ハッピーエンドになれるまで

CAST足川 結珠足川 結珠

作者:ニコラスヌーピー

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.09.09

恋は・・・





悲しくて辛くて、
楽しくて嬉しくて・・・





・・・でも
やっぱり切なくて・・・





こんな恋、
ハッピーエンドに
ちかづける?









* ‐‐‐ * ‐‐‐ *



はじめまして!
足川ユズです!





今、学校に
走って行くところです!





?「ちょっとまて」





ユズ「?」





誰・・・?





?「久しぶり、ユズ」





ユズ「えっ・・・
ミ、ミサキ?!」





ミサキとは幼馴染で
私の初恋の相手で
小5の時に黙って引っ越したの。





ユズ「なんで・・・いるの」





私は黙って引っ越した
ミサキが憎くて
強い口調になってしまうんだ・・・





ミサキ「帰ってきたんだよ」





ユズ「もう行くね」





ガシッ。





ユズ「・・・離してよ!」





ミサキ「俺、ユズが好きなんだ」





ユズ「えっ・・・」





ユズ「わ、悪いけど
好きな人がいるから・・・」





ミサキ「俺、待ってるから」





ユズ「もう行くね」





は~/////
緊張した~。





でも私には
ミサキじゃない人がいるから・・・











☆。・ 学校 ・。☆





ユズ「おはよ~」





カイラ「おはよ~、ユズ」





この子は、心友のカイラ。
何かとお世話になるんだ。





ユズ「聞いて~、カイラ」





カイラ「?」





ユズ「実は今日、
ミサキと会ってさ~」





カイラ「会っただけなら
良くない?」





ユズ「告白されたんだよ~」





カイラ「えっ? 嘘!」





ユズ「本当だよ・・・」





カイラ「断ったの?」





ユズ「うん・・・
好きな人がいるって」





カイラにはミサキの事を
ずっと前から話していたから





カイラはミサキを知っているから
いつも相談相手。





カイラ「ミサキ君か。
あいつどうすんの?」





ユズ「もちろん、あいつだよ!」





あいつとは、
私が好きな人・・・
リョウスケ。





優しくて、
小学校時代からの友達。





先生「皆、席に着け~。
転校生が来たぞ」





ユズ「転校生?」





まさか・・・





先生「転校生の
北島ミサキ君だ。
仲良くしろよ」





ミサキ「北島ミサキです。
お願いします」





ミサキじゃん・・・
最悪。





先生「じゃあ休み時間だ、
仲良くな」





ミサキ「ユズ、来ちゃった」





ユズ「来ちゃったじゃないよ!」





リョウスケ「久しぶりだな。ミサキ」





ミサキ「あぁ、久しぶり、
リョウスケ」





リョウスケ「ユズ、
ちょっと来い・・・」





ユズ「?」





ミサキ「待てよ、まだ俺
ユズと話したいんだけど」





リョウスケ「すぐ終わる」











☆。・ 屋上 ・。☆





ユズ「リョウスケ・・・?」





リョウスケ「お前、ミサキの事
どう思ってるの?」





ユズ「どうって・・・
憎い・・・
勝手にいなくなって現れて・・・」





リョウスケ「ふぅん・・・分かった」





ユズ「なんで?」





リョウスケ「なんでもねぇよ」





気になるじゃん・・・











☆。・ 帰り道 ・。☆





ユズ「はぁ・・・」





ミサキ「ユズ。
なんか話そうぜ」





ユズ「今はそんな気分じゃない」





ドンッ。





ユズ「!!」





ミサキ「俺・・・ユズが好きだぜ。
リョウスケが好きみたいだけど、
好きだ・・・」





ユズ「なんで・・・知ってるの」





ミサキ「勘だよ、勘!」





ユズ「私はリョウスケが好きなの、
だから、ミサキを好きにはなれない」





ユズ「じゃあ・・・」





もう・・・
何この気持ち・・・





私・・・
ミサキが好きなの?











☆。・ 翌日 ・。☆





ユズ「今日体育じゃん・・・」





カイラ「ユズ!
早く着替えていこ?」





ユズ「うん・・・」





先生「今日はハードルだ、
始めるぞ」





ユズ「はっはっ、うっ!」





カイラ「リ、ユズ?!」





ミサキ「大丈夫か? ユズ」





ユズ「う、うん・・・
ありがとう」





リョウスケ「・・・・・」





ミサキは手当てを
してくれた。





ユズ「ありがとう! ミサキ」





ミサキ「大丈夫か?」





ユズ「うん・・・」





私は知らぬ間に、ミサキに
心を許してしまってた・・・











☆。・ ある日 ・。☆





カイラ「ユズ、そろそろ
リョウスケに告白したら?」





ユズ「うん・・・そうだね」











。。。。。。。。。。。。。。





ユズ「リョウスケ! ちょっと・・・」





ミサキ「・・・・・」





ユズ「私・・・
リョウスケが好きです!」





リョウスケ「お前の相手は
おれじゃねぇだろ?」





えっ・・・





リョウスケ「ミサキだろ?」





ユズ「違うよ・・・」





リョウスケ「嘘つけ・・・」





ユズ「本当に違うの!
私にはリョウスケが・・・」





ミサキ「俺がユズ
もらってもいいの?」





り、リョウスケ「ミサキ!」





ミサキ「俺にユズくれる?
リョウスケ」





リョウスケ「すきにしろ・・・」





ユズ「リョウスケ・・・」





ユズ「うっうっうっうっ・・・」





なんで・・・





なんで・・・
こんな事になるの?





ミサキ「なんで泣くんだよ」





ユズ「ミサキなんかに
気持ちがわかる訳ないじゃない!
ミサキなんか大っ嫌い!!!!」





ミサキ「ユズ・・・ゴメン。
もう関わらないから」





ユズ「ミサキ?」





もう・・・
なんでよ・・・





私の恋は
アンハッピーなんだ・・・





ハッピーエンドになんか
なれないんだ・・・











**-・.・***・.・-**





それ以来私は
リョウスケともミサキとも
話さなくなったし、
あっちも話してくれなかった。





カイラ「ユズ・・・大丈夫?」





ユズ「ううん・・・ダメ」





ユズ「どうしたらいいの~」





カイラ「告白して
謝るしかないね」





カイラ「あいつ? ミサキ?」





ユズ「分からなくて・・・
リョウスケが好きなのに、
ミサキが忘れられなくて・・・」





カイラ「ユズ・・・考えて。
あなたにとって大事な人は?」





ユズ「大事な人・・・」





リョウスケ? ミサキ?





私にとって大事な人は・・・





ユズ「私、行ってくる!」





カイラ「うん」











**-・.・***・.・-**





ユズ「・・・スケ!」





リョウスケ「あ?」





ユズ「私・・・はぁはぁ、
リョウスケが本当に好きなの!
リョウスケの気持ち教えて?」





リョウスケ「ミサキと仲が良かったから・・・
俺ではないと思って・・・」





ユズ「ゴメンね。
確かに私の初恋はミサキだった・・・
でも今はリョウだけだもん・・・」





リョウスケ「ユズ・・・」





ギュ。





ユズ「リョウスケ?」





リョウスケ「・・・俺で良かったら
宜しく/////」





ユズ「ありがとう・・・」





ハッピーエンドになれるまで
辛かったけど、





それを乗り越えてこそ
ハッピーエンドに終われるんだ。







☆END☆

*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

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