僕らの恋ははじまらない

CAST足川結珠

作者：るーれ

2022.04.29

ゆ「私はレン先輩のこと・・・
好きです!!」

れ「ありがとう、
そういうふうに言ってくれて
嬉しいよ、ゆずさん。
じゃ、また明日」

先輩は
何もわかってない。

私は恋愛での好きって
言ったのに・・・

私の言葉はレン先輩に
届かなかった。

とはいえ、レン先輩は
３年の宮本先輩が
好きだから
両思いなことは
なかったけど。

でも、、、

ゆ「レン先輩、
私はあなたが、、、」

・＊。・　次の日　・。＊・

あやか「ねぇゆず知ってる?!
３年の宮本先輩と
はあと先輩が
付き合いはじめたって!!」

ゆ「えっ、
宮本先輩って
あの超絶美人の？」

そっか。
昨日レン先輩は
それでショックを受けて、、、

言われてみれば
昨日様子が
おかしかった。

ねぇ、レン先輩それなら
私と恋を初めない？

・＊。・　放課後　・。＊・

ゆ「ねぇ、レン先輩。
好きです」

れ「ゆずさん？」

ゆ「私はレン先輩に
恋してます。
私と恋をはじめませんか？」

お願い、
いいよっていって、、、

れ「ねぇ、ゆずさんは
知ってる？
宮本先輩」

私は返事をする代わりに
頷いた。

れ「俺、好きだったんだ。
失恋しちゃったけど」

ゆ「知ってました。
レン先輩が
宮本先輩を好きなこと、、、」

れ「あれ？
バレちゃってたか、、、」

そんな寂しそうに
笑わないでください。

れ「振られたけど、
まだ俺は彼女が
好きなんだ。
だから、ごめん」

それからのことは
あまり覚えていない。

（レン先輩、なんでよ。
宮本先輩はもういいじゃん、
ダメだったんだから!!
私を見てよ・・・）

私たちの
恋ははじまらなかった。

＊ｅｎｄ＊