、体が
置いてっちゃいけないって
言ってる。

ユズ「無理！
ハアト君置いてっちゃ
いけない気がする！
多分私、ハアト君
好きになった!!」

口から言葉が
全部出てきた。

ハアト「びっくり。
警察学校で
恋なんてありかよ？
こんな恋
逃さないでしょ！」

それから、私達は
カップルになり、

そして、ルキ先生に
こっぴどく
叱られました。

でも、すこし
こわくなかった。

＊ｅｎｄ＊