恋したのは芸能人!?

CAST足川結珠

作者：りあちゃ

2023.04.01

私、ゆず！
オシャレするのと、
恋愛ドラマ観るのが
大好きです！

自分の恋には
あんまり興味なかったけど・・・

★☆★☆★☆★　学校　☆★☆★☆★☆★

なつみ「おはよう！」

ゆず「おはよう！
今日一緒に帰れる？」

なつみ「ちょっと
用事があって無理・・・
ごめんっ！」

ゆず「Ｋ・Ｎ？（久野なつ）」

なつみ「/////////　うん！」

ゆず「じゃあ、
また今度帰ろ～！」

なつみ「うん!!」

親友のなつみに彼氏が出来て
ちょっと焦ってるの・・・
（好きな人いないけどね・・・）

あやか「ゆず、なつみ、
今日予定ある？」

なつみ「今日予定あるー」

ゆず「予定ないよ～！」

あやか「じゃあ、今日遊ぼう！」

ゆず「ＯＫ」

★☆★　あやかの家　☆★☆

あやか「キャー/////
えいとくーん！」

あやか「国宝級!!!」

ゆず「カッコイイデスネ」

あやか「本当に思ってる？」

ゆず「オモッテマスヨー！」

あやか「だよね！
カッコよすぎ！」

あやかは、ニコーズっていう
事務所に所属してる
ニコーマンのエイトくんが
好きなんだって！

あやか「この前、エイトくんが
出てた番組見てたら
『切ない恋のエピソード』特集
があったの！」

ゆず「どんなエピソード？」

あやか「『授業中、好きな彼と
目が合わないのは、
彼が自分の好きな人を見ているから』
ってのがあってさ～！
泣きそうになってきて・・・」

ゆず「ジーンってくるけど
泣くほど感動する!?」

あやか「うん・・・（泣）」

なんて話してると、

（ゆずのスマホ）／ピロン／

ゆず「学校からだ！」

あやか「なんて書かれてる？」

ゆず「えぇぇぇぇ!?」

あやか「何!?」

『修学旅行はニコラランドに
行く予定でしたが、変更となり、
ニコラ放送局の見学になりました。
大変な迷惑をかけ申し訳ありません。
見学する番組
《nicolaミュージック》』

ゆず「ヤッター！
本物の生歌聴ける！」

あやか「エイトくんに会える!?」

ゆず「楽しみ～！」

あやか「うわぁーん」

ゆず「どした？」

あやか「嬉しすぎて・・・（泣）」

ゆず「あはは！
修学旅行、早く行きたいな！」

・＊。・　修学旅行当日　・。＊・

みんな「いってきまーす！」

先生「忘れ物ないか～？」

みんな「はーい」

１つ忘れ物しちゃった。
傘。

あやか「雨降るか分からないし、
もし降ったら、私の傘の中
一緒に入ろ」

ゆず「ありがとう！」

★☆★　ホテル　☆★☆

（あやかとなつみと同じ部屋）

あやか「ニコラツリー
すごかったね！」

なつみ「うん！」

ゆず「明日も楽しみ～！」

あやか「やば！　１０時だ・・・」

なつみ「喋ってたら
先生来る・・・」

ゆず「じゃあ寝てしゃべろ！
小さい声で」

あやか「うん」

ゆず（小声）「でさ～！」

あやか（小声）「マジかー！」

なつみ（小声）「あはは！」

☆★☆　朝　★☆★

ゆず「チーーーーン」

なつみ「チーーーーン」」

あやか「チーーーーン」

カイラ（隣の部屋にいた）
「３人どした？」

あやか・なつみ・ゆず「寝不足です・・・」

カイラ「芸能人から
サインもらうために
色紙とペン持ってきた！」

あやか「先生は、
サインもらう暇ないぞって
言ってたけど
もしかしたらチャンスあるよね！」

なつみ「うん！」

あやか「エイトくん
見えるかもだから
こっそりメイクしよ！
あと、花のピン付けよ！」

ゆず「楽しみすぎ」

☆★☆　テレビ局　★☆★

みんな「ヤバすぎ～！」

先生「静かに・・・」

あやか「幸せ」

ひまり・おおぞら「ニコラミュージック
スタートしました」

みんな（小声）「きゃぁぁぁ～！
顔ちっちゃい！
可愛い、カッコイイ」

みんな（小声）「死ぬ～//////」

あやか「エイトくん、出るかな？」

ひまり・おおぞら「トップバッターは、
ニコーマン！」

あやか（小声）「ぎゃー/////////」

ゆず（ダンス上手いな・・・）

あの人、
すごいオーラ感じるな。
誰だろ・・・

★☆★　番組終了　☆★☆

みんな「やばかった！
BLACKBLUEと
かPINKribbonヤバすぎ～！
ニコーマンもヤバすぎ//////
ぎゃーぁぁぁ//////」

あやか「運使い切った・・・」

あやかは、なんか
エイトくんと
目が合ったらしい・・・

ゆず「良かったね～」

あやか「うん////」

★　☆　★　☆　★　☆　★　☆

先生「ここから自由時間です。
○時○分に○○集合です。
厳守です」

みんな「はーい」

ゆず「あやか～！　いこ！」

あやか「あそこの店いこ！」

★　☆　★　☆　★　☆　★　☆

あやか「雨降りそう・・・」

ゆず「まだ
行けるでしょ！」

★　☆　★　☆　★　☆　★　☆

オワタ

あやかとはぐれた。

濡れる～

ポタ、ポタ

ザーザー｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜

｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜

最悪・・・

サッ

アレ？　晴れた？

たいよう「濡れるよ」

ゆず「え？」

たいよう「さっき、
歌番組の見学
来てなかった？」

ゆず「え!?
覚えてたんですか？」

たいよう「え？　うん！」

ゆず「私も、えっと・・・
覚えてました」

たいよう「名前、なんて言うの？」

ゆず「ゆずです！
えっと、ちなみに・・・」

たいよう「俺、たいよう」

ゆず「バックダンサーの方ですか？」

たいよう「違うよ。俺ね・・・」

「アレ？
たいようくん！」

「本物のたいようくん？」

たいよう「あっ、傘どうぞ」

ゆず「えっ・・・
ちょっと待って・・・」

たいよう「コレ」

ゆず「え!?」

タッタッタッ

なんか、紙渡された。

どっか行っちゃった。

お礼した方がいいかな。

紙、なんて
書いてるのかな？

―――――――――――――――
時間あったら電話して。
○○○‐○○○‐○○○
　　　　　　　　　　たいよう
―――――――――――――――

たいようって
バックダンサーの人かな？

あやか、知ってるかも。

あやか「ゆず～！
ここにいたの！」

ゆず「あやかー！
やっと会えた！」

あやか「あと少し時間あるから
店回ろ。
その傘どうしたの？」

ゆず「ニコーマンの
バックダンサーで
たいようって人いる？」

あやか「ニコーマンに
たいようくんいるよ。
今日、バックダンサー
いなかったよ」

ゆず「じゃあ、この傘は
そのニコーマンの
たいようくんって人の傘!?」

ゆず「有名な人が
私に傘渡すわけないもんな」

あやか「ちょうど
スマホ持ってるし、
電話してみよ！
時間あるから、」

ゆず「うん」

プルプル

たいよう「はい。犬飼です」

あやか「犬飼たいようって
ニコーマンにいる！」

ゆず「傘、ありがとうございました」

たいよう「○日○時○分
○○○来てください！」

ゆず「はぃ・・・」

プープー

あやか「声本物！」

ゆず「そっか」

なんだろ。

修学旅行
集中出来ない気がする・・・

あやか（電話しようかな）

★　☆　★　☆　★　☆　★

みんな「ただいま！」

修学旅行
集中出来なかった（笑）

・＊。・　当日　・。＊・

たいよう「ゆずさん。
来てくれて
ありがとうございます！」

ゆず「はい・・・」

たいよう「LINE交換して
いただけませんか？」

ゆず「別にいいですよ」

たいよう「ありがとうございます！」

ゆず「あの、なぜ私に・・・」

たいよう「好きなんです」

ゆず「え？」

たいよう「一目惚れして。
多分初恋です」

ゆず「私に？」

たいよう「はい。
好きなので
連絡先知りたくて」

ゆず「それは、告白？」

たいよう「はい。でもまだ
付き合うとかは別に・・・
それよりももっと
ゆずさんのこと知りたくて」

たいようさん
カッコイイのに、
私なんかに
恋するわけないじゃん。

しかも初恋とか。

ゆず「たくさんの女の人と
話したことないからじゃないですか？
もしかしたら、友達として
どんな人か気になってるだけとか・・・」

たいよう「じゃないです」

ゆず「・・・、
でも私、たいようさんが
どんな人か知らないし、」

恋とか頭になかった・・・

たいよう「なので、
どんどん知りたくて・・・」

ゆず「ありがとうございます。
じゃあお互い知りましょう！」

こんなに
お話してくれてるからな・・・

たいようさんのこと知ろう！

★　☆　★　☆　★　☆　★　☆

それから毎日
LINEでお話したし、

電話もした。

とっても優しくて、
気さくで、明るくて、
一緒に話して楽しかった。

もしかして・・・恋？

★　☆　★　☆　★　☆　★　☆

たいようさんは
芸能人だから
外では会えない。

・＊。・　電話　・。＊・

たいよう「で、その後・・・
ゆずさん？」

ゆず「・・・」

たいよう「どうしたの？」

ゆず「好きです//////」

たいよう「俺のこと？」

ゆず「好き」

たいよう「ヤッター！」

ゆず「///////」

思わず言っちゃったけど、
こんなに恥ずかしいんだ。

なつみもなつくんに
告白したって言ってたけど
すごいな・・・

たいよう「改めて
僕から言わせてください！
ゆずさんのことが好きです」

ゆず「私も好きです」

たいよう「よろしく！」

ゆず「うん！」

★☆★ＥＮＤ☆★☆★

実は・・・
ゆず達が見学中。

たいよう（あの子可愛い。
この曲をすごく
楽しんでくれてる）

☆★。：゜・＊：゜・★。

たいよう「エイト、あの子に
話しかけてみたい・・・」

エイト「あの子達まだ
近くにいると思うから
探してきてみ」

たいよう「なんて言えば・・・」

エイト「さっき来てた人だよね！
みたいなノリがいいんじゃない？
急に連絡先交換してっていったら
引かれるかもだから
電話番号渡した方がいいかも。
もし、電話してくれたら、
連絡先交換しよみたいな」

たいよう「ありがとう。
行ってくる」

エイト「頑張れ」

たいよう「うん」

たいようなりに
努力していました。

エイト（花のピンつけてる子
可愛かったな・・・
俺もいこう）

あやか「ゆず～！」

エイト「あの・・・」

（なんか困ってる・・・）

あやか「エイトくん!?」

エイト「どうしたの？」

あやか「友達とはぐれてて」

エイト「俺も探すよ」

★　☆　★　☆　★　☆　★　☆　★

エイト「あの子そうじゃない？」

あやか「あの子です！
ありがとうございました」

エイト「コレ」

あやか「え？」

タッタッタッ

あやか「なんだろう。この紙」

（電話番号かかれてる）

もうひとつの恋も
実るかな？・・・/////