思わず「好き」って書いちゃいました

CAST足川結珠

作者：★ニココハ★

2022.08.09

私、足川結珠です。
習字教室に通っています。

リミ「おはよー！　ユズ」

ユズ「リミ、おはよ！」

リミ「今日は、
何を書くんだろうねー？」

ユズ「わかんないけど・・・ｗ」

～　習字教室に入る　～

ルワ「ユズ、おはよう」

ユズ「お、おはよ」

リミ「ユズ、行くよ！」

先生「今日は、
好きな字を習字にして
書いてもらいます。
２文字のものにしてください」

ユズ「えーー！」

先生「足川さん。
どうしました？」

ユズ「いえ。
なんでもありません」

先生「では、静かに
書き始めてください」

やばいなぁー！
なんて書こう。

（小さな声）

リミ「ユズー！　ユズー！」

ユズ「リミ!?　どーしたの？」

リミ「何にする？　同じの書こ！」

ユズ「いいよ！」

リミ「でも、やっぱり
自分で決めよう！」

ユズ「・・・分かった」

やばいよ！
もう、書いちゃお！

ルワ「ユズ、何書いたの？」

ユズ「なにも！　ルワは？」

ルワ「やっぱり、
『青春』って書いたよ」

ユズ「ふーん」

もう、何にしよ？

あ、もうすぐ
締切になっちゃう。

ルワ「上からいい？
何書くか迷って
いるんでしょ？」

ユズ「い、いいよ」

ルワ「ゆず、
少し目をつぶって」

ユズ「分かった！」

・＊。・　数分後　・。＊・

ルワ「目を開けていいよ！」

ユズ「えっ？　『好き』」

!?
えー？　なんで？

どういうこと？
えー？　えー？

ルワ「ユズ、
ずっと好きだった。
俺と付き合って欲しい」

ユズ「う、うん。
私もルワのこと
好きだった」

わぁー！
付き合っちゃうの？
私たち。

私は、今日の出来事を
リミに伝えた。

リミ「よかったね！
ユズ、おめでとう!!」

ユズ「ありがと/////」

リミ「私も言うね。
私も、タイヨウと
付き合ってるの！」

ユズ「えーーーー！
そうなんだ」

リミ「昨日のことだから、ね」

ユズ「おめでとう!!
なんか、すごいねｗ」

リミ「うん！」

ルワ「ユズー！　帰ろ～！」

ユズ「リミいい？」

リミ「もちろん！
いってらっしゃい/////」

ユズ「ありがとう」

ユズ「今行くね！」

ルワ「今日からよろしく！」

ユズ「もう！　照れくさいよ」

ルワ「ユズ、大好き/////」

ユズ「私も！」

私たちの恋は、
習字のおかげで実った！

これからもよろしくね。ルワ。

＊ｅｎｄ＊