君がいたから、

CAST足川 結珠足川 結珠

作者:るーれ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.04.29

わたし足川ゆず。
陸上部で200m走の
全国大会で
優勝するのが夢。





顧問の先生には
夢じゃないって
言われてる。





ゆ「やっほーレン」





れ「よぉ、」





彼は病人。
ここは病室。





レンは1年まえ
病に倒れ、
それからずっと
闘病生活をおくっている。





ゆ「れん、あのね
明日陸上の大会があるの。
県大会だよ、県大会!!」





れ「そっかーゆずは
全国大会優勝が
夢だもんな。
小1の頃から
言ってたしな」





ゆ「私勝つから!
絶対見ててくれよな」





そして私は
大会に勝った。





次の大会にも、
その次の大会にも。





そして、次は
全国大会。





そして
その日まであと2日、、、





ゆ「れん!
明後日は私全国だよ!」





思いっきり病室のドアを
開けると、
レンの周りに
お医者さんと看護師さん、
それからレンのお母さんも
あつまっていた。





レン母「ゆずちゃん、レンね。
今少し大変で」





医「レン君はここ3日が
やまになるだろう。
ゆずちゃん、わかるかい?」





なに? みんなして
私を可哀想な目で見て。
なんなの?





ゆ「レンはこのやまを
こえられますよね?
そしていつか、退院して
一緒に走ったりして」





だからそんな目で
見ないで、、、





ゆ「レン、聞こえる?
わたし明後日が
全国大会だよ。
優勝する。
だから優勝トロフィーを
もらってくれない?」





レンいいよね、、、





ゆ「それじゃお母さん、
レン、
また来ます」





そして私は
全国大会で優勝した。





れん!
やったよ、私!





レン
喜ぶだろうなぁ!





ゆ「レン!!」





そう言って
病室のドアを
開けると
信じられない
光景が広がっていた。





レン母「ゆずちゃん、
ごめんね。
約束してたのに、、、
れんったら」





レンのお母さんが
震えた声で言う。





レンの顔には
白い布が
かぶさっていた。





ゆ「なんでだよ、、、
あぁぁぁァ
あぁぁああああ」





私は泣き崩れた。





ゆ「なんでだよ!
君がいたから、、、
君がいたから頑張って
これたんじゃないか、、、」





私は大事な人を失った。







*end*

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