1周回った恋のキューピッド

CAST高比良 由菜高比良 由菜

作者:みなな

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.02.08

私はゆなな。
高校2年生。





好きな人は・・・
います///





同じ部活の先輩の、
内田レン先輩!!





ちなみに、
私はテニス部!!





レン先輩は
部活のエースで、
大会では絶対優勝する
っていうくらい強いの。





しかもイケメンだから、
もう女子にモテまくり!!





でも、あきらめられ
ないんだよね・・・





とりあえず
学校行きますっ!













・:*+・ 学校 ・:+*・





ゆなな「みんな、おはよ~」





アリサ「おはよう~」





この子は
親友のアリサ!





姫っぽいふわっとした
可愛さで、ほんとに
ほんとに可愛いの~。





ゆなな「アリサ! おはよ!」





アリサ「ゆなな~
相談があってさ・・・
今いい?」





ゆなな「全然まるだよっ!」





アリサ「じゃあ
廊下行こ~」





私たちが
話をするときは、
大体廊下の端っこの
非常階段の前って
決まってるの!!





人があまりいなくて、
静かで日当たりが良い
穴場なんだっ!





ゆなな「相談ってなに~」





アリサ「私・・・
先輩に告ろうと
思ってさ・・・」





ちなみにアリサにも
好きな人がいるんだっ!





アリサの好きな人は、
テニス部の南ルワ先輩!





アリサは美術部だから、
あまり接点が
ないらしいんだよね~。





ゆなな「まじ!!
応援するよ!」





アリサ「でもね・・・
直接言う勇気が
出なくて、ゆななっ!
一生のお願い!
代わりに
言ってきてくれない??」





ゆなな「そっか・・・
って、私が言うの!??」





アリサ「お願いできるかな・・・?」





そうしてアリサは
上目遣いで
こっちを見てくる。





ゆなな「もう!
そんな可愛い顔で
見られたら
断れないじゃん!!
じゃあ今日の部活の時に
言っておくね」





アリサ「ゆなな~~!
ありがとう泣」





ゆなな「うん」





アリサ「ゆなな大好き~」





ゆなな「もう! アリサは
これだから~
放っておけないんだよぉ~」





アリサ「へへ。
ありがと!」





ゆなな「はいはい。
もうちょっとで
チャイムなるよ~。
教室もどろ!」





アリサ「うん!」













・:*+・ 放課後 ・:+*・





アリサ「ゆなな、
よろしくね」





ゆなな「うん」





私は部活に向かった。





レン「よっ」





ゆなな「わ! レン先輩!
お疲れ様です!」





レン「うん。
今日もがんばろーな」





ゆなな「はいっ!」





わぁぁあ!
最高のファンサ
いただきましたっ!笑





今のは
かっこよすぎだ~。





ルワ「こんにちはー」





ゆなな「あっルワ先輩!
こんにちは!」





ルワ「今日高比良
準備当番だから。
忘れるなよ~!」





ゆなな「はいっ!
あの・・・」





ルワ「なに?」





ゆなな「ルワ先輩に
話があって・・・」





ルワ「いいよ。
俺も準備当番だから。
準備しながらね」





そして私とルワ先輩は
テニスコートに
向かった。













・:*+・ テニスコート ・:+*・





ルワ「話って?」





ゆなな「あの、私の親友の
アリサが・・・」





ルワ「アリサちゃんが!??
なんて?」





ゆなな「ルワ先輩のことが
好きだって。
付き合っ」





ルワ「え??? ほんと!?
やばい!」





ゆなな「あの、
話してる途中です」





ルワ「あっごめん」





ゆなな「付き合って
欲しいって。
言ってました」





ルワ「ドッキリ?」





ゆなな「違います!笑」





ルワ「あっえっと・・・
しょうがないから
付き合ってやるよって
言ってたって
言っておいて」





ゆなな「わかりました。
めっちゃ喜んでたって
言っておきます」





ルワ「えっちょっ・・・」





ゆなな「早く準備しますよ~
先輩」





ルワ「はっはい・・・」





これでルワ先輩と
アリサはカップルか~。





まだアリサは
知らないけどね。





ルワ先輩、前から
アリサのこと
好きだったんだね。





まぁ、そういう噂は
あったけど。





まぁ、アリサの告白が
成功して良かった!!













・:*+・ 翌日 ・:+*・





アリサ「おはよう~
ゆなな~」





ゆなな「おはよ」





アリサ「どう・・・だった?」





ゆなな「・・・」





アリサ「えっもしかして・・・」





ゆなな「OKだってよ」





アリサ「よかったぁ・・・」





ゆなな「よかったね!」





アリサ「うん!
ゆななありがと~」





ゆなな「うん」













・:*+・ 更に翌日 ・:+*・





?「ゆなな先輩っ!」





後ろから
声をかけられた。





ゆなな「なんですか?」





同じ部活の後輩、
近藤アキだ。





アキ「あの、ゆなな先輩に、
頼み事があって・・・」





ゆなな「なんでも言って~」





アキ「あの、ゆなな先輩と
同じクラスの、
ハアト先輩に
告白を伝えてほしくて」





またそれ~?





アキ「ゆなな先輩に
頼むと結ばれるって
言う噂があるので・・・
お願いできないでしょうか?」





ゆなな「噂??
なにそれ?」





アキ「アリサ先輩から
回っているそうですよ」





ゆなな「もう~
アリサのやつ~」





アキ「お願いできますか?」





ゆなな「わかったわかった。
言っとくねー」





アキ「ありがとうございます!
よろしくお願いします!」













・:*+・ 教室 ・:+*・





ゆなな「ハアト~」





ハアト「なに?」





ゆなな「ちょっとこっち来て」





ハアト「いいけど」





ゆなな「あのさ、後輩の
近藤アキちゃんが
ハアトのこと好きだって。
付き合ってだって」





ハアト「まじ?
いいよって
言っておいて」





ゆなな「軽いな~笑
まぁ伝えておくね」





ハアト「ありがと」













・:*+・ 放課後 ・:+*・





アキが教室に来た。





今日は
部活はないのだ。





アキ「先輩っっ!
どうでしたか?」





ゆなな「いいよだって」





アキ「ほんとですかぁぁ!
やった!」





ゆなな「じゃあ私は帰るねー。
ハアトまだ教室いるから
一緒に帰ったら?」





アキ「はいっ!
ありがとうございます!」





ゆなな「じゃあまたねー」





アキ「さようならっ!」













・:*+・ 翌日 ・:+*・





いつも通りにアリサと
廊下の端っこで
私は話していた。





アリサ「そういえばさ~
ゆななの噂めっちゃ
広まっちゃってるよ~」





ゆなな「え! なにそれ!?」





アリサ「ゆななには
伝わってないかな~?」





ゆなな「あ・・・
あれのこと?」





アリサ「ゆななに
告白を頼めば
その恋は成就するって
いう噂!!」





ゆなな「もう!
それアリサが
回したんでしょ?
やめてよ」





アリサ「え!
私じゃないよ~。
なんか、私が
頼んでたとこを
誰かが見てたらしくて・・・」





ゆなな「それで
回されたってことか!
もう~」





アリサ「あっもう
チャイムなるよ!
戻ろ!」













・:*+・ 放課後 ・:+*・





ルキ「ゆなな~
頼み事がある!」





ゆなな「いいけど」





またあれじゃないかな?





ルキ「私、同じクラスの
ナオヤくんが好きで、
告白頼んでもいい?」





またこれか~泣





ゆなな「いいよ~」





私、頼まれたことは
断れない性格なんです!泣





ルキ「ありがと!
よろしくね。
バイバーイ」





   ・





   ・





   ・





ナオヤ「あっ高比良。
探したよ」





ゆなな「あっ紀田!
私も探した!」





ナオヤ「俺から話して良い?」





ゆなな「いいよ」





ナオヤ「あのさ、俺、
後輩の伊藤しゃのん
って子が好きで、」





いや~な予感。





ナオヤ「高比良
テニス部だろ?
しゃのんちゃんも
テニス部なんだ。
告白頼む!!!」





ゆなな「あ~まぁ、
いいけど。
言っとくね」





やばいやばい!
こんなの言えないじゃん!
ルキちゃんごめん!





   ・





   ・





   ・





しゃのん「あっ先輩!
こんにちは!」





ゆなな「あっ、
しゃのんちゃん~」





しゃのん「話があって・・・」





ゆなな「なになに?」





しゃのん「私、ゆなな先輩と
同じクラスの
よしと先輩が好きで、
告白頼みます!」





ゆなな「あ~は~
どうしよ」





しゃのん「お願いします!」





ゆなな「あ~~
じゃあ言っとくねー」





   ・





   ・





   ・





よしと「高比良ー」





ゆなな「はい?」





よしと「頼み事
あるんだけど
よき?」





このパターンは・・・





ゆなな「う、うん」





よしと「俺、テニス部の先輩の、
メアリ先輩が好きなんだ」





ゆなな「はぁ」





よしと「告白頼んでもよき??」





ゆなな「はぁ」





よしと「よろしくー」





   ・





   ・





メアリ「あの、
ゆななちゃん?
だよね?」





可愛くて
大人っぽい先輩だ。





ゆなな「あの、
どなたですか?」





メアリ「あっメアリです!
3年の! 林メアリ!」





ゆなな「あ~私は
高比良由菜です。
ゆななって
呼ばれてます」





メアリ「初対面で
申し訳ないんだけど・・・」





ゆなな「はい」





メアリ「頼み事があって」





またこれか。





ゆなな「はい」





メアリ「私、ゆななちゃんの
クラスのレオンくんが好きで、
告白頼んでもいいかな?」





ゆなな「はい。
わかりました」





メアリ「ありがとう~」





   ・





   ・





   ・





レオン「高比良さん!」





ゆなな「はいっ?」





レオン「頼み事があるんだ。
いいかな?」





ゆなな「もうやだ~」





レオン「どうした?」





ゆなな「いや、ごめん、なに?」





レオン「俺、ルキちゃんの
ことがすきで、
告白頼む」





ゆなな「はぁ。
わかりました」





レオン「ありがと。
よろしく」





まってまって
まってまって!





えっとえっと・・・





ルキちゃんは
ナオヤのことが好きで、





ナオヤは
しゃのんちゃんが好きで、





しゃのんちゃんは
よしとのことが好きで、





よしとは
メアリ先輩のことが好きで、





メアリ先輩は、
レオンくんのことが好きで、





レオンくんは
ルキちゃんのことが好きで、





ルキちゃんは
ナオヤのことが好きで、





ナオヤは
しゃのんちゃん・・・





ってぐるっと1周
回ってるじゃん!





無限ループだよこれ!!





え?
どうしよどうしよ。





みんなに回って
言いに行く?





でも、もう忘れたし!!





ゆなな「どうしよ。
どうしよ~」





レン先輩「高比良、今までの
全部聞いてた。
人のことなんか
後回しでいいよ。
今は自分の恋を
全力で楽しめ」





レ、レン先輩っ!





ぽっ





私のほおは
赤く染まる。





ゆなな「はっはいっ!」





高校2年生、
高比良由菜、





この恋、全力で
楽しみますっ!











・:*+・end・:+*・

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