支えてくれた君へ

CAST足川結珠

作者：はむはむ

2021.10.24

ヤッホー！
私はゆず！

今はニコラオーディション
２次審査の真っ最中！

だからめっーーちゃ
緊張してるの。

こう見えて私
結構人見知りで
学校で先生と
目が合うだけで
真っ赤になっちゃうの。

じゃあそんな私が
どうしてここにいるかって？

ん～なら私がここまで
こられた訳を説明するね！

・＊。・　１ヵ月前　・。＊・

直哉「ゆずー」

ゆず「な、何、あのさぁ、
目立っちゃうから
あまり大きな声で
呼ばないでくれる？」

直哉「あのさ！
俺何度も言うけど
ゆずってめっちゃ
可愛いと思うんだ。
だからさ～
これ受けてみない？」

（え、何々？
ニコラオーディション？
え、これを私が・・・？
何か、世界が違うような・・・）

ゆず「え、えと～とりあえず！
見て分かる通り
こうゆうの私
向いてないから！　ね？」

直哉「向いてるから！
取り合えず推薦しとくね～」

ゆず「あ、ちょ、え、え～!?」

ということで今に至る。

奇跡的に
書類審査が通過。

だけど多分
今回で落ちる。

多分っていうか
絶対落ちるけど。

編集部「次の方～どうぞ～！」

ゆず「し、失礼します！
中学１年生足川ゆずです！」

　　　　　・
　　　　　・
　　　　　・

２次審査終了。

めっちゃ緊張したし
もう落ちた。

最初から分かってたんだけど
直哉が結構支えてくれたし
心残りがあるな～。

・＊。・　１週間後　・。＊・

ピピピピピ

ゆず「はい、足川です・・・」

編集部「ニコラ編集部です！」

ゆず「あ、あ～はい！
私ですけど・・・」

編集部「おめでとうございます！
２次審査通過です！
最終審査は・・・」

ゆず「あ、ありがとうございます・・・？」

編集部「最終審査も頑張ってね～」

ガチャ

・・・ん？

２次審査通過・・・？

あれ？

あ、これあれだ、
寝たら元に戻るやつだ。

よし、お休み～。

・＊。・　次の日　・。＊・

直哉「ゆずおっはよー！
２次審査通過おめでとー！
最終審査も頑張ろうな！
ニカッ」

ドキッ

（ん？　ドキッ？
よく分かんないな～って
違う違う！）

ゆず「私本当に通過したの？」

直哉「え？
違うのか？」

ゆず「いや～あはは」

ん～本当だったか～

どうしよっかな～

ん!?
あれは・・・？

直哉「はい！
落としたよ！」

なつみ「キャー/////
ありがと/////
直哉くんって
優しいんだね/////」

キュルン/////

モヤッ

え？　モヤッ
少女漫画ではこれを・・・

ってまさかな～

ガラガラ

ゆず「おはよ」
（めっちゃ小さい声）

カイラ「ゆず！　おはよー！」

カイラ「昨日さ～・・・」

直哉また
なつみちゃんといる。

何か距離近くない？

もうちょっと
離れた方がよくない？

カイラ「何だよね～って
ゆず聞いてた!?」

ゆず「・・・え!?
何か言った？」

カイラ「・・・なつみちゃんさぁ、
直哉くん狙ってるらしいよ。
早くしないととられちゃうよ！」

ゆず「何いってんの！」

カイラ「いや、直哉くんのこと
好きでしょ？」

ゆず「直哉のことなんか
好きじゃ・・・」

カイラ「ほらさ～
やっぱ直哉君のこと・・・」

先生「はい、座れー」

え？　私
直哉のことすきなの？

え？　え？
何か混乱してきた～。

・＊。・　１週間後　・。＊・

今日は最終審査。

どうやら合格発表は
最終審査が終わった
１時間後にあるらしい。

あ～もう少しだ。

緊張してきた。

ヤバい、
どうしよ、、、

ピロリン

「ゆず～
リラックスだぞ！
頑張れ！」

直哉だ。

・・・よしッ！　直哉！
私、頑張るね！

私の番だ。

「こんにちは！
足川ゆずです！」

　　　　・
　　　　・
　　　　・

・１時間後・

ピピピピピ

直哉「大丈夫だ！
自信をもて！」

ゆず「はい、足川です。
・・・え？
本当ですか!?
あ、ありがとうございます！」

ガチャ

直哉「やったな！
おめでとう！」

ゆず「直哉、ありがとー！」

直哉「ゆず！
ここまで頑張ってくれて
ありがとう！
これ言うの
今しかないよな・・・
ゆず！　俺、ずっと
ゆずのこと好きでした！
俺と付き合ってください、！」

ゆず「・・・！
はい！
よろしくお願いします！」

私たちは無事両思い。

ニコラオーディションも合格。

私を支えてくれた君！

本当にありがとう！

＊ＥＮＤ＊